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ブックオフで本を売ってみてわかったこと。

ブックオフという古本の売買をしている全国チェーンのお店に行き、本を売ってきた。今までブックオフで本を買ったことはあるけど、売るのは始めて。
今回、自分で売ってみていくつかわかったことがあった。

実際に下取り査定をして売ったのは以下。
合計15冊で1,410円でした。

コミック6冊

  • 3月のライオン(羽海野チカ)1冊
  • ジョジョリオン(荒木 飛呂彦) 2冊
  • HUNTER×HUNTERハンターハンター(冨樫義博)3冊

コミックはすべて発売日が新しい物。最新刊か、一つ前前後くらいの物。

単行本合計9冊

  • 綿矢りさの単行本
  • 経済関係の単行本
  • 村上春樹の単行本(たざきつくる、の奴)

こちらは、相当古いものから、新しいものまでいろいろ。明らかに破れたり変色、中に折り目があるものはない。

まず、お店のレジに行き、買い取りをお願いしますと言うと、番号札をくれる。10分ほど待ったら店内アナウンスがあるので、カウンターに行くと、査定の明細を見せてくれた。その明細に表示されている金額でOKなら、名前と住所等を書いて、その場で免許書を見せて、査定額を現金で貰える。免許書は見せるだけでコピー等は取られない。

下取りして貰った明細が以下。

ブックオフで買い取りした時の明細

新しいコミックは1冊70円~150円くらいだった。古いコミックは持っていないのでわからない。
単行本は汚れのないものはすべて1冊100円。定価は1000円ちょいから2000円ちょいまでの本。相当古い単行本もあったけど、それも100円買い取りなのは驚いた。試しに、村上春樹の本とか、以前ブックオフで買った単行本をシールを剥がして入れておいたら、これも100円だった。
たしか値札は105円だったけど、これが100円で買い取りになったのはたまたまだろうか。

明細の一番下にある一冊10円と表示されているものは、理由が気になったので店員さんに質問してみたら、10円査定の単行本2冊は、表紙に日焼けがあるため、とのことで、具体的に日焼けの箇所を見せてくれて、帯と表紙の境目に日焼けで変色がある部分を教えてくれた。

ブックオフは買い取りが安いとか言う話を何度か耳にしたことはあるけど、ほとんど全部1冊100円以上で買い取ってくれたので、これなら他の本も今度持って行こうと思った。基本は本の状態で価格が決まるようなので、私の家は全部日が当たらないガラス戸付きの本棚に収納していて、本に折り目も、汚れもなく、状態が良かったのが効いたみたい。日焼けがあると査定が100円→10円に落ちるからこれは大きい。

アマゾンやヤフオクで、個人相手に、自分で手間をかけて一冊づつ売ればもっと高く売れるけど、その手間と時間を考えると、ブックオフに売ったほうが得だと思った。このへんは個人個人の事情によるんだろうけど。

ちなみに、ブックオフは大量の本を売る場合は、出張買い取りもあるんだけど、今はネットでできるオンライン買い取りもしている。
本を売るならブックオフオンライン

これはダンボールに入れて発送すると、送料無料、手数料も無料で、査定して、明細を見て、買取金額を銀行口座に振り込んでくれる、というサービス。出張買取があるなら、別にネットサービスは手間がかかるだけなんじゃ?と思ったけど、近くにブックオフの店舗がない人や、プライバシーを気にする人、あとは、人に見せるのが恥ずかしいような本やDVDを売りたい場合には、便利かも。査定料金も実店舗とは違うとのことなので、今度試しに一度自分で使ってみようと思う。

追記

その後、2回ブックオフに本を売りに行ったところ、美品の場合、新書の買い取りは50円、文庫の買い取りも50円と分かった。

まとめると、

単行本 100円
文庫本 50円
新書 50円
コミック 新作 150円

コミックの新作以外の美品は70円~100円くらい

日焼け等で汚れがある場合は、すべて10円

私がブックオフに売った価格はこうなる。ブックオフの買取カウンターで待ってる間、他の買い取り査定の本を見ると、ほとんどが痛みがある本だったから、あれだと1冊10円になるので買取額も安いだろうなぁと思い見ていた。

食品用の生卵のこととか

最近食品関係の本を何冊か読んだけど、思ったより面白い。

ワインの発酵から、砂糖漬け、塩漬けでの保存の仕組みとか、除菌、殺菌、抗菌の仕組みとか、食品というより、細菌等の生物との関わり、の視点から見るのが面白い。
最初は、食品関係の本を読んでいて、そこから、細菌、ウイルスとは何か?炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルとは何か?とたどっていって、科学関係の本で、ブルーバックスやニュートン別冊を何冊か読んだ。中学、高校レベルの生物の内容とか忘れかけていたのでちょうどいい復習になった。

食品の科学知識 (Newton別冊)という本に生卵の話がちょろっと載っていたんだけど、これが面白かった。今までスーパーの食品売場に並んでいる生卵について考えたことなんてなかったけど、生卵の殻の表面には数千から1万数千の小さな穴があってそこで気体の交換をしていて、殻の表面を洗ったりするとその穴から菌が入りやすいから、洗わないほうがいいだとか、内部に侵入してくる細菌が増えるのを防ぐのは、黄身を包んでいる卵白の中にあるリゾチームが細菌を加水分解するからだとか、リゾチームはアミノ酸が129個つながったタンパク質だから高温になると熱変性で駄目になる、だからゆで卵より生卵の方が保存が効くだとか、卵の丸い部分を上にして保存した方が長持ちするのは、丸い方に気体が詰まっていて、この気体が多い気室には細菌が多いので、ここに黄身が触れないためだとか、生卵を割ると出てくるあの白いへその緒みたいな物は、黄身が卵白に綺麗に包まれて細菌から保護されるために、黄身の両端から引っ張って支えているものだとか、よく出来た仕組みなので感心した。

中国アマゾンのキンドル本を日本で簡単に利用する方法のメモ。

今は、中国のアマゾンでもキンドル版の電子書籍がたくさん売られている。だけどこれらのキンドル版の本は、日本のアマゾンからは直接買うことができない。

亚马逊amazon.cn(中国アマゾン公式サイト)

スマホ上のキンドルアプリや、キンドル端末であるKindle Paperwhiteでも、日本のアマゾンアカウントを使い登録していると中国のアマゾンで売られているキンドル本は買うことができない。

だけど少し調べて自己責任でやってみたら、簡単に日本からも中国amazonのkindle本を購入することができた。この方法で何が問題が起きても自分以外の責任は取れないのであくまで自己責任でやってみた。

以下メモ。

やり方は、キンドルアプリか、キンドル端末に中国アマゾンで作ったアカウントを登録すること。そして、この時に中国の住所を設定すること。

基本はこれだけ。他に幾つか気をつける点があるので、以下少しづつメモ。

キンドル本を買うときに使う住所は中国国内に設定しないと買い物の段階でエラーになる。具体的には以下の様な説明がある。

中国kindleの買い方で注意する点

簡単な訳:amazon.cnでキンドルの電子書籍を買えるのは、住所が中国大陸、香港、マカオ、台湾、アメリカ、カナダ、タイにある場合。他の国の住所では買えない。amazon.cn以外のアマゾンで買い物する場合には、他のアカウントが必要。

住所登録は日本のアマゾンと同じく、複数設定できるので、日本の住所と中国の住所を同時に登録しておいて、中国国内の住所をキンドルで「ワンクリック買い物」をする時に利用する物、として設定した。中国の住所といっても、キンドル本を買う場合は、本がその住所に届くわけではないので、適当な住所を設定して対応した。これで日本のアマゾンでキンドル本を買うのと同じように、中国アマゾンでもキンドル本を購入して読むことができた。キンドル本の買い方は日本と全く同じ。

クレジットカードは普通に日本の物で決済できた。もしクレジットカードを持っていない場合は、楽天カードあたりが無難で、1枚持っておくと便利、他に銀行系の三井住友VISAクラシックカードは銀行系のカードで評判がいい。

以前、中国のアマゾンから数回本を買って個人輸入したことがあるけど、本の価格自体は安いんだけど、送料が1冊1000円とか必要だった(この時の記事はこちら)。中国書籍を扱っている輸入本屋でも、価格はかなり割高だから日本では気軽に中国の本を買うのは難しい。ちなみに輸入書籍は、亜東書店-楽天市場店がネット通販では一番充実している。すべてが電子化されているわけではないので、紙の本しかない場合は、こういうお店を選択するのもありだと思う。他に学習書等は紙じゃないと書き込みができず不便なので、こういう需要から紙の本は残っていくと思う。

キンドル本だと、送料はもちろんいらないし、中国の本は紙の本でも割引が大きい上に、さらに電子書籍は元値も安く、さらに割引されているので、日本から中国アマゾンのキンドル本がそのまま買えると、今までは一体なんだったんだ?と思うくらい安く感じる。一冊1,500円とか必要だったのが今では数十円で買えてしまう・・・。ここまで安くなると、中国から輸入して販売しているようなお店は壊滅的なダメージになる気がする。想像しただけで恐ろしい。代わりに、中国語を勉強している人とか一部の人に取ってはとても便利になったと思う。

中国の電子書籍の値段の相場は以下を見ればざっとわかる。
中国アマゾンkindleストア

*

キンドルアプリやKindle Paperwhiteは、1つのアプリや端末にそれぞれ、1つのアカウントしか登録できないので、日本と中国のアマゾンで購入したキンドル本を同時に利用することができない。この点は不便。私は、Kindle Paperwhite(ペーパーホワイト) は買ったものの、その後グーグルのネクサス7を購入し、ネクサス7でキンドルを利用していたので、ペーパーホワイトは使っていなかった。なので、このキンドル端末を中国アマゾンのキンドル専用にすることにした。

以下が私が実際に行った方法

Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)のアカウントを設定し直す

設定(端末のリセット)

初期設定に戻る

言語設定(簡体中文にしたけど、ここは日本語でも問題ないはず。)

WIFI設定

中国アマゾンで作ったアカウントを入れる。

ここは画面に従っていけば迷うところはなかった。

設定が終わると、以下のように、日本のアマゾンと同じようにキンドル端末上からもワンクリックで本を買えた。

DSC_0195

キンドルの端末は1万円くらい。これは日本で購入する方が安い。頻繁に利用する人なら、中国語専用に一台用意しても悪く無い。 【日本amazon】Kindle Paperwhite

スマートフォンや、タブレット上のアプリを使う場合も基本は上のやり方と同じで、アカウントを中国アマゾンに変えるだけだと思う(私は実際には試してないので正確なことはわからない)。

中国アマゾンのアカウント設定

中国アマゾンでキンドル本を買う場合は、中国アマゾンのアカウントを持っていないといけない。

中国アマゾンでのアカウントの作り方は、以前航空便で中国アマゾンから本を買った時のメモがある。

中国アマゾンのアカウント開設方法

アカウントを作れば、普通に日本から買い物はできるんだけど、上にも書いたように、キンドル本を買う場合は、さらに注意が必要でそのまま日本の住所を使うとエラーが出て買い物を完了することができない。日本のアマゾンと同じく複数の発送先を登録できるので、1つ中国国内の物を設定しておいてこれを利用したらOKだった。

他は日本のキンドルを利用する時と特に変わりはない。あと、キンドル上で使う、辞書については、自動でダウンロードされなかったので、自分でダウンロードしてUSBでパソコンにつないで辞書フォルダに放り込んだらすぐ何も設定なしで使えるようになった。

ロバート・B・パーカーの初秋(Early Autumn)のキンドル版が137円。

ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズの中で一番好きな、初秋(Early Autumn)のキンドル版がアマゾンで137円で売られていたので即ゲット。期間限定なのか、ずっとこの価格なのか謎。一度読んだら頭に残るストーリー。随分昔に読んだけど、今でも少年とスペンサーのやりとりとか覚えてる。

今は基本的に、本はキンドル版があればキンドル版の方を買うけど、特に洋書はワンクリックで単語を調べられるので、電子書籍版はありがたい。価格も本屋で紙の本を買うと洋書は特に高いので、キンドルの洋書は助かる。

ロバート・B・パーカーの本は、いつの間にかたくさんキンドル版が出てるので、少しずつ読んでいこうと思う。ほんといい時代になった。

【amazon】ロバート・B・パーカーKindle版一覧

多崎つくる君

やっと村上春樹の新作色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年を読んだ。

今までのものに比べるとずいぶんすっきりした感じであっさり読めた。灰田君の存在が謎だったけど。個人的には村上春樹より村上龍の方が全然面白いと思う。

あと、英語の勉強も兼ねて、1Q84の英語版をキンドル(1Q84 [Kindle版])で読んでるけど、まだ5ページくらいしか進んでいない・・・。

ついでにhttp://www.audible.com/で1Q84のオーディオブックも買ってみた。日本のアマゾンでもオーディオブックを買えるけど、数が少なくて、高いのでオーディオブックで一番有名なaudible.comを使ってみた。audible.comは米国amazonの仲間なので米国アマゾンのアカウントを持っていたら、面倒な設定なしですぐ使えるようになる。持っていない場合は、米国のアマゾンのアカウントを作るように言われる。

価格設定がちょっと馴染みがない仕組みになっていて、

Membership Details
*Your credit card will be charged $7.49 per month, for the first three months, $14.95 thereafter. With your membership, you will receive one credit every month, good for any audiobook on Audible.

Cancel anytime, effective the next monthly billing cycle.

となっている。
最初の3ヶ月は月7ドルちょっと払って毎月1冊自由にオーディオブックを選べる、その後$14.95になる、毎月1冊選べるのは同じ。これが基本コースみたい。もちろん他に買いたい本があれば好きに買える。日本のアマゾンで1Q84のオーディオブック(1Q84 [Audiobook] [CD])を買うと2400円くらいなので、これ一冊買うだけでもaudible.comを使った方が安い。

海外のアマゾンから商品を買う場合は送料がネックになる場合が多いんだけど、オーディオブックの場合はデジタルデータでなにも障壁がないので気軽に利用できる。