水指丈夫 著「東大を出ると社長になれない」
山崎元さんがブログ(推薦図書「東大を出ると社長になれない」)で紹介していたので早速購入。ストレスなく読める本です。買ったその日の内に1時間半くらいでいっき読みしました。あまりにあっさり読めてしまうので最初はこの本の値段1,500円は高く感じた。しかし時は金なりだから、同じ情報を得るなら難解な本より、わかりやすい本を読み短時間で効率よく情報を得たほうがよく、そこに価値があると考えると1,500円は逆にお得だと思いなおした。どうも自分に中に複雑なものほど価値があるという思い込みがあるようです。
「東大を出ると社長になれない」を読んで気になったことのメモ
- 為替レートの話をチロルチョコを使って説明してある。とてもわかりやすい説明だけど、それでもやっぱりわかりにくい。わかる人にはわかるがわからない人はわからないままじゃないだろうか。もっと直感的に理解できる説明はないんだろうか。と前から思ってる。
- いづみがお店を開くときに東池袋で腐女子を顧客にする。この話は良かった。一般的に偏見で見られるような人たちをお金との関わりで見ることで違った視点が得られる。いい意味でお金の前では人は平等、資本主義の良い面。偏見があることはチャンスでもある。
- いづみにとってのニッチ(隙間ではなく、適した場所という意味で)を探りあてるストーリー。思い込みではなく、生の情報に触れて考え、それに基づいて行動する。
- いづみが持って来たビジネスプラン、大学を中退したいづみは失うものがないからやるべきだが、和臣と若菜は大手企業の正社員なので機会費用が大きくやるべきでない。こういう説明はお金で計算して説明されると頭が受け入れやすい。
- 逆オークションの話。いづみが商売に徹してる・・・冷静すぎる・・・。
- 和臣いいところ無し。女性の方が現実的で行動力がある気はしている。
- タイトルと内容にギャップがあるから損してる。正直、山崎元さんがブログで紹介してなければ買ってなかった。本屋で目にしても手に取らないタイトルと見た目。こういう偏見はよくないな。
- ちらっと登場するメイド喫茶。知り合いの若い女の子でメイド喫茶にはまっている人がいる。なぜはまるのか謎。メイド喫茶の仕組みを知りたい。
「東大を出ると社長になれない」を読んだ後何気に帯を外したらこんな表紙が出てきた。この本を読んだ人ならなるほどね~と思うはず。
東大を出ると社長になれない (講談社BIZ) | |
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