シャツの補修と、傷んだボタンの貝殻ボタンへの交換の続き。
修理の途中で、シャツのボタンの穴の直ぐ横が破れているのを見つけたので、ついで修理することにした。まだ着れるシャツなので、捨てるのは勿体無い。この破れた箇所は、ちょうどボタン穴の直ぐ横に位置しているので、裏からアイロン接着式の補修布を貼り付けて修理するのが難しい。なので、今回は、布代のアイロン接着できる両面テープで補修してみた。
ここが、シャツの破れている場所。最初は、破れているのに気づかなかったくらい、ボタン穴のすぐ横にある。
わかりやすいように、写真に線を引いてみた。青色がボタン穴、赤色が破れている場所。見やすいように、破れを広げて写真を撮った。
今回、シャツのお直しに使ったアイロンで接着できる布用の両面接着テープ。
いくつか種類があったけど、シャツに使うので、一番薄くて、細い、薄手の布用を購入。とても薄くてペラペラです。
この破れた箇所をシャツの裏側から見ると、↓以下のようになっている。
こんな感じで、わかりにくいけど、ボタン穴と一緒に生地が縫われているから、負担が一箇所にかかり、破れやすくなっている。
どうやって修理しようか考えたんだけど、補修布は使えないので、このボタン穴の周囲に、布用の両面テープを四方に貼って、二枚の生地を接着して固定することにした。
場所が狭いので、両面テープを短めに切って、ボタン穴を正方形に囲むように、裏側から、生地の間に挟んで、アイロンで接着(アイロンの熱で接着剤がくっつく)。アイロンを掛ける場合は、直接当てるんではなくて、生地が傷まないように、当て布を一枚間に挟んでやった。
しばらく冷やして、完全に接着されると上のようにピタッとくっつく。結構強力で、普通に使っている分には強度は問題なさそう。
これで裏側の処理は完了。もうこれで完成でもいいんだけど、さらに耐久性を上げるために、KAWAGUCHIのほつれ止めピケを表の生地の裂け目に、必要最小限塗っておいた。これは塗りすぎると、うっすらと色が濃ゆくなり、生地も少し硬くなるので、塗り過ぎないように注意した方がいい(最初塗りすぎて失敗した・・)
ほつれ止めピケも乾燥したら完成。裂けた部分はきっちり固定された。ほつれ止めを塗りすぎて、少し黒っぽくなっているのがわかる。両面テープは補修布に比べるともっと薄いので、補修布で修理した部分と比べるとより自然な感触になっている。これで、これ以上生地の裂け目は広がらないはず。
近くから見ると、わかるけど、遠くから見ると、言われないと気づかない感じになったと思う。というか、もともと、自分でも気づかなかった破れで、傷の補修が目的だったので、上手く出来たと思う。
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