村上龍の「歌うクジラ」、一気読み


歌うクジラの表紙。凝った作りになってる。前作と同じく鈴木成一デザイン室によるもの。プラスチックのカバーをはずすと出てくる模様はシーラカンスに似てる気がした。

村上龍の久しぶりの新作「歌うクジラ」を週末に読み終わった。
久しぶりの新作でしかも、村上龍らしい小説でとても面白かったです!

アマゾンのレビューを見ると、変態度が増している、と書いている人がいて笑ってしまった。

ちなみに、amazonの歌うクジラのページでは村上龍の歌うクジラに関するロングインタビューの動画が見れる。
ずっとアキラを移動させ続けると決めていたとか、
出会うことはそれだけで生きていること~という話が良かった。

前作の「半島を出よ」には、延々と説明が続く部分があり読むのがつらい部分が多かったんだけど、新作の「歌うクジラ」はその手の読むのがしんどい(けど必要な)説明部分がわりと少なくて、「半島を出よ」よりはスラスラ読めた。それでもある程度は読むためにエネルギーがいるから、こういう小説がある程度売れる日本は凄いのかもと思う。

村上龍の小説はいいなぁと改めて感じさせられた新作でした。

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