タグ別アーカイブ: 山崎元

週間ダイヤモンドの山崎元さんの記事

今週の週間ダイヤモンドの山崎元さんの連載が面白い。
週間経済紙は拾い読みで5分で済ませるんだけど、山崎元さんと、佐藤優さんの連載だけはちゃんと目を通している。

今週はなぜ投資家は経験から学べないのか?というタイトル。
山崎元さんがあげていたのは、

・投資家は自尊心を守るために経験を都合よく記憶するから、記憶によがみが生じ、いくら経験してもそれを生かせない。
例)儲かると自分の実力、損すると運が悪かった。

・自分が儲けたり損したことの経験から受ける影響があまりに大きく、合理的な考えができなくなる。
例)機械的な損切りは合理的でないとはっきりしているが、一度でも損切りせずに大損した経験があると、その記憶が強烈で合理的な考えができなくなる。

ここで踏みとどまって、物事を客観的に観察できる人が投資家に向いているという話。これは学力とは比例しないみたい。今回の記事もだけど、山崎さんの記事はいつもいいところをついていると思う。株は、特に短期売買の場合は、初めてすぐ儲ける人もいれば何十年やっても駄目な人もいるから、なるほどと思う。

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「UPRO」という会社が競馬で3年間で160億円の利益を出したことについて

週末家に帰る途中で買った週刊 ダイヤモンド 2009年 10/31号に面白い記事が載っていた。面白かった記事は山崎元さんの連載で、タイトルにある競馬で160億円の利益を出した会社のことについて書かれていた。

この会社の名前は「UPRO」ユープロで、競馬のデータ分析をして、馬券を買い3年間で160億円の利益を出していたらしいです。

このニュースは少し前に耳にしてたけど、ちゃんと見ていなかったから、どうせ、インチキ情報でお客を騙して稼いでたんだろう、くらいにしか思ってなかったんですよねぇ(自分の頭の堅さに反省・・・)。しかし、この週間ダイヤモンドに山崎元さんの記事を見たら、この会社は外部に公開された競馬に関する詳細なデータを解析して、儲けてたということがわかりました。ちなみにこの件が表に出たのは競馬で稼いだお金の脱税の方の問題。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20091009AT3K0900C09102009.html
競馬巨額配当を所得隠し データ会社が「160億円」、国税指摘
日経の記事はこれですね

山崎さんによると、正直、競馬でこうやって稼ぐのは難しいと思っていたので(大きな控除率があるのにそれを越えて稼いだ)、はっとさせられる思いだったようなことが書かれていた。情報が公開されていて、規模が大きく透明性のある市場でこれほど稼いだ方法には興味があるとのことでした。この件は社長のイギリス人が海外逃亡しているらしく、そちらも事件としては面白いらしい。

どうやって稼いだのかは正確にはわかっていないようですが、山崎さんが馬券の仕組みとか3連単についてとか解説されていたので興味がある人は、立ち読みでもしてみたらいいかもしれません(その競馬の記事はちょっとしかないので)。私は競馬をしないので完全には理解できませんでした。

→ 週刊 ダイヤモンド 2009年 10/31号を詳しく見る
→ 週刊 ダイヤモンド 2009年 10/31号のクチコミを見る

最後に山崎さんも書かれていましたが、この競馬で大金を稼いだ会社が存在したということを利用して、必勝法を売る商売などが出回ることが考えられるから、注意したほうがいいようですよとのこと。稼げる方法があれば外部に漏らさず自分たちで儲けるんだから(今回160億円稼いだ会社も同じ)、わざわざ他人に売ろうするのは・・・以下略だそうです。

今回の件は、世の中には常識を真に受けず行動している人たちがいるってことで、脱税の方は悪いですけども、競馬の方では、外部に公開されたデータを分析して規模の大きな透明性のある市場で稼いだのだからその点には興味を惹かれますねぇ。

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会社は2年で辞めていい(山崎元)を読み返した

会社は2年で辞めていい(山崎元) 
 

「会社は2年で辞めていい」山崎元
 

山崎元さんの「会社は2年で辞めていい」は、だいぶん前に読んだ本です。最近、ふと思い出して読み返してみました。メモ代わりに感想を書いておきます。自分の考えや頭にある情報を文章に書き、アウトプットし、自分自身に役立てる訓練にしたい。
 

そもそも最初に山崎元さんの「会社は2年で辞めていい」を読もうと思った理由は2つある。
 
1つは社会、会社、仕事、そして人の関わりや、その関わりの仕組みについて知りたいという欲求があったこと。
 
もう一つは、山崎元さんの投資関連の本やコラムを読んで、この人の情報には価値があると判断していたこと。
 
その山崎元さんが転職関係の本を出したというのを知って、すぐに買って読んだ。最初に読んだときは、転職に関係する物事の仕組みを正確に丁寧に説明してあり、読み物としても面白く、いっきに読んだのを覚えている。
 
ただ、面白かったので読んだ後すっきりしてしまい、そのまま脳ミソの中の情報を放置していた。
 

「会社は2年で辞めていい」を再度読み返して最初に頭に浮かんだ物を言葉で表現すると、「限られた時間(生物の寿命)を有効に使うために現実を正確に理解し、その中で自分が有利に生きるための方法を考え、そして実行してみる」という物。
 
山崎さんが最初の方で「時は金なり」という格言を出されている。時間は有限というのは誰にとっても絶対だ。こういう確かな情報を一つ一つ直視し正確に理解していくと、自然とその事実を受け入れることができるようになる。そうすることにより物事の仕組みがわかりやすくなり、自分の目の前にある選択肢も明確になる。そんなことを考えた。自分自身の実体験からもそんな気がしている。
 

山崎元さんの「会社は2年で辞めていい」の中で僕にとって特に価値があったのは、稼ぎの仕組みを4つの階級、「エクイティー(株式)階級」、「ボーナス階級」、「給料階級」そして「フリーター階級」にわけて説明してある箇所。
 
僕なりに大雑把にまとめると、
 

エクイティー階級は株式という利益を先取りできるものを持てるから稼ぎが桁違いになる。また会社という物は人を使うための仕組みであり、例えば、100人雇っている会社があり、1人が1年間に100会社に利益を与えるとする、そのうち半分を社員に分配したとして、社員の収入は年間50だが、会社のオーナーだと50*100=5000、年間5000の収入があり社員の100倍になる。この二つの仕組みによりレバレッジがかかって高収入になる。
 
ボーナス階級は証券会社のトレーダーや弁護士、医師などで、競争はあるが代替が難しい仕事をし、かつリスクを取っているから給料階級より高収入。
 
給料階級は安定の変わりに利益を大きく取られ、またボーナス階級より代替可能な労働力であるから収入が1段低くなる、
 
フリーター階級は給料階級よりもさらに容易に代替可能である労働力だから収入が低い。
 
給料階級やフリーター階級が人と同じ努力をしても報われないのは当然で、他人との差が無いと経済的には不利になる。
 
「本書の中では、「同じ」で「取替え可能」で「供給が多い」と値段は安くなるし、売れ残る場合もある。と説明してある。
 
こういう世の中のルールを知るとそのルールの中でどういう生き方をしていくのか戦略を考えやすくなる、できるなら本など読まないで自分で考えて見つけることができればいいのだけども、自分より能力がある人の力は素直に借りようと最近は思うようになった。 
 

上の話を書いていて思い出したことがある。この前、日本語が堪能で日本に詳しい台湾人と話していたときに、日本に行くとあっちでもこっちでも限定販売の商品を売っているから、ついついたくさん買い物してしまう、ということを聞いた。台湾だったら売れるものは売れるだけ作りますから、日本人はほんとに商売上手ですね、と言っていた。たぶん限定販売で儲けるにはある種のブランド力が必要で、それが台湾と日本では違いがあるんだろう。このあたりには人材価値にもつながるものがありそうだ。
 

本の話に戻ると、山崎さんが以前から話されている考え方で、自分を自分ひとりだけ雇っている会社、と考えようという物があり、本書でも説明されている。
 

この会社は、自分の生み出す労働という商品、サービスを売る。よって自分の時間、お金をどこに投資するか、また投資するには調査が必要で、効果的に売るために営業も必要。こういう風に考えると客観的になれるから感情に邪魔されずに冷静な判断をしやすくなるというもの。 
 
これに似たようなことは自分でも実戦している。こういう考え方(自分と対象との関係を客観的に見る)はある物事に対して経験値というか数をこなすと頭のなかに自然発生的に生まれてくるものだという気がしている、自分の経験から言って。山崎さんも転職を繰り返すことによってこういう考え方を身につけたんじゃないだろうか。 
 
ただ多くの人はそれほど転職の数をこなせるわけじゃないから、自分を会社として見る、というところまで行けないんじゃないかな。だからこそ、こういう本には価値があり、想像力を働かせ自分に当てはめてみる、すると有利に生きるために役立つ可能性があると思う。 
 

会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書)
会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書) 山崎 元

おすすめ平均
starsそりゃ、あんたは
stars会社を辞められる人生設計
stars毒でもあり、薬でもある
starsこの本を読んで、今後の仕事プランを立ててみてはいかがでしょうか。
stars著者は口だけ笑っている人みたいな気がする

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アマゾンの評価もいいですね、「そりゃ、あんたは」って感想を書きたくなる気持ちはわかるけど、それだと時間を浪費してしまう。人間の寿命は案外短い。

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