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川本真琴のことを思い出す

eno blog: 川本真琴『桜』

飯野賢治さんのブログを見たら「川本真琴」について熱く語っていた。僕も川本真琴は凄い能力を持っていると思っていたから内容には同感できる。飯野賢治さんみたいに、言語化して表現することはできないけど。

僕は普段あんまり音楽は聞かない。車を運転するときもラジオか、中国語と英語の勉強用のMP3を聞いている。音楽を聴くとすれば坂本龍一の曲くらい。もうだいぶん前だけども川本真琴がデビューした当時、彼女の曲を聞いてなぜかCDを買った。

川本真琴の曲のどこが良かったのか説明できないが、飯野さんが書いていたように川本真琴の作詞が良かったのかもしれない。テーマについては飯野さんが詳しく書いてるので置いとくけど、歌詞を聴いて、耳から直接脳の奥深いところに入ってくる感覚があった。1→2→3→4→5→のように論理的に言葉を繋いでいるのではなくて、1→5→12→34→のように一見無関係に思えるような言葉が並んでいる、けどそれが絶妙な記憶を結ぶキーワードになっているから、例えば1の次に100がきてもその間の→2→3→・・・→98→99→を脳内で素早く補完して理解できる。川本真琴はその跳べる(跳ばせてくれる)距離が人並みはずれている。普通はせいぜい1から10までしか跳べないのに、一気に1から100に跳べるから、ある閾値を越えて脳内で気持ちいいと感じるんじゃないだろうか。言葉を必要最低限選んでベストな組み合わせを選ぶという、これってほんと面白い小説の場合と同じだなと思う。要するに組み合わせが上手いのは創造力があるってことだから、やっぱり川本真琴は天才ということになる。

追記:川本真琴が9年ぶりにソロアルバム「音楽の世界へようこそ」で完全復活だそうです。
参照記事:川本真琴が9年ぶりに復活
楽しみ。

川本真琴 川本真琴
川本真琴

ソニーレコード 1997-06-25

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飯野賢治と伊藤穣一のトークとドバイ

http://blog.neoteny.com/eno/
eno blog(飯野賢治のブログ)

上記ブログの右下から飯野賢治と伊藤穣一のトークが聞ける。これ結構面白い。伊藤穣一が引越し先のドバイについて語っています。ドバイの話がこんなに頭に入ってきたのははじめての経験。生の情報を得た人が語っているから話が生き生きとしてる。飯野賢治の話の聞き方も上手。

ドバイって単なる砂上の楼閣というステレオタイプのイメージしか持ってなかったのでハッとさせられた。ただ少し前にNHKでドバイで働く日本人建築家の特集をしていたのを見て当たり前だけどドバイにも多様性があって自分の持っているイメージはただの思い込みじゃんという危険信号は少し感じてた。

伊藤穣一のブログ日本語版はこちら)は時々見るから彼がドバイに引っ越したのは知っていた。伊藤穣一とドバイって意外な組み合わせなのでなんで?と不思議に思ってた。けどこのトークを聞いて納得しました。この人はほんと面白い生き方してる。そのうちアフリカを冒険したいとも言っている、僕もアフリカには興味がある。グローバル化とよく言われるけど、イスラムとアフリカは僕にはちょっと別の世界に見える。正直よくわからない世界。

伊藤穣一を初めて知ったのはたしか村上龍との対談でだと思う。すぐに面白い人だと感じた。坂本龍一とも繋がってた気がする。面白い人は引かれあうジョジョのスタンド使いみたいだ。飯野賢治を知ったのはゲームからで、3DOが登場した頃に興味を引く人がいるなと目に留まったのが飯野賢治だった。3DOは予約して買った。当時高校生の自分には高い買い物だった。ソフトもほとんど発売されずにあっという間に消えてしまった。けどわくわく興奮を感じれて楽しかったのを今でも思い出すことができる。飯野賢治はまたゲーム業界に戻ってきたらしい。ブログ見てると脳や宇宙に興味があるみたい、僕も脳には興味がある。

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