中国の上海で始めて1人でタクシーに乗った時の記録。何事も最初はドキドキするけど、上海のタクシーは一度乗ってみるとあとは簡単。
簡単な中国語はできるけど、まったく中国語ができなくても問題ないと思った。
まず最初はしばらく道を走っているタクシーを観察。どれがタクシーかは見ればすぐわかる。
空車の場合は、タクシーの上に付いているタクシー会社の看板のところに緑色で「待运」という文字が光っている。お客を運んでいるタクシーはこの文字が消えている。
あと空車の場合には、タクシー車内のフロントガラス近くに「空车」という赤い文字も出ている。
これはタクシー会社によっても微妙に違うみたいで、上海で一番台数が多くて、安心らしい車体が水色の「大众(大衆)」タクシーの場合は上記のような感じだった。
無駄なトラブルは避けたいので、以後も「大众」タクシーばかり選んで乗っていた。
タクシー会社の名前は車体上部に「大众」とかの文字があるからすぐにわかる。
この辺のことは事前に地球の歩き方 上海などの本を数冊読んでざっと調べていたので、道を走っているタクシーをちょっと観察すればすぐ理解できた。
タクシーの乗り方などの説明は、Lonely Planet Shanghai(ロンリープラネット上海)の方が英語だけど細かいことまで説明してあり参考になった。ロンリープラネットに比べると地球の歩き方の方はお店の宣伝等が多くて本自体も重い印象が・・・。
ちなみに上海のタクシーの車種はほとんどが現地生産のVWフォルクスワーゲンのサンタナ。
今回持っていった本の中に、旅の指さし会話帳 中国という本があるんだけど、これは何気に便利で、これはアプリ版もある、andloidアプリ、iphoneアプリ。よく使う単語や表現だけに絞ってあって、この手の本の中では一番使えると思った。中国語が少しできるくらいの人もちょっと不安な時にさらっと必要な表現を確認できるので安心感がある。
次に、乗り方は基本的に日本と同じ。
道端に立って空車のタクシーを見つけて手を挙げると止まってくれた。
場所によってはタクシーが止められない所があったり、よく交差点にいる交通指導員の人が立っている場合は、交差点付近ではタクシーを止めさせないように注意しているようす。周りをよく観察していれば、どこでタクシーを止めやすいかは自然とわかってくる。
タクシーが止まったあとは、自動でドアが開いたりはしないので、自分でドアを開けて後部座席に乗り込んだ。
日本は自動車は左側通行だけど、中国は右側通行なので、右後ろのドアを開けてのることになる。
上海のタクシーで犯罪が多いのかはわからないけど、運転席の後ろ側には防犯のための厚いプラスチックの板が設置されている。
タクシーに乗り込んだら、運転手さんがどこに行くか中国語で聞いてきた。
別に中国語ができなくても問題なくて、上海は外国人が多いので、運転手も相手が外人でも気にしていない様子。
中国語ができない場合は、紙に住所を書いて渡したり、地図を見せたりして行き先を伝える。
私が行き先の住所を書いた紙を渡すと、運転手はその場所を知らないようで、カーナビに文字を打ち込んでいた。
タクシーにはカーナビが付いているんだけど、日本で普通に見かけるような立派なカーナビではなくて、見るからに貧弱なカーナビで少し不安になる・・。
運転手はしばらくカーナビをいじっていたんだけど、「找不到(見つからない)」と言われる。
今考えるとあまりに細かい住所を書いていたので、もっと大きな交差点とかわかりやすい場所を指定すれば良かったと思う。
ある程度わかりやすい場所で下ろしてもらって後は自分で歩くのが手っ取り早い。
またタクシーを乗り換えるのも面倒なので、スマートフォン上のグーグルマップのナビ機能で現在地と目的地を表示して、ここに行きたいと地図を見せながら伝えると、見にくいから前の助手席の方に来てといわれる。で一旦タクシーを降りて助手席に乗り込んだ。その後、現在地がここで、私が行きたいのはココです、この近くならOKです。と指をさしながら伝えると、やっとメーターを倒してタクシーが動き出した。グーグルマップってちゃんと中国語表示なのでほんと便利。このタクシーの運転手は最後までとても親切だった。後で話してわかったけど、まだ上海に来たばかりでこの辺の地理にも詳しくないとのことだった。
あとは地図を見ながら、右とか左とか支持しながら運転手と少しおしゃべり。料金は見やすい位置に表示されているので安心できた。
運転手の方から日本人ですか?と聞いてきたので、そうですと答えると、前のお客も日本人だったよ、ほんと日本人多いねー、と言っていた(乗った場所が日本企業が集まる場所だった)。
まだ田舎から上海に来たばかりで地理に詳しくないとのこと。私が、上海でタクシーに乗るの始めてなんですよーとか言うと、何も心配いらないよーとか言われる。
上海の車の運転を見ているとめちゃくちゃなんだけど、実際に車の方に乗って車側から見ると、外から見てるほどには荒く感じない不思議。クラクションはイライラして鳴らしてるというより、もっと普通に使っている感じがする。
グーグルマップを見ていると目的地の近くに来たので、「下车」と言ってタクシーを止めてもらい、料金を払い領収書を貰いタクシーから降りる。
(タクシーの領収書,车费发票)
料金は、見やすい位置に表示されているので、だいたいいくらくらいかわかるので、事前に用意しておくと支払いがスムーズになると思った。
以上が中国の上海で始めてタクシーの乗った時の感想。