今週の東洋経済の佐藤優の連載「知の技法 出世の作法」は「明日できることを今日やるな」でした。
相変わらず時間管理術についての質問が多いらしく。中でも「佐藤優さんの時間管理術を具体例とともに教えてくれ」という要望が多いらしいです。
佐藤優さんは今までのキャリアを大きく4つにわけて説明しているけど、そのすべてに共通する時間管理術は次の一言で言えるそうだ。
それは
「明日できることは今日やるな」
時間という物は取り返しのつかないことをやるときに圧縮される。だから今日じゃなく明日でもできることをやっても時間は圧縮されない。学校では「今日できることは今日のうちにやる」と教えたりするが、それだと時間が有効に使えない。この二つの違いはわかりにくいけど、よく考えると全然違うんですよね。
例えば北朝鮮がミサイルを発射するとき、3日後に発射するという情報が入り外務省で発表する原稿を用意していても、急に発射時間が変わればその原稿は無駄になる。そういう経験をしてから「明日できることは今日やるな」という考えになったらしい。著者はラジオなどでも打ち合わせはほとんどせずにぶっつけ本番でやるとのこと、事前に打ち合わせをやるとどうしても気が緩んでダレた雰囲気になりお客さんからみると面白くなくなるらしい。
「明日できることを今日やらない」ということは明日できる仕事の量を把握しておくことでもある。
要は明日できる仕事の量を把握して、やらないといけない仕事の量から逆算すると今日やらないと取り返しのつかないことが残り、時間は「取り返しのつかないことをやるときに圧縮されるから、時間が効率的に使えるということになる、と私は理解しました。うーん、今回は私には少しわかりにくかったです。でも頭の中にモヤモヤした感じが残るほうが記憶には残るんですよね。