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中国上海での初任給とか生活費

中国の上海で働いている中国人にいろいろ気になっていたことを根掘り葉掘り聞いてみた。特に上海の生活費について教えてもらった。上海に住んでいる駐在員や現地採用の日本人の生活費については情報があるが、普通の中国人の大卒の生活費は見つからなかったのでメモ替わりに書いておく。

以下1元=16円で計算(最近の円安で急激に円換算した時の給料が騰がってるのがよくわかる)
普通の一般的な大卒1年目で、一人暮らし、生活費をできるだけ抑えた場合どのくらいになるか?を聞いた。

  • 大卒の初任給は月給4000元(65,000円)。
  • 保険等引かれ、手取りは3500元(56,000円)
  • 税金は3500元~なので、月給4000元ならほとんど税金はかからない(本人も記憶が曖昧でたぶん3500元からと言っていたのでこの情報は正確か不明)。
  • 一人暮らしする場合、上海なら部屋は最低1,000元(16,000円)~ただしこれは本当の最低レベルの部屋
  • 一人暮らしなら25平方メートルあれば十分
  • 通勤は1時間程度が普通
  • 水道光熱費 150元(2,400円)
  • 食費 800元(12,800円)、自炊した場合。食費は安くするなら自炊一択。
  • 交通費 200元(3,200円)、上海の地下鉄は他と比べて高い。

これで、残り1,350元(21,600円)

これは家賃を最低限にしていて、実際はもっと掛かることが多いので、この給料だと貯金をする余裕はないとのこと。イメージ的に大学卒業したばかりの人は、誰かとルームシェアしてると思ったけど、もちろんそういう人も多いが、一人暮らしも割りといるらしい。

部屋を探す場合は、ネットで探すのが普通だが写真は偽物が多いので、電話して直接見に行って確認する、不動産の仲介業者にはよいイメージがないとのこと。

部屋を借りる場合に使うサイトも見せてもらったが、個人が持っている部屋を直接貸す、という人も多くて、その点が日本と違うなぁと思った。いろいろ違いがあるので基本面白い。

中国でのレストランの使い方

上海で人気のレストランに行くと、お店の前に人がずらっと並んでいる。そういうレストランに行くと、受付で順番待ちの番号が書かれたカードを渡されて、何番目か?とだいたいの待ち時間、を教えてくれる。外でも待ってるくらいだから、1時間待ちとか普通で、その間他の場所に行って時間を潰すことになる。

なんで、電話予約できないのか不思議だったので、中国人に聞いてみたら、ああいう凄く人気のお店はたいてい電話予約は受け付けていなくて、店頭での受付のみとのこと。電話予約ができるのは、高級店、高級店はいくらかというと500元(1人9000円くらい)以上からとのこと。安価なお店でも、そこまで人気がなくて、普通のお店なら電話予約できるとのこと。

日本人の感覚だと、人気のお店に行くと、店員がなかなか来ないから、注文と支払いに手こずるんだけど、これは中国人にとっても同じらしく、ああいう時は、大きな声で少し怒って対応しないと駄目だよ、自分の順番が回ってこないから、と言われて、なるほどねと思った。

中国での友人関係とか

この前、80后の中国人と話していて、「友人」の考え方が、日本とは違うことに気づいた。
その人は、米系の外資系企業で働いた後、日系企業で働いている人で、人間関係の違いにも敏感だった。
その人が言うには、友人には二通りあって、1つは、家族とかと同じ繋がりにあるもので、小さい時からの同級生などがここに入る。この友達は、長い間連絡を取っていなくても、メリット・デメリットなしで付き合える関係。

もう1つの友達はメリットを考えて付き合うもので、別にそれほど仲が良くなくてもよくて、何か困った時があったときに、利用できるメリットがある人がここに入る。そんなに仲が良くないなら、友達じゃないんじゃない?と聞いたら、何かあった時に、利用できるでしょ?、と言っていてなるほど、と思った。中が良くないのに、頼み事はしづらい気もするんだけど、そこは持ちつ持たれつっぽい。利用という言葉を使うと印象が悪いけど、日本みたいのんびりしていても、そこそこ生きていける世界と違って、中国は競争が厳しいから、これは生きるための知恵なんだろうと思った。あと、友人内でお金の貸し借りをするのが割りと多いのも特徴で、その人も何度か友人に貸したことがあり、返ってこなかったことも何度かあるらしい。

よく中国は友人を大切にする、というけど、これは主に2つ目の関係が日本とは違うからで、友人の範囲の違いが関係しているように感じる。今までなんとなく、もやもやしていたのが、その人の話を聞いて少し整理できた。

中国語のリスニングに役立つサイト

英語の方で毎日ニュースを読んでいて、とても役に立つとわかったので、中国語の方も同じような短いニュース記事がないか探してみたら以下のサイトが良かった。中国語スクールの教材のようだけど、誰でも自由に無料で使うことができる。

リスニング「時事中文」

音声が微妙にクリアじゃない点が少し残念。全部で数百はあるけど1記事は短いので、全部読んでしまうつもり。
以前知り合いから、このサイトをオススメされていたんだけど、その時は中国語のレベルが低すぎて全然手が出なかったので、使わなかった。今だとだいぶ分かるようになったので、読んで聞いて面白いし役に立てることができる。この差がどこから来るかというと、知っている単語の数で、前は知らない単語が多すぎて取っ掛かりすらつかめなかったのが、今は基本的な単語はわかるので、話の流れがある程度わかり飽きにくいってことだと思う。改めて語彙力は大事だと思った。今の語彙力はまだ3000語を超えていないから、意識して語彙力を増やすようにしている。もうちょっと語彙力が増えたらあまりストレスなく使えるレベル、に手が届く感触はあるので、このまま続けていこう。

中国の通販サイトとかクーポンとかのメモ

昔は中国で通販、というと淘宝網(タオバオ)一択だったらしいけど、今は競争相手がたくさんある。タオバオはCtoC(個人対個人、今は天猫というBtoCもある)だけど、以下はすべてBtoC(企業対個人)のサイト。

京東商城(京东)
タオバオに続く2番手。急成長して2013年の売上は693億元、日本円で1兆円を超えている。それでも最終利益は赤字。自社で物流網を持ち、配達員も自社の社員。なので配達が早く、配達員のサービスも他よりいい。返品等のアフターサービスもいい。日本だと想像しにくいけど、中国には無数の配達業者があって、通販(中国のアマゾンでも)で商品を買っても部屋まで届けてくれず、電話がかかってきて、家の近くの○○まで取りにくてください、と言われることがある。商品は家電がメインで価格も安い。

蘇寧電器(苏宁电器)
実店舗をもつ中国最大の家電量販店。南京で創業。日本のラオックスを買収したのもここ。京東商城に遅れてネットに進出。蘇寧易購(苏宁易购)というネットストアを開設。売上は2012年が183億元、2013年が230億元、約4000億円くらい。実店舗を2013年は100店舗ほど閉店している。

1号店
网上超市(ネットのスーパーマーケット)と公式サイトに書いてあることからわかるように、食料品がメイン。買い物の合計金額が100元(1700円くらい)以上だと送料が無料になる(場所によっては無料にならない地区もある、僻地とか)。なので会社で女性が何人かで、まとめてお菓子を注文して、会社に届けてもらってわける、なんて使い方がされている。2013年の売上は68亿元、約1100億円。

中国アマゾン(亚马逊)
中国ではシェアが低いアマゾン。若くて、こっち方面の情報に敏感な人は使っている感じ。売っている物は偽物がないけど、価格は高い、本については、アマゾンに無かったら他の場所にもない、というイメージらしい。キンドル端末は日本の方が安いから、一時期日本で買って中国で転売するという商売が流行っていた。中国単独でのアマゾンの売上は公表されていないはずだけど、調べてみると105億元(約1800億円)という試算が見つかる。

淘宝網(タオバオ)の天猫モール(TMALL)
シェア最大。タオバオ(淘宝網(タオバオ))が始めたサイトで、企業が出店。天猫とタオバオの違いは、タオバオは個人が簡単に無料で出店できるけど、天猫モールは企業しか出店できず高い手数料がかかる。日本のヤフオクがタオバオで、楽天が天猫モールに近いと思う。タオバオは偽物も多く、中国人でもよく偽物を掴まされた、という話を聞く。一方、天猫モールの方は企業がやっていてハードルも高いので、信頼性がより高い。今中国ではタオバオの個人対個人の取引から、企業対個人の取引へと移行している。

会社員でも副業でタオバオに出店している、という人がたくさんいるけど、無料なのにタオバオがどうやって儲かるかというと、タオバオでは誰でも出店できるのでその分競争が激しくて、ライバルから抜き出るために、売りたい商品を目立たせることができるオプション等が有料で販売されている。

2013年の中国の通販サイトの決算を見ると、前年比50%増とか60%増という数字が並んでいて、日本の感覚からすると凄い、となるんだけど、4,5年前は前年比100%増とか150%増という世界だったのが、それ以降毎年伸び率は下がり続けているので一番旨味のある時期というのはもう終わってしまったんだろうと思う。

最近話を聞いて面白かったのは、团购(tuan2gou4、グルーポンみたいなもので、中国で普及している共同購入すると安くなる券みたいなもの)を転売している人の話。中国ではレジで携帯を出して、クーポンを見せているのをよく見かける。企業間の競争が激しくて、こういう割引券をどんどん出しているから、これをいろんなルートで安く仕入れてタオバオで売って差額を得るという、この辺のスピードが大事な商売は中国人は得意だなと思う。