アイデアのつくり方の本、としてバイブルとなっている本だそうです。初版を見ると1988年となっています。小さくて薄い本、しかも半分以上が解説なので、本編だけならじっくり読んで15分ぐらいで読めました。アイデアのつくり方に関して、必要最低限のことが書かれています。今出版されているアイデア~系の本はほとんどこの本に枝葉をつけた物と言えそうです。
正直、わざわざ本を読まなくても書いてあることは簡単なので理解できますが、よりよく理解するためには一回はこの本を読んでおくといいと思います。私も最初は読む気がなかったのですが、読んでみると、一度はちゃんと読んでおいて損はないと思いました。
この本に書いてあるアイデアのつくり方は
1、情報を集める
2、その情報の組み合わせを考える
3、しばらく寝かせる
4、アイデアが浮かぶ
5、具体的なものに作り上げる
こうやって書くといかにも単純なんですが、実際にやろうとするとこの単純そうに見えることすらなかなか実行が難しいことがわかります(本書で著者も実行に移すのは難しいといっている。もう一つ、方法が単純すぎてバカにする人が多いから自分のメシの種をばらしても構わないとも)
。小さい頃から習慣となっている人はいいですが、私みたいに大人になってからやろうという人は、用意周到に挫折しないよう戦略を考えて実行に移す必要があるでしょう。