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IHクッキングヒーターの交換を自分でやってみた

IHクッキングヒーターが故障したので、自分で通販で購入して、交換してみた。

故障の原因

故障の原因は魚焼きグリル部分のショートで、ブレーカーが落ちて停電。修理は高いし、もう古い物なので交換することに。魚焼きの部分は油が出るし故障の原因になることが多いらしい、なので今度からはなるべく魚焼きは使わないことにする。

メーカーのカタログ定価、家電量販店、ネット通販の値段の差

交換にあたって、まずはどの機種にするかパナソニックのサイトを見てみると、売れ筋らしいシリーズの定価は30万円を超えている。ちなみに幅が60と75センチのものがあるが、ヒーターの間隔は同じで作業スペースの広さのみの違いらしい。IH本体の設置場所も基本寸法が同じらしいので、いろいろ迷わなくて済む。
定価30万円代で、流石にこんなに高いと手が出ないと思い、次にカカクコムでどれが売れているかチェックすると、売れ筋は10万円代のものだった。型番を調べてみると、さっきパナソニックのサイトで見た30万円代の物がある。パナソニックの定価34万円の一番の売れ筋らしきものだと、ネットの最安値は105,000円程度、価格差が23万円ほど。
次に近くの家電量販店に行くと、同じ型番の価格は24~25万円くらいで、こちらは工賃、保証費込み。
IHクッキングヒーターの交換方法を調べてみると、すでにIHクッキングヒーターを使用している場合は交換が簡単だとわかったので、通販で買って自分で交換することにした。購入したのはパナソニックのKZ-V363Sと言うもの。通販は以下3箇所を比べて一番安いところで購入した。キャンペーンなどで安いところは変わるので、全部チェックした。

■楽天 KZ-V363S
■Yahoo!ショッピング KZ-V363S
■Amazon KZ-V363S

パナソニックのIHのカタログを見ると同じようなものが並んでいるけど、違いは、
・作業台の幅の違い
・IHが3個か、IHが2個で、電熱線の物が1個のタイプか、
・IHで使える鍋がオールメタル対応かどうか、対応だとアルミや銅の鍋も使えるらしい

作業台は普通の60cm、電熱線の物は要らないので3箇所全部IHのタイプ、オールメタル対応は要らないので、KZ-V363Sとなった。
家は、すでにIHを設置していたので、200V のコンセントと専用ブレーカーが設置されていた。交換はドライバーでネジを数本取り外して、取り付けるのと、コンセントに抜き差しだけらしい。保証もパナソニックがやっている長期保証のものに自分で申し込んで入ることに。IHを使っていなかった場合は、200Vのコンセントを設置したりブレーカーも別に設置したりで費用がかかるので、この場合は自分では無理そうだった。

IHの消費電力とブレーカーとか200V と100V の違いとか

カタログを見ると最大消費電力が書いてあって、今の機種だとだいたい5.8kwになっている。今まで使っていた昔のものだと4.8kw。IHは専用のブレーカーを設置してあるのでそこを見ると30Aとなっていた。W(ワット)とA(アンペア)についても、なんだっけ?と忘れていたのでついでに調べてみた。
最近のIHはIH部分に3kwと記載されているのが手前に2個、そして奥に小さいのが一個、そしてグリルもあるから、合計すると5.8kwなんてすぐに超えるけど、自動で調整して、合計では5.8kwを超えないようになっているらしい。4.8kwの場合も同じ。
100V前提だと、5.8kw(5800w)で58A、すでに専用ブレーカーの30A超えているのでアウトなんじゃと思ったけど、IHは200Vなのでアンペアは半分の29Aとなりセーフだった。

電力(Wワット)=電圧(Vボルト)×電流(Aアンペア)

同じワット数の場合、アンペア数は、200Vの場合100Vの半分になる。
例えば、
200Vだと、5.8kwの消費電力で、5,800÷200=29、29Aになる。
100Vだと、5.8kwの消費電力で、5,800÷100=58、58Aになる。
今のIHクッキングヒーターはカタログを見ると、最大消費量を4.8kwにも切り替えできるようになっている。

交換作業

交換は、まずスイッチ類がある側面部分にあるプラスチックのカバーを外して、台所の台とIHを固定してあるネジを外す(確か2箇所)、これでもう本体がグラグラ動くようになるけど、奥のほうが外れないので他にも固定してある箇所がありそうだった。なので次に表面の奥の排気口付近にある穴が空いた金属のカバーを外してみるとネジが3箇所あったので全部外した。この部分は油汚れが酷く、ネジ穴が埋まっていたので556スプレーで溶かして針でネジ穴を綺麗にしてから外した。ネジ自体は軽くしか止めてないのですぐに外れる。この3箇所のネジを外すと、IH本体と天板のガラス部分が分離するようになるが、奥の方だけ分離して手前の方がまだ本体と繋がっているようだったので、もう一度側面の方に戻ってよく確かめるとIH本体と天板のガラスを止めているらしきネジがあったので外した。

これで、IH本体と上に乗っているガラス部分が完全に分離できた。IH本体を外さなくても上のガラスは取り外せるので、もし上のガラスが割れて故障した場合は部品さえあれば本体は取り出す必要がなく交換は10分くらいでできるとわかった。
上のガラスを外してから、もう一度IH本体を取り出そうとしたが、やはりまだどこかが引っかかっているようで、よく調べると、手前は完全に浮いているけど、奥の排気口がある方で中央に一箇所金属の支え棒みたいな物でIH本体と、台所の台を固定してある部分を発見、そこのネジを外してずらしてあげると、IH本体が完全に台から取り出すことができた。

IH本体を取り出すと、コンセントコードが出てくるので、外して、取り外し作業は終了。どこにネジ穴があるかわからなかったので時間がかかったけど、位置さえわかれば、取り外し作業は5分で終わるくらい簡単。

後は、買ってきた新しいIH本体を逆の手順で入れて、終了。これも作業時間は5分程度。

実際に自分で交換してみて、すでにIHを使っている場合なら、交換作業は簡単だとわかった。

最新IHのパワー

前のIHは一個のIHが2kwで、今度のは3kw、フルパワーにすると、ヤカンのお湯がすぐに湧くので驚く。たまにガスコンロを使うと、「え?」っていうくらいお湯が沸くのが遅くて、IHの効率の良さは凄いなと関心する。もうガスコンロには戻れない。

今度のIHはガラスの部分がタッチパネルになっていて、手前の2箇所IH(普段はここしか使わない)はタッチパネルだけで操作できる。これも一度使うと便利でもう元には戻れない。奥のIHとグリルは下にある蓋を開けてボタン式で操作。科学の進歩で日々生活は便利になっているなと実感した。

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