月別アーカイブ: 2014年4月

中国語のリスニングに役立つサイト

英語の方で毎日ニュースを読んでいて、とても役に立つとわかったので、中国語の方も同じような短いニュース記事がないか探してみたら以下のサイトが良かった。中国語スクールの教材のようだけど、誰でも自由に無料で使うことができる。

リスニング「時事中文」

音声が微妙にクリアじゃない点が少し残念。全部で数百はあるけど1記事は短いので、全部読んでしまうつもり。
以前知り合いから、このサイトをオススメされていたんだけど、その時は中国語のレベルが低すぎて全然手が出なかったので、使わなかった。今だとだいぶ分かるようになったので、読んで聞いて面白いし役に立てることができる。この差がどこから来るかというと、知っている単語の数で、前は知らない単語が多すぎて取っ掛かりすらつかめなかったのが、今は基本的な単語はわかるので、話の流れがある程度わかり飽きにくいってことだと思う。改めて語彙力は大事だと思った。今の語彙力はまだ3000語を超えていないから、意識して語彙力を増やすようにしている。もうちょっと語彙力が増えたらあまりストレスなく使えるレベル、に手が届く感触はあるので、このまま続けていこう。

中国の通販サイトとかクーポンとかのメモ

昔は中国で通販、というと淘宝網(タオバオ)一択だったらしいけど、今は競争相手がたくさんある。タオバオはCtoC(個人対個人、今は天猫というBtoCもある)だけど、以下はすべてBtoC(企業対個人)のサイト。

京東商城(京东)
タオバオに続く2番手。急成長して2013年の売上は693億元、日本円で1兆円を超えている。それでも最終利益は赤字。自社で物流網を持ち、配達員も自社の社員。なので配達が早く、配達員のサービスも他よりいい。返品等のアフターサービスもいい。日本だと想像しにくいけど、中国には無数の配達業者があって、通販(中国のアマゾンでも)で商品を買っても部屋まで届けてくれず、電話がかかってきて、家の近くの○○まで取りにくてください、と言われることがある。商品は家電がメインで価格も安い。

蘇寧電器(苏宁电器)
実店舗をもつ中国最大の家電量販店。南京で創業。日本のラオックスを買収したのもここ。京東商城に遅れてネットに進出。蘇寧易購(苏宁易购)というネットストアを開設。売上は2012年が183億元、2013年が230億元、約4000億円くらい。実店舗を2013年は100店舗ほど閉店している。

1号店
网上超市(ネットのスーパーマーケット)と公式サイトに書いてあることからわかるように、食料品がメイン。買い物の合計金額が100元(1700円くらい)以上だと送料が無料になる(場所によっては無料にならない地区もある、僻地とか)。なので会社で女性が何人かで、まとめてお菓子を注文して、会社に届けてもらってわける、なんて使い方がされている。2013年の売上は68亿元、約1100億円。

中国アマゾン(亚马逊)
中国ではシェアが低いアマゾン。若くて、こっち方面の情報に敏感な人は使っている感じ。売っている物は偽物がないけど、価格は高い、本については、アマゾンに無かったら他の場所にもない、というイメージらしい。キンドル端末は日本の方が安いから、一時期日本で買って中国で転売するという商売が流行っていた。中国単独でのアマゾンの売上は公表されていないはずだけど、調べてみると105億元(約1800億円)という試算が見つかる。

淘宝網(タオバオ)の天猫モール(TMALL)
シェア最大。タオバオ(淘宝網(タオバオ))が始めたサイトで、企業が出店。天猫とタオバオの違いは、タオバオは個人が簡単に無料で出店できるけど、天猫モールは企業しか出店できず高い手数料がかかる。日本のヤフオクがタオバオで、楽天が天猫モールに近いと思う。タオバオは偽物も多く、中国人でもよく偽物を掴まされた、という話を聞く。一方、天猫モールの方は企業がやっていてハードルも高いので、信頼性がより高い。今中国ではタオバオの個人対個人の取引から、企業対個人の取引へと移行している。

会社員でも副業でタオバオに出店している、という人がたくさんいるけど、無料なのにタオバオがどうやって儲かるかというと、タオバオでは誰でも出店できるのでその分競争が激しくて、ライバルから抜き出るために、売りたい商品を目立たせることができるオプション等が有料で販売されている。

2013年の中国の通販サイトの決算を見ると、前年比50%増とか60%増という数字が並んでいて、日本の感覚からすると凄い、となるんだけど、4,5年前は前年比100%増とか150%増という世界だったのが、それ以降毎年伸び率は下がり続けているので一番旨味のある時期というのはもう終わってしまったんだろうと思う。

最近話を聞いて面白かったのは、团购(tuan2gou4、グルーポンみたいなもので、中国で普及している共同購入すると安くなる券みたいなもの)を転売している人の話。中国ではレジで携帯を出して、クーポンを見せているのをよく見かける。企業間の競争が激しくて、こういう割引券をどんどん出しているから、これをいろんなルートで安く仕入れてタオバオで売って差額を得るという、この辺のスピードが大事な商売は中国人は得意だなと思う。

中国語の勉強とか

今までの中国語の勉強時間を計算してみた。
英語と同じように中国語の方もオンラインスクールを利用しているのでそこでの記録は正確にわかる。

今までの勉強の合計時間は570時間。24時間で割ると約23日間分。1日8時間中国語で仕事をしたとして、約71日分。中国語の場合は0から始めたので英語に比べると圧倒的に勉強時間は短い。たけど、普通に会話するぶんには中国語の方が楽。中国語の方は学校で勉強したわけではなくて、必要な物から芋づる式に勉強したので、その点が違うんだと思う。これ以外に、自分一人で勉強した時間を入れると多分倍の合計1000時間ぐらい。

ただ語彙力になると中国語の方はまだ全然駄目で、なんだかんだで受験勉強の時に英語を勉強して単語を覚えたのが効いている。簡単な単語だと中国語と日本語で似た漢字も多いけど、話す場合はそもそも発音ができて聞き取れないと意味がないし、文章を書く場合も、ピンインがわからないと書けないので、使えるレベルまで語彙力を強化させるのが大切。最近はキンドル端末に中国アマゾンアカウントを紐付けて、興味がある分野の中国語の本を読むようになって、これは語学と興味がある分野の両方の勉強を同時にできるから、いい方法だと自分でも思う。

食品用の生卵のこととか

最近食品関係の本を何冊か読んだけど、思ったより面白い。

ワインの発酵から、砂糖漬け、塩漬けでの保存の仕組みとか、除菌、殺菌、抗菌の仕組みとか、食品というより、細菌等の生物との関わり、の視点から見るのが面白い。
最初は、食品関係の本を読んでいて、そこから、細菌、ウイルスとは何か?炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルとは何か?とたどっていって、科学関係の本で、ブルーバックスやニュートン別冊を何冊か読んだ。中学、高校レベルの生物の内容とか忘れかけていたのでちょうどいい復習になった。

食品の科学知識 (Newton別冊)という本に生卵の話がちょろっと載っていたんだけど、これが面白かった。今までスーパーの食品売場に並んでいる生卵について考えたことなんてなかったけど、生卵の殻の表面には数千から1万数千の小さな穴があってそこで気体の交換をしていて、殻の表面を洗ったりするとその穴から菌が入りやすいから、洗わないほうがいいだとか、内部に侵入してくる細菌が増えるのを防ぐのは、黄身を包んでいる卵白の中にあるリゾチームが細菌を加水分解するからだとか、リゾチームはアミノ酸が129個つながったタンパク質だから高温になると熱変性で駄目になる、だからゆで卵より生卵の方が保存が効くだとか、卵の丸い部分を上にして保存した方が長持ちするのは、丸い方に気体が詰まっていて、この気体が多い気室には細菌が多いので、ここに黄身が触れないためだとか、生卵を割ると出てくるあの白いへその緒みたいな物は、黄身が卵白に綺麗に包まれて細菌から保護されるために、黄身の両端から引っ張って支えているものだとか、よく出来た仕組みなので感心した。

英会話の勉強とか

英語のオンラインレッスン(レアジョブ英会話)を利用し始めて1年ちょっと経過した。今までのレッスン時間は以下。オンラインレッスンだとこういう記録が数字ではっきり見れるのが便利。

オンライン英会話のレアジョブ

レッスン時間835回。
レッスン時間417.5時間。

結構レッスンを受けた感じがするけど実際は417時間なので、24時間で割ると17日分。英語だけで1日8時間仕事をしたとすると、52日間分。こうやってみると少ない。レアジョブはフィリピンの格安オンライン英語スクールで、今はこういうオンラインスクールのお陰でお金がほとんどかからずに興味があることを勉強できるのでいい時代になったと思う。先生の質については、ほんと先生によるので、いろんな先生のレッスンを受けてみて、いい先生を何人か見つけて、ブックマークしておいて、ローテーションさせていく、というふうにしている。

レッスンの成果については、受ける前と比べると着実に前に進んだ実感はある。まずBBCの英語のニュース(BBC WORLD SERVICE)がある程度は聞き取れるようになった。前は英語のニュースはほとんど聞き取れなかったので、この実感できる進歩はかなり嬉しい。英語の本もだいぶ読めるようになってきた。実は以前一度英語のレッスンは挫折して2度目の挑戦だったので、放り投げなくてよかったと思う。

今は英語のニュース記事を読む、というレッスンを受けていて、一番役に立つ、と思うのは、読んだ記事を自分でまとめて簡単に英語で紹介すること。逆にあまり役に立たないな、と思うのは何も決めずにする雑談、雑談は楽だけど、負荷をかけないと成長しないというのがよくわかった。

ここまで1年でこれくらい進歩できたので、あと1年頑張れば目標としているところまで行けるように思う。