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中国のNISSINカップヌードルと全家ファミリーマート

夜中に急にお腹が減ったので、近くのファミマ(中国では全家という名前)に買い物に行って、はじめて中国の日清カップヌードルを食べてみた。中国のカップヌードルの感想と、ファミマが頑張ってるのが印象に残ったのでメモ。

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ニッシンの中国版カップヌードル。

日本のものとはパッケージも中身も違う。ファミマでの価格は6.2元(約77円)。ちなみに、コカコーラは350ミリ缶で2.5元。「开杯乐 kāi bēi lè」は、カップを開けて楽しむ、みたいな意味、だと思う。中国の南の方では「合味道」という別の名前になってる。「虾仁原味面」はエビ味のメンの意味。エビ味は日本にないから、あえてこれを選んでみた。

中国のニッシンのカップヌードル

中身。二つ折りのフォークが入っていて合理的。店員さんに箸をください、と言ったら不思議がってた理由が後でわかった(汗)

中国のカップラーメン

スプーンを広げるとこうなる。

正直あまり美味しくはなかった。。。味が薄くて、なにか物足りない感じ。濃ゆい味を想像してたので意外だった。面も食感がいまいち。最近日本のカップラーメン自体食べてないので、ちゃんと比較はできないけど。

ラーメンより興味があるのがファミリーマートの方で、中国(とくに上海)では何気にファミリーマートをよく見かける、正確には、コンビニを良く使いそうなお客がいるところにうまく店舗を配置してる。日本と比べるとまだまだだけど、よく観察しているとサービスを頑張ろうとしてる姿勢も感じられる。裏で管理している人はそうとう考えてやってるんだろうなと想像できる。

ファミリーマートは、中国に強い伊藤忠商事傘下(ファミマ株30.65%保有の筆頭株主)で、セブンイレブンと違い独自展開ができたので、早くからアジアで展開しノウハウを積めたらしい。伊藤忠といえば、社長をしていた丹羽宇一郎という人が中国大使になり一時話題になってけど、1998年に1350億円でファミリーマート株の取得を進めたのがこの人(関連本:『人は仕事で磨かれる 丹羽宇一郎 著』)。

ファミリーマートの店舗数(2011年05月31日時点)
日本8,337
海外9,770

2009年にはすでに海外店舗が国内店舗の数を超えてる。ファミリーマートが初めて海外に出たのは1988年の台湾への出店。

ファミリーマート海外店舗数内訳
台湾 2,681
韓国 5,833
タイ 635
中国 607
アメリカ 9
ベトナム 5

韓国がだんとつで一番多いのは意外。台湾は納得。こうやってみると中国はまだ少ないから力を入れたいのがよくわかる。

ついでにセブンイレブンの店舗数も調べた。

セブンイレブンの店舗数
日本13,334(2011年6月末)
海外27,638(2011年3月末)

セブンイレブン海外店舗数内訳
マレーシア 1,235
スウェーデン 186
アメリカ 6,749
メキシコ 1,240
インドネシア 27
カナダ 465
デンマーク 163
台湾 4,753
オーストラリア 441
タイ 5,962
シンガポール 550
韓国 3,404
フィリピン 577
中国 1,714
ノルウェー 172

セブンイレブンも韓国の店舗数が多いのが意外だった。

ついでにローソンの店舗数もメモ
ファミリーマートは伊藤忠だけど、ローソンは三菱商事で、社長の新浪剛史さんも三菱商事から来てる

ローソンの店舗数2011年2月末
日本 9,994
中国 上海 315
        重慶 4

上海以外ではまだほとんど出店してない。最近ローソンは内陸への出店に力を入れ始めてるけど、実際地方に出店するとなると、田舎の方は大変そう。重慶にある4店舗ってのは、内陸への出店の為に始めた店舗。ローソンは後10年間で中国の店舗数を最大1万店に増やすとのこと。

砂漠で梨をつくる ローソン改革 2940日 砂漠で梨をつくる ローソン改革 2940日
吉岡 秀子

朝日新聞出版

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クエン酸ピーリングを試してみました。


購入したクエン酸の結晶『ダイワ クエン酸 (結晶) 500g』。

人に薦められてクエン酸ピーリングという物を試しにやってみました。最近NHKの「あさいち」というテレビ番組で、皮膚科の人が、背中のニキビ跡を早く綺麗にできる方法、として紹介していたとのこと。あさいちの公式サイトはこちら『スゴ技Q 見せたい背中をGET』。美容には特に気を使っているというわけではないんですけど、気が向いたのでやることにしました。ニキビ跡やシミの跡は年を取ると良くなりにくいので、若いうちに対策をしておくほうが良さそうですしね。

結論

まず、結論から書くと、費用はクエン酸の数百円分だけで済み、効果もあるので続けることにしました。ピーリングというと何か大げさな感じがしますが、クエン酸ピーリングは自宅ででき、高い化粧品など必要なくお金がかからないので、お手軽にできます。

クエン酸ピーリングの方法

方法は簡単。クエン酸1に対し、水10を入れて(つまり濃度約10%)、それをニキビ痕が気になる部分などに塗り、5分ほど待ち、洗い流すだけ。最初は週1,2回から初めて、様子を見て問題ないなら毎日してもいいらしい(私は1日おきにしてる)。問題ないようなら、洗い流さずにそのままでもいいみたい、私は一応洗い流しています。手の届かない部分には、スプレーに入れて体に吹きかけるとよいとのことですが、体のストレッチになるので、私は背中も全部手で塗るようにしています。

具体的な方法ですが、まず、最初にシャワーを軽く浴びて、その後、洗面器にクエン酸の結晶を入れて、水を入れて溶かします。そしてクエン酸を塗り、5分間待つ間に頭を洗い、その後全身にシャワーを浴びて洗い流すという、パターンでやっています。顔に塗る場合は、目に入るとかなり染みるので気をつけたほうがいいです。

クエン酸について

クエン酸ピーリングについては、一応自分でも調べたのでメモしておきます。ウィキペディアのクエン酸の説明はこちら。(クエン酸のクエンは中国のレモンの種類の一つ、「枸櫞」、から来ている、というのは知らなかった。)

クエン酸というのは、レモンや梅干のしょっぱさの成分の元になっている物。なので、クエン酸を舐めると、レモンのしょっぱさい味がします、あまりにレモン味に似すぎているのでちょっとビックリしました。クエン酸はジュースなどの成分としても使われているらしいです。

クエン酸は弱酸性なので、皮膚こつけると皮膚表面の極薄い層を溶かします、これにより、皮膚の代謝を促進し、ニキビ跡などがある皮膚の表面が早く綺麗になる、というのがクエン酸ピーリングの仕組です。

クエン酸の化学式はC6H8O7、分子量は192.13です。カルボキシル基COOHを3つ持っているので、水溶液は酸性になります。

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私が買ったクエン酸の結晶。『ダイワ クエン酸 (結晶) 500g』というもので、アマゾンで792円でした(楽天ならこちら)。原材料なので安いですね。

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クエン酸の化学式。クエン酸の結晶の場合は、水分子H2Oが一個付いてる。無水クエン酸の場合だとこの水分子H2Oがついてない。クエン酸ピーリングに使うならどのみち水に溶かすのでどちらでも関係ないらしい。

citricacid

クエン酸の結晶。粉末ではなくて、細かい結晶の粒になっています。なめるとしょっぱい。もちろん舐めても体に害はありません。

クエン酸ピーリングの効果

一回やると目に見えてニキビ痕が良くなる、ということはありませんが、クエン酸ピーリングをやった後は、肌がツルツルになってるのがわかります(気持ちいい♪)。このツルツルしてるというのは、確実に皮膚の表面が溶けているということなので、ちゃんと目的の効果が出ていることになります。クエン酸ピーリングは、お金も手間もほとんどかからず、しかも気持ちいい、ということがわかったので、これからものんびり続けていくことにしました。ちなみに、クエン酸はアマゾンや楽天で500グラムとか1キロ単位で、1000円前後で売っています。いろんな加工や宣伝にお金がかかっておらず、原材料として使われるものなので安いですね。500グラムの物を買えば、少なくとも半年以上は余裕でもつので、お財布に優しいです。

ETFのメモ

ETFは手間とコストがかからないのが利点なので細かいことはせず、国内3、国外7の割合で投資しようと考えてる。

国外が多めなのは今のところ自分自身に海外で稼ぐ能力があまりないから。でも調べていくうちに全部個別株でもいい気がしてきた・・。

以下メモ。

国内株式分は簡単。
野村アセットマネジメント運用の【1306】TOPIX連動型上場投資信託で決まり。
8千円ちょいから投資できて、出来高も多く、純資産残高も多い。
松井証券だと10万円以下は手数料無料なので、松井証券で1306を買えばOK。

問題は海外ETF。海外ETFの場合は海外株式の売買手数料が適用されるので、最低でも売買手数料が2千円以上かかる。少額で毎月買うようなことしたらコストが高い。
ところが、MSCI KOKUSAI(日本を除く世界の先進国の株式指標)に連動を目指す(←あくまで目指す)ETFが国内ETFで上場されているのを発見。
ただし、調べてみると出来高も残高もあまり多くなく、板が薄いので、微妙。

ETFではなく、投資信託のeMAXIS先進国株式インデックス(信託報酬0.63%)は同じくMSCI Kokusai Indexへの連動を目指すタイプで、消去法で選ぶとこれになりそう。投資信託の場合は売りたい時にすぐ売れないのがデメリット。もともと一部の放置用なのでこれで十分かも。まだよくわかってないのでもう少し調べてみよう。

天津伊勢丹

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そこら辺に転がっていたので、何の期待もせずに読んだところ、意外に面白かったです。

2001~2007年まで中国の天津伊勢丹の社長をしていた人の本。

デパートには興味がないんですが、デパートの社長という立場の人がどういうふうに中国で適応して行ったか?という点から読むと面白いです。

社長として行ったんだから余裕なのでは?と思ったりしたけど最初に中国に行って感じることは同じなのが意外でした。欧米人が日本人に比べてストレスを溜めにくいのは、そもそも中国人に期待も先入観もないからというのはなるほど、と思いました。

頭の中のイメージではなく、現実を見ないと、実際の生活には適応しにくいということは、わかってはいても実行するのは難しいから、誰かから教えてもらうとスタートダッシュが違ってくる気がする。

「他人への注意はしない、されない、みかけない」

これは本の中に書いてあった言葉だけど、この前、中国人から、日本人は人の目を気にするの?と質問されて質問の意味がよくわからなかったのを思い出した。しばらくすると、点と点が結びついていくように、ああ、あれはこういうことだったのか、とかいろいろわかってくるけど、流行のファッションをしていて、考え方が進んでる若い人でも、え?って思うような部分があるので、やっぱり勝手なイメージを持つとストレスの元だなと、しみじみ思いました。

この本に書いてある時代、といってもほんの5~10年前の話し、だと自転車がまだ凄く多いと書いてあるけど、今は自転車が減っているので、時代の流れは早いなぁというのも感じました。

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