チェンジング・ブルー。この前「地球のからくり」に挑む、という同じ著者の新書を読んで良かったので、もっと詳しい内容が書かれているこのチェンジング・ブルーを手にとってみた。
いやー期待通り面白かった。気象とかって普段注意を向けることがないんだけど、こんなにダイナミックなことが起きてるとわかると見える世界が変わってくる。
「地球のからくりに挑む」と内容が重なっている部分が結構あって、新書の方はだいぶ一般向けにわかりやすい書かれていたんだなというのがわかる。
内容で特に興味が湧いたのは、北大西洋で塩分濃度が濃い海水が沈み込んでる話と、氷河のアイスコアから過去の環境を探る話、過去のプランクトンが取り込んだ元素から当時の温度を探る話。グリーンランドの基地で氷河をほったりしてるのは、なんとなく知っていたけど、なんとなく知っているのと、ちゃんと知ってるのじゃ全然違う。
新書に比べるとぐっと内容は難しくなるけど、丁寧に解説がしてあるので、専門知識はなくても、ギリギリ読めるレベル。
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