前から読もうと思いつつ、あまりに分厚いので見て見ぬふりしていた、「銃・病原菌・鉄」。
最近、文庫化されたので、いいきっかけだと思い読んでみた。だらだら読んだので読み終わるまで1ヶ月ほどかかった。
評判通りいい本で、読む価値はある。
簡単にまとめると、
地域による発展の差の理由は何かをデータを元に調べていって
家畜化できる野生動物や、食料生産に向く野生植物の種類が多いと
食料に困らなくなり、専門分野につける人が増えて、いろんな発明をして、他の地域より発展する
さらに、家畜関連の伝染病に対する免疫もついているから、新大陸に行くと、あっというまに元から住んでいた人たちが伝染病で人口が減る
ユーラシア大陸は横長で面積が大きく、アメリカ大陸は縦長、横長だと気候が似ているので、食料生産の技術などが伝わる測度が早い。
ただ中国だけは昔から一つの国として支配されていたので、ヨーロッパに比べ競争が起きず、途中からヨーロッパに抜かれた
みたいな内容だったと思う。
書いた人がカリフォルニア大学医学部の教授だから、歴史から科学からさまざまな分野に縦横無尽に話が広がって、これ一冊読んだら自分がどの分野に興味があるのかがわかる。
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文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)