イージス艦とか

イージス艦はなぜ最強の盾といわれるのか 圧倒的な防空能力をもつ戦闘艦の秘密 (サイエンス・アイ新書)
イージス艦はなぜ最強の盾といわれるのか 圧倒的な防空能力をもつ戦闘艦の秘密 (サイエンス・アイ新書)

この本なかなか面白かった。
サイエンスアイ新書は目次が細かいのと、見開き2ページで一つの話が完結してるのがいい。

イージス艦という名前はよく聞くけど、何が凄いのかよく知らなかったので、最近海洋関連でいろいろニュースが出ていることもあり、この本を読んでみた。こういう兵器は現実にこの世界に存在しているんだから、見て見ぬふりするのもよくないなぁと思ったり。

そういえば関係ないけれど、以前マカオの企業がウクライナから建設途中で放置されてスクラップ状態になった空母を、洋上カジノにするという建前で買っていたけど、その後大連のドックに移されて、今月中国のニュースサイトに最新の写真が出てたのを見ると修理が結構進んでるみたい、あんな今にも沈みそうだったサビサビの空母をよく修理するもんだと、技術的にどうやって錆びとかを直すのかとか、その辺にも興味あり。

で、イージス艦のイージスというのは、ギリシャ神話に出てくる最強の盾の名前とのこと。調べてみると、ギリシャ神話の中で、このイージスという盾は、途中で、相手を石化させる能力を持つメドゥーサの頭を埋め込まれることで、戦闘相手から身を守るだけでなく、相手を石化させる能力まで備えてさらにレベルアップしたんだとか。。イージス艦の能力にピッタリで名前付けた人上手い。

イージス艦の能力は、高性能のレーダーが最大の特徴で、これを使って複数の敵を同時に把握して、さらに同時に複数の相手を攻撃でき、これらを全自動でできるということらしい。船の外側にくっついてる多角形のレーダーは強力で出力によっては人体に害がでるんだとか。

この本を読んで一番へぇ~と思ったのは、レーダーの話。船の上とかで、グルグルと凄い速さで回っているレーダーがあるのを見るたびに、なんかローテクっぽいと思ってた。あれだとレーダーが目的の反対側を向いているときには、目的の物の動きを把握できないらしい。映画とかでレーダー画面をみると時計の秒針みたいな線が、グルグル回っていて、その線が通るたびに、飛行機の影がぴこぴこ動く。なんでリアルタイムで完全に動きを追えないのか不思議に思ってた。
イージス艦についているレーダーは四方の壁に固定されていて、さらにその中に小さな素子が数千個ならんでいて、途切れなく、360度、目標の動きを追えるようになってるらしい。

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