セキセイインコの雛の治療メモ
以前インコの片目が開かなくなり副鼻腔炎で動物病院に行き完治するまでのメモ。
・ある日、様子が変なのに気づく
ある日突然片目が閉じて開かなくなっているのに気づく。なんとなく元気もなく、いつもは放鳥すると勢いよく飛びまくるのに飛ばなくなった。どこかに目をぶつけて怪我をしたのかなと最初は思った。しかしぱっと見では怪我はないようだった。ネットで調べると同じような症状の例があり、目に症状が出ていても原因は鼻腔にある場合があるらしい、結膜炎や副鼻腔炎の可能性がありそうだった。幸いに食欲は以前ほどではないがある程度あったので数時間で急に命にかかわるような状態ではないようだった。もう夜だったので翌日すぐ動物病院に連れて行き診察して貰った
・動物病院へ
様子がおかしいのに気付いた翌日に動物病院へ。事前に電話すると糞の検査もするので乾燥しないようラップに包んで持ってきてくださいとのこと。
・診察
とても丁寧に診察してもらえた。糞の検査は問題なかった。セキセイインコにはメガバクテリアの感染が見つかることがあるが問題ないと。
目の部分は腫れて膿が出て固まり開けなくなってるようだった。テープのようなものを閉じた目にあて、そのテープについた組織を染色?で調べて画面に映し説明してくれた。
目をゆっくり開けて調べると目に傷は無いが状態はかなり酷いとのこと。閉じた目の方の鼻の穴をライトで照らすと鼻の奥の色が左右で違っていて、よく観察すると眼と鼻の間の皮膚も赤っぽくなり炎症しているとその部位を見せながら丁寧に説明してくれた。自分では気づかなかったけど先生に指摘されてから観察すると気づく点が多い。
・治療
眼には抗生物質の目薬(目薬と言っても液体ではなくグリス状)を塗ってくれた。目薬と飲み薬の治療になると。目と鼻はつながってるので眼に症状が出ていても鼻の方に原因がある場合があるらしい。原因は気温の変化とか季節の変わり目とか、気温差が大きかったりしてなる場合があるよう、エアコンの部屋でのオンオフ等。まだ生後1年経っていないので免疫も弱いよう。寒い冬になると免疫が弱るので夏の間に治すほうがよいとのこと。この病気はなかなか治らず長引く例も多いとのこと。目薬と飲み薬の飲ませ方を教えてもらい終了。鳥は薬の飲ませ方が大変。
薬→目薬1日2~3回、飲み薬は2種類、1日2回2滴ずつ、抗生物質と整腸剤、抗生物質は腸の菌にも影響を与えるので環境を整えるために同時に整腸剤を飲み環境を整えるよう。
動物病院は、糞の検査料、薬代も全部込みで1万円位でした。
最初は焦ったけど自己判断せず動物病院に連れていきプロの獣医さんにすぐ見てもらって良かった。以下はその後の流れ。
・病院に行った日、帰宅後午後目薬と抗生物質、目薬はできるが抗生物質の飲ませ方が難しい。目は閉じたまま。
・1日目、眼が少し開いた時があるが基本閉じたまま。夕方少し放鳥していると、またほんの少し眼を開けて、眼が開いたからか少しだけ飛んだが危ないので以後はしばらくカゴの中だけで飼育することに。少し元気になった気もするがまだよくわからず。餌は前より食欲はないが食べてはいるよう。
・2日目、時々眼がぱっちり開くように。ただ眼の周辺が最初の頃より腫れている。目が開くといっても目の中は以前と違い透明感がなく通常とは違う。
・3日目、朝の投薬、ちゃんとくちばしを開かせて口の中に直接抗生剤を垂らした。これなら確実に飲んでいるはずだが毎回開かせるのは大変。くちばしを閉じた状態で根本付近に垂らすと本当に飲んでいるかはわからない。
・4日目、また時々眼がぱっちり開くようになった気も。ただ眼の腫れもある。開いても目の感じが以前とは違う。目薬の飲み薬で目の周りや嘴周辺の毛がベトベトした感じに。
・5日目、時々目は開くが腫れが出ているよう、特に目頭部分が腫れて少し目が出ているような感じ。抗生物質の残りが少なくなってきたので早めに病院に行く、薬は1週間分貰っていたが飲ませるのに失敗してこぼしたので早くなくなった。
夕方頃、動物病院へ。薬を貰うついでに診察も、診察は丁寧。鼻腔の周りが腫れてる?が鼻に化膿はないよう、あと薬の飲ませ方をまた教えてもらう。薬のスポイトの先端が鳥の嘴につくとばい菌が薬の中に入り良くないかどうか?はそんなに気にしなくていいと。首の伸ばし方は難しく、何年もやってコツがわからないと難しいから無理しないほうがいいと。先生のやり方を見ると持ち方も全然力を入れてない。無理に嘴を開けずにある程度で嘴の隙間に垂らす感じでいいと。良くなってきているのでちゃんと飲んでるから大丈夫と。腫れている部分はあまりかたくなると切開する必要があるが今は柔らかいので十分治る可能性が高いと。
抗生物質を1週間分もらい1800円位だった。
・6日目、よくエサ箱に頭を入れるようにして寝てる、元気な時は一度もしたことないので体調が良くないのだろう。目は時々開くがまだ何か正常ではない感じ、腫れもある。目やにが出ている。元気で餌はよく食べるが、以前と比べると元気はない。夕方野菜を引きちぎっていたり、今までと比べると元気が出てきた感じ。夜中に見ると目が以前よりぱっちりして動きも切れが出てきた感じも。目の感じが今までと違い、以前のような輝きが少し出てきた。
・7日目、朝から元気が良く目も開いている。動きが活発。エサ箱の下に潜って首を背中に入れて寝ていたがそれがなくなった。おやつの粟の穂も食べるようになった。
・9日目。だいぶ良くなってきたようで、薬を飲ませるときに暴れるように、飲ませにくくなってきた。
・10日目。目薬をするときに目を観察すると赤みと腫れが引いて白っぽくなってきた(以前は少し赤く充血してる感じがあった)。
・13日目、病院、薬を2週間分貰う。今薬で抑え込んでるのでこのままたたいていくと。この調子なら2週間位でよくなるからもうそのまま診察に来なくても良いとのことだったが、一応また見てもらうことに。抗生物質は1週間しか持たないので、1週間分は溶かして、次の1週間分は自分で溶かすように粉をもらった。4800円くらい。
・27日目、前回の診療から2週間薬を投与して診察、だいぶきれいになったようで、後は1週間目薬するだけで大丈夫だと。目薬は一番最初に貰った分がまだ残っているので診察料のみで700円
・34日目、目薬だけ1週間が終わり治療終了、目はだいぶきれいになり元気。
・その後、目頭の腫れが気になっていたけどしばらくすると綺麗によくなり全く腫れもなくなり元気に、病気になったとは見た目からはわからないくらい綺麗に治った。正直完全に元に戻るか心配だったけど早めに病院に行き治療して良かったです。そのままにしていたら命も助からなかった気がするので診てくれた先生には感謝です。