QQから始まって、微博、微信(wechat、ウェイシン)と中国で人気のソフトを一応ひと通り使ってみた。すべてスマホ上で使えるアプリ。
日本で使われるアプリと違うなぁと思ったのは、出会いのための機能が、どうどうと搭載されていること。QQだと、漂流ボトル?のメール(ボトルメールというらしい)が定期的に届いてとか、微信での近くにいる人検索(専用ボタンを押すと、GPSを使って周囲の人を検索できる)とか、こういうトラブルの元になりそうな機能が標準でついている。ただ知り合いの中国人に聞くと、そういう機能に対しては、日本人と同じ感覚で慎重に接している感じ。また、そういうソフトに本名も使っていない。ただ、中には、日本人の感覚からすると、そんなプライベートをあからさまにして平気なの?という人が日本より明らかに多いと感じる。
もう1つ気づいた点は、中国人は音声チャットを使う点。日本だと音声チャットは、使う、という選択肢の中に入ってすらいないのが普通だと思う。でも、中国だと、音声チャットは普及していて、知り合いの中国人に聞いたら、この1年で友達に文字のメール、チャットを送ったことは一度もない、すべて音声チャットという人もいた。理由は、文字を打つのは面倒だから、とのこと。中国で音声チャットが普及している理由はすでにいろいろ書かれているので、自分が思った点だけ書くと、中国だと、公共の場、例えば、地下鉄の中でも自由に携帯電話で話せるし、他人の目を気にしないので、音声チャットを使いやすい環境はある。中国だと、町中を歩いている時、人が多くて、人との距離も近い、道も至る所で工事中だったり、ガタガタだったり、日本みたいに携帯を画面を見たり、文字を打ちながらのんびり歩けるほど平和じゃないのも関係あるような気がる。いけないことだけど日本では車を運転しながらメールやチャットをする人もいると思うんだけど、あの中国の交通事情だと、とても携帯の画面を見たり、文字を打ちながら運転する余裕はないので、その辺も個人的には音声チャットが普及しやすい下地になってると思った。