自信とプライドについて(岡田斗司夫のひとり夜話 #21)

岡田斗司夫のひとり夜話 21回目で「自信とプライド」についての話があって面白かったのでメモしておく。

岡田斗司夫さんは大阪芸術大学で講義をやっていてよく学生から自信がないんですがどうしたら自信がつきますか?と質問されるらしい。
結論は「自信を持つ必要はないがプライドは絶対持つ必要がある」とのこと

なぜかというと自信は実績がないと生まれないものだから。実績がなくて自信がないのは当たり前。例えばマンガを毎日5ページ1年間描き続けたときに俺にもこのくらいできるんだと自分の能力に対して自然と沸いてくる自覚のようなもの、これが自信。これは実績から生まれてくる余裕みたいなものでその行動が当たり前になったときに出てくる。よって実績がないのに自信だけを先取りすることはできない。

対してプライドは根拠のないもので、自信の先物買いみたいなもの(こういう例えが岡田斗司夫さんは上手い)。自信がないうちは「俺様にはこれぐらい絶対にできるはずだ!」というプライドが支えてくれる。プライドは根拠がないものなので学歴とか肩書きとか家柄とか根拠のあるものは偽者のプライド。(←ここの意味はよくわからなかった、なぜプライドには根拠はないんだろう?)

ただしプライドを持つためには妥協をしてはいけない、例えば岡田斗司夫さんが講義をしている大阪芸大でも学生たちはせっかくクリエイターになるための学校に来てるのに学校が終わったら飲み会をやったりして遊ぶ。遊ぶこと自体は悪くないがプライドと相談して今日は遊んでもいいと判断したならいいけど、何も考えずに遊ぶのはよくない。

またプライドは損得で考えると持たないほうが得、なぜかというと、例えば電車でお年寄りが立っているときにプライドがあると席をゆずらないといけないから損になるから。

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岡田斗司夫さんの話は今回も面白かった。岡田斗司夫さんの話をまるごと信じたらダメだけど、考え方は参考になる。僕もこれくらい自分のまとまった考えをきちんと人に伝えることができるようになりたい。
今回の自信とプライドの話については、自分の経験を振り返ると自信がないってことを気にしてるときはそのことを本当は別にやらなくてもいいやくらいにしか思ってなかった気がする。物凄くやりたいことや好きなことだったら自信がなくても体が勝手に動いて行動している。その行動を支えたのは何だったか?と考えるとそれまでの小さな自信の積み重ねだったように思う。ただまったく今までやったことのない分野のものなら岡田さんがいうようにプライドが支えてくれるのかもしれない、このことについてはつねにモヤモヤした感じを頭のなかに保ち続けて、機会があるごとに考えつづけていこう。

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