確定搬出年金(401K)の配分方法のメモ

ちょっと前から確定搬出年金を使い始めたので、その時に調べたことのメモ。

確定搬出年金の主なメリット

  • 全額所得控除(これだけでも非常に大きなメリット)
  • 運用益非課税(普通は20%も税金がかかるのが非課税)

所得控除はほんとに大きい、これほど条件がいい物はそうそうない、なので余裕があれば枠いっぱい使うのがいい、というのは理解できた。

次に、何を選ぶか?だけど、商品を見ると、預金型のタイプもあるけど、預金は銀行にすればよく、運用益非課税のメリットがあるんだから、リスク資産(株式)に回す分の一部を確定搬出年金内で運用するのがいい、というのも理解できた。

確定搬出年金にラインナップされている商品のどれを選ぶか?

  • 運用益非課税のメリットがあるので、リスク資産で高いリターンが望める「株式に投資する商品」を選ぶ。
  • 手数料ができるだけ少ない物を選ぶ

この2つに注意して選ぶ。

株式に投資する商品のどれを選ぶか?だけど、分散投資できてコストも安いのはインデックス型の商品になる。

日本に投資するなら、TOPIX
日本以外の世界の先進国に投資するならMSCI KOKUSAI
世界の新興国に投資するならMSCI Emerging markets

がそれぞれの代表的な指数で、ベンチマークになる。
各ベンチマークに投資するインデックス商品が用意されているので、その中からできるだけ手数料が安いものを選ぶと以下の3つになった。これは会社によって、選べる商品が違うので、人によって変わる。

  • パッシブ野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX
    コスト純資産総額に対して年0.2052%(税抜0.19%)
  • パッシブ野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI
    コスト純資産総額に対して年0.2376%(税抜0.22%)
  • パッシブ野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)
    コスト純資産総額に対して年0.6048%(税抜0.56%)

配分は

50% 野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX
49% 野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI
1% 野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)

とした。スイッチングと言って途中で他の商品に変更できるので、自由度は高くて、取り敢えず現時点ではこの割合。世界のGDP等を参考にすると、日本の割合はもっと少なくていいけど、日本に生活の拠点はあるので、日本株、外国株を半々にした。新興国は手数料が約年0.6%と高い(といっても他の新興国の商品と比べると安め)ので要らないかとも思ったが、新興国に関心を持ち続けるためにも様子見で1%だけ入れてみた。

主にインデックス商品で手数料が年0.2%ほどの商品を選んだけど、アクティブ型のファンドだと手数料年1.5%とかいう商品もある。最初の積立金が少ないうちは手数料の額も小さく見えるんだけど、確定拠出年金は数十年利用するもので、例えば積立金が2000万になった時、手数料1.5%だと年間に30万円もコストがかかる。10年だと300万。これがインデックスファンドの手数料0.2%だと年間4万円で済む。しかもこのコストは毎年かかるのでいかにコストを下げることが大切かよくわかる。逆に金融商品を売る側としてはできるだけコストを見えなくして顧客に負担させたいだろうな、と想像できる。

コメントを残す