折れそうな心の鍛え方(日垣 隆)を読む。

折れそうな心の鍛え方 (幻冬舎新書 ひ 1-3)
折れそうな心の鍛え方 日垣 隆
日垣 隆さんの新刊本。日垣さんの本は半分くらいチェックしてる。日垣さんのことを始めて知ったのは、科学系のラジオだった気がする。日垣隆という人にはアンテナを向けてるんだけど、本の分野の幅が大きくて、手に取るまではいかない本が半分くらい。最近連続で著書を出している。僕が一番興味を持って読んだのはこの本。内容は目次を見ればだいたい想像がつくと思うけど、アマゾンを見るとなぜか目次が載っていないので、興味がある人は日垣隆さんの公式サイトの折れそうな心の鍛え方:目次を見るとよいです。
最初に書かれている
「医療関係者のみなさん、しばらく黙っていてください」
目次を見て、この1文がインパクトあります、手にとって目次を見て本を買うか決める人は多いと思います、僕もその1人です。その目次の最初にこういう文章が書いてあるとよし!買おうと思っちゃいますね。

以下、目次からと私が印象に残った箇所のメモ

3 会社に行けずディズニーランドは楽しくても、自分を責めない
これ昔は辺にまじめだったから、できなかった。最近は結構割り切って行動できるようになってきました。

6「イヤ」の理由を分析すると、解決策が見えてくる
何事も原因がわからないと延々と逡巡を繰り返して、だんだん弱っていくんですよね、これも子供の頃は自覚することができてなかった。

7 自分がどの手のトラブルに弱いのか知っておこう
苦手なことを自覚しておけば事前に対策が立てられるから、大丈夫だという、これは自分の長所と短所についても同じことが言える。

15「何だか不安」は「何が不安か」が分かっていないから
これは6,7にも共通する、漠然とした不安って掴みどころがないからじわじわ人間の体力を奪っていって精神から肉体まで弱らせていくんですよね。具体的に何が不安なのかを探ったりするのには紙に手で文字を書くことがよい、とはよく言われることで私も大人になってから実行するようになりました。これを子供の頃から習慣として身につけていれば人生大分変わった気がしなくもないです。

16「自分のつらさは特別」という思い込みをぶち壊す
子供の頃や、視野が極端に狭くなった時は、こういうことを思いやすい。わかってくれようとする人や、心の底から安心できるような人が側にいれば大分違ったろうな、と昔を振り返って思う。

19「忘れる」「取り戻す」「埋め合わせる」で喪失を乗り越える
自分の経験に当てはめると最初の恋愛で喪失感を味わった時、今振り返るとこの3つが役にたったなぁと思う。当時は余裕がなかったから、今になってそう思うだけだけども。今度似たような体験をしたら、前回よりは上手く対処できるとは思う。

20 一発逆転を狙わず、やれることは全部やる総力戦で
これは本の内容とはずれるけども、株の話を思い出した、株でも一発逆転を狙うとロクなことがない、精神的に冷静さを失って無茶なリスクをとってレバレッジをかけて一つの下がり続ける株をナンピンしたり。逆に自分にできることをすべてやると、分散効果で精神に余裕ができて、いい循環を生まれやすい。

23 「始めるためのハードルを下げる」工夫に力を注ごう
物事を上手くやるためには、できることをやる、できそうもないことはできることに変えてやる。
そのために、分量を細かく分けたり、具体的にとっつきやすい作業に落とし込んだり、心理的なハードルを下げてやる。
これは最近いろいろ気をつけているので、よく理解できる。

25 ぼんやり見ているテレビはエネルギーを奪うのでご用心
私の場合は普段はテレビの電源ごと抜いて、自分の意思でちゃんと判断してみるときだけコンセントを繋いでいます。
以前はコンセント抜いてもすぐつけるから意味ないと思ってました。それが意思の力でコントロールできるようになったのは、他にテレビを見ることより気持ちよいと感じるやりたいことができたからだと思う。

29 占いのためだけに台湾旅行をしてみる
これは日垣隆さんらしいなと思った。変な常識じゃなくて、自分の体験と自分で考えてことを大切にしてるのがよくわかる。
例えば、散歩が嫌になった時、何が嫌なのか考えてみて、近所の人と顔を合わせるのが嫌だとわかったら、他で散歩すればいい、みたいなことも他の箇所で書かれていた。こういう合理的な考えをしてもいいんだ、といわれると楽になる人って結構たくさんいると思う。

31 「給料以外に稼ぐこと」がストレスを減らす鍵になる
収入が分散されることの精神的なものに与える影響が大きいのは自分自身よく実感している。日常生活を送るのに困らない収入とされに収入先の分散ができれば大分違うと思う。

39 自分への期待値が高すぎる人は挫けやすい
自分にできないことに手を出して自滅する人・・・、自分自身に心当たりがあるので、痛いです。要は自分のことを客観的に見つめて、適したこをやろうってことで、太刀打ちできないことに挑戦しても、時間の無駄になるだけじゃなくて、さらに卑屈になったりしてマイナスの効果まであるんですよね。

40 「やればできるけど苦手なこと」は無理してやらない
この辺は気づいてるけど、まだ実行まではできていない。得意なことでまだ成功してないから、保険として、苦手なこともやってしまっている感じ。

41 「人に任せられること」は自分で思っているより多い
これも上と同じで、人に任せるのが不安だから、自分でいろいろやってしまう。一度ちゃんと任せてしまえば、こんなもんか~って感じで上手く行きそうな気はする。

46 迷ったら縦軸・横軸の四分割で考えるとうまくいく
日垣さんは飛行機に乗るときの経験談を書かれていた、私は買い物するときに無駄に悩まないように時々使ってます。

49 一パーセントの可能性にかける潔さをもつ
このタイトルがいい。1パーセントでも可能性があるならかけて、駄目だったらあっさりあきらめる。
そういう行動をしている他人をみると、魅力的なんですよね、自分がやるとなると難易度高いですけど。

目次を見直しながら、本の内容を思い出して、思いつくままにメモを書いてみたらどんどん言葉が出てきた。たぶんこの本に書いてあることが生の情報として自分自身の経験とマッチする部分が多いから、刺激されたんだろうと思う。

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