年別アーカイブ: 2009年

「しがみつかない生き方」、を拾い読みしてみた。

しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール、香山 リカ (幻冬舎新書)

ざっと広い読みだけした。
対勝間本の内容だけども、成功と失敗の違いは運が良かったから悪かったかの違い~、という部分はある程度、自分と同じ考えだった。勝間和代さんの「断る力」について、そもそも断る以前に、断れるくらいに仕事がある人がどれだけこの日本にいるんだろうか?と書かれていて思わずニヤっとしてしまった。精神科にくるような精神的に弱っている人は、あえて弱っているときに人生を左右するような大きな決断をしようとするから、しばらく時間をおいて、つまり先延ばししたほうが良いというのは同じ経験があるから納得。個人的には、わざわざ勝間和代さんの名前出さなくてもいいのに、と思った。内容的に香山リカさんの本って、嘘をつかずに率直に書いている、という印象を持っているので嫌いじゃない。

強みに力を注ぎ、弱みは放置する

腕のいい投資家は、投資案件の中で、伸びているものに力を注ぎ、駄目なものは放置するらしい。腕の悪い投資家は、少しでもお金を回収しようとして、駄目な案件に力を注いでしまう、すると少しはお金が回収できるかもしれないけど、伸びしろの大きい案件に力が注がれず結果的に、伸びているものに力を入れ駄目なものに力を入れない投資家よりパフォーマンスがおちる、とという話を見た。

これって事業の投資以外にもいろんなことに言えるような気がする。

「脂汗を流すような勉強が時間を圧縮する」佐藤優

週間東洋経済10月3日号、佐藤優の連載、知の技法 出世の作法
タイトルは「「脂汗を流すような勉強が時間を圧縮する」

以下メモ
前回からの続きで、立花隆さんが学生時代英語の個人授業で体験した脂汗を流すような勉強が時間を圧縮してくれるという話。ある分野について、脂汗を流すような勉強をすると、肌感覚で様々なことが理解できるようになる。こういう体験が必要。

佐藤優氏自身の経験も書かれていた。最初にロシア語を勉強したとき、少人数の非常に厳しい授業があり、ついてこれずに退学になる人がいた。まじめにコツコツ努力していくタイプの人でもついてこれないひとは適正がないとみなされ、他の分野へ行くよう進められていた。著者も最初はついていけず苦労した。ロシア語の数分程度の放送を書き取る宿題があり、最初は数日かかっていた。それが続けていくうちに慣れて、数時間でできるようになった。つまり脂汗を流すような勉強をしたことにより時間が圧縮された。こういう勉強ができるビジネスマン向けの勉強会はまずないから、自分たちで作るといい。


今回は話がわかりやすかった。自分にも少しだけ似たような体験、集中的に勉強して、その分野のことが肌感覚でわかるようになること、があるから、理解しやすかったのかもしれない。次回は、佐藤氏自身の時間の使い方について、だそうだ。

最近のペットショップに驚く

先週末に某大型ショッピングセンターに行きました。そこに大手チェーンのペットショップが入っていたので何気に覗いたんですが、最近のペットショップは扱っている生き物の種類が凄いです。あと値段も驚くほど安い。

熱帯魚は好きなので、小さい子供の頃によく図鑑を眺めていました、その図鑑に載っていた当時は珍しかったであろう熱帯魚が普通に目の前で見られて少し興奮してました。値段も手頃で、繁殖やら、アマゾンから安く流通する経路やらできて安価になったと想像できますが複雑な気持ちにもなります。一時期ブームになってアロワナやディスカスも安い、人気が出ると供給が増えて価格が下がるのはペットの世界でも同じようです。熱帯魚以外に、カメやヘビ、トカゲなどの爬虫類も品揃えが豊富でした。たしかに小さい小動物は見ていると買いたくなるし、人気なのも納得します。

▼クランウェルツノガエル アプリコット(1匹)

上の写真は楽天のペットショップで見つけた可愛いカエル。
今は小さな熱帯魚や爬虫類は通販でも流通していて、楽天を見ているとペットの生体を取り扱っているお店が増えています。私も爬虫類は買ったことないですが、熱帯魚は何度か通販で買ったことあります。包装や対応が非常に丁寧でした、過剰なくらい。生体を扱うのはクレームが大変だろうから、すごく苦労というか対策を考えてるんだろうなと感じたのを覚えています。
⇒楽天内ペットショップ一覧

JMMの心理経済学講座セカンドシーズン

心理経済学講座セカンドシーズン / 妙木浩之

作家の村上龍さんがやっている無料メールマガジンの中の心理経済学講座が最近面白い(わざわざメールアドレスを登録しなくても少し遅れて上のリンク先でも無料で中身が読めます)。最初は小難しい話ばかりのような気がして飛ばし読みしていたけど、なぜか気になるので毎回一応読んでいたら、いつも間にか次のメールがくるのが楽しみになっている。よく読んで見ると見掛けの小難しい感じと違って生活に密着したことをわかりやすく丁寧に説明してくれていることに気づく。まあ、それでもここでこんなカタカナ言葉を使う必要があるんだろうか?とたまに思うことはありますけど。

JMMでちゃんと読んでいるのは、月曜版(特に村上龍さんの冒頭のエッセー、山崎元さんの投稿、時々投稿される北野 一さん)、 妙木浩之の心理経済学講座、滝田 明日香さんのマサイマラレポート(JMMの中では一番好きかも)、冷泉 彰彦さんの from 911/USAレポート(これでもかってくらいの長文だけどグイグイ読んでしまう)。

あとはざっと目を通して興味を引くものがあれば拾い読みする感じです。何しろ量が多いから全部きっちり読んでいたら時間がかなり取られてしまう。