月別アーカイブ: 2009年9月

新型アクセラの「アドバンストキーレスエントリーシステム」

新型アクセラのアドバンストキー
マツダの新型アクセラのアドバンストキーレスエントリーシステムのキーです。金属のキー本体はこの中に納まっていますが、すべてキーレスで操作できるので、アクセラを買ってから金属のキーは一度も使っていません。今はこの手のキーレスがだいぶ普及してるようですね。私は始めて使うので最初は慣れませんでしたが、使い始めると便利でもう元には戻れない、というのが使ってみての実感です。

新型アクセラの鍵(カギ)
新型アクセラのアドバンストキー表
マツダのマークが割りといいアクセントになっていて気に入っています。
黒い部分はプラスチック、下のキーホルダーをつけれる部分が金属でできています。プラスチックの質感は少しざらざらした感じで、古くなっても見た目が劣化しにくいだろうなと想像できる感じの作りです。このキーはよく頑張って作ってる印象で、長く持っていても飽きにくそうな所有感を満たしてくれるデキです。

新型アクセラのキー
新型アクセラのアドバンストキー裏
裏に見えるボタンみたいなところを動かすと内臓されている金属のキーが取り出せます。
普段は金属キーを入れる部分はプラスチックカバーで覆われているので、もしキーレスシステムが壊れたときはプラスチックのカバーを外して、この内臓の金属キーを取り出して直接差し込んでから、スタートボタンでエンジン始動するようです。

新型アクセラのアドバンストキーレスエントリーシステム
大きさ比較
ちょうど片手にすっぽり収まるくらいの大きさ。重さは、金属のキー部分以外はプラスチック製なので見た目より軽いです。
車に乗り込むときは、キーはカバンかポケットに入れたまま、ドアのボタンを押すとピッと音がしてカギが開きます。乗り込んだら、ブレーキを踏んでスターターボタンを一度軽く押すとエンジン始動です。最初は金属のカギでエンジンをかけるみたいに、スターターボタンをエンジンがかかるまで押しっぱなしにしていたんですが、軽く1度押すだけでよいことに最近やっと気づきました・・・。

エンジンを切るときは同じようにスターターボタンを1度押すと止まります。ちなみにエンジンをかけたまま車を停止して、キーを持って離れると警告音がなります。車を降りてカギを閉めるときは、乗るときと同じようにドアのボタンを一度押すとカギがかかります(ディーラーに持っていくと設定変更で自動ロックへの変更も可能らしい)。ちゃんと体に身につけていないと駄目で、例えばカギを入れたバックを助手席の人に持ってもらい、その人が先の助手席から降りて車のそとにいると、ボタンを押しても反応がありません。

私はカギはカバンに入れたままで手に取ることはほとんどなくなりましたが、このキーには写真でわかるようにボタンがついていて、ボタンでドアのカギの開閉もできるので、ドアのボタンを押さずにキーで開閉をすることもできます。あと、トランクはトランク付近についているボタンを押すと開くので、中から操作しなくてもよくなっています。新型アクセラに限らず今の車はこういう細かいところの利便性が凄く良くなっていますね。

今はこういうキーを丸ごと収める皮のケースが売れてるらしい。サイトを見るとまだマツダの新型アクセラ用は出ていないみたい(上の商品はたぶん前の型のアクセラ用)。たしかにカギを鍵穴に入れて使うことがないから、キー自体カバンの中に入れっ放ししておくとキーの容器?に少しづつ傷が入るから、財布みたいに皮の入れ物が売れるのも納得。今はアクセラのキーに何もつけてないけど、つけるとしたらこのタイプのケースにするでしょう。

アクセラのキーにつけるキーホルダーを探していたら、こんなのを見つけた。自分の車のナンバーで携帯のストラップをオーダーメードで作ってもらえる。値段も手頃。これ最初に考えた人は商売上手♪。

綿谷りさ「夢を与える」「インストール」を読んだ

夢を与える 綿谷りさ

以前書いていた、綿谷りさの「夢を与える」読みました。(参照記事:綿谷りさ「夢を与える」
予想通り面白かった。アマゾンのレビューを見るとありふれたストーリーと書いてる人がいたけども、世の中のほとんどのことはありふれていて、それをどう描くかに面白さがあると思う。そのどう描くかについて綿谷りさはセンスがある。よい小説は言語化されないまま脳に存在している物に言葉を与えてくれる。この「夢を与える」は前作の「蹴りたい背中」よりさらに精密に物事が描かれていて、作家として数段成長したように感じられました。
綿谷りさ「夢を与える」(amazon)

インストール 綿谷リサ
「夢を与える」が良かったので、綿谷りさの他の本も読もうと重い「インストール」を買いました。(「蹴りたい背中」は芥川賞受賞作が載る文芸春秋を買ってリアルタイムで読んでいた。

この「インストール」は彼女が高校生の時に書いた小説だそうで、嫌でもその才能を感じさせられます。文体がどうとか、内容がどうとか関係なく、一言でいうと作品全体を通して感じられるセンスがいい。私は人間の能力なんてものは誰もそんなに変わらないと思ってますが(20歳過ぎてやっと気づいた・・・)、ときどきある特定の能力に関しては標準偏差の外にいる人間もちゃんと存在するのを知って嬉しくなります。

インストール 綿谷りさ(河出文庫)amazon
私は単行本を買って読んだんですが、アマゾンを見てみると、文庫版が出ていて、インストールの文庫版には「You can keep it.」という書き下ろしの短編が収録されているとのこと。これ読んでみたいから、文庫版も買わないと♪。
今回、綿谷りさの「夢を与える」を読んでみて、私の中のこの作家の新作が出たら必ず買って読むリストに入りました。

ビジュアルシンキング

日経アソシエの記事で絵の書き方のアドバイスで役に立ちそうなのがあった。

・物を逆さに描く
人間は普段理解していない部分も頭の中で想像して勝手に埋め合わせしてるから、物を逆さまにして描くことで普段見えていない部分が把握でき描く力が鍛えられる。これはなるほど~♪と納得。

・上手く描くことよりも、細部まで丁寧に描くことがポイント
物にしろ、頭の中にある考えにしろ、絵に描くときには細部まで丁寧に描くことが重要。そうすることで自分がわかっていない部分に気づくことができる。
絵に限らずアウトプットすると自分に足りない部分が浮かび上がるのは同じ。アウトプットするとき丁寧にやることでより効果があがる。

情報に出会うより引き出すことが大切

今本屋に置いてある、日経ビジネスアソシエに面白い記事が載ってる。

人間の記憶の話についてで、人間は生き残るために必要な情報以外は忘れるようにできている。だから歴史の年号などは脳に繰り返し覚えさせて大切な情報だと錯覚させないといけない。これはよく聞く話。ここからが私が知らなかった話です。今までは情報に繰り返し「出会う」ことが記憶に大切だと考えられていたけど、少し前に出た論文によると、重要なのは繰り返し情報を「引き出す」ことだという結論が出たという話。

だから何事でもわからなくてもどんどん使ってみることが重要だということでしょう。マネが上手い人ほど、技術の習得が速いというのもこの話と関係しているような気がする。

「動機付けと時間の圧縮」佐藤優

週間東洋経済、佐藤優「知の技法 出世の作法」
「動機づけができれば時間を圧縮できる」と「時間を圧縮する技法の身に付け方」の2回分まとめてメモ。
最近の内容はわかりにくくなってきた。

「動機づけができれば時間を圧縮できる」
・勝間和代さんの本から引用、勉強法の本はどれも基本は同じ、やる気がが出ればそれで十分
・そのやる気で動機付けができたら、次は目的を決める
・目的は常に時間とセット。
・また勝間本からの引用、努力は時間で定量化できる。
・動機付けができたあと、どうやって効率よく勉強するか?
・知の巨人から教えてもらうのが一番、ただ知の巨人は忙しいから自分のことに時間を使う
・立花隆さんの話、彼は学生時代英語の個人授業を受けていた。脂汗の出る体験だったが、それが役にやった。
・佐藤優さんも1対1での個人授業がもっとも効率よく勉強する方法だという意見

家庭教師の経験はあるけど、1対1の場合相性が合わないとストレスだけたまる気がする。勉強自体じゃなくて、人間関係でストレス作ると勉強も身につかないと思う。逆に相性が良ければ1対1の効果は絶大。

「時間を圧縮する技法の身に付け方」
・脂汗を流すほどの経験をすると役に立つ
・大学の講義は人数が少なくなるほど密度が濃くなる
・佐藤優さんの学生時代の話、同志社大学時代の少人数ゼミで非常に難しい翻訳をさせられた
・各個人に文章が割り当てられ、辞書に載っていないような難しい単語が含まれる文章を訳す必要があり脂汗が出る経験をした
・この経験が外務省に入ってからも役にたった
・重要なのは脂汗を流して、勉強した内容ではなく、脂汗を出して勉強したという経験。

少人数ゼミの話は同じような経験があるからよく理解できた。
脂汗うんぬんの話は、受験勉強の話に例えるとわかりやすい。受験で勉強した内容も役に立つけど、目標を決めて、努力してそれを達成するという経験があると、それ以降も頑張りが効くという話だと思う。