「生物」カテゴリーアーカイブ

マムシとかハブとかヘビについてのメモ

爬虫・両生類飼育ガイド ヘビ―飼育+繁殖+種類別のポイント+病気etc.

気分転換にヘビに関する本を10冊程度まとめ読みした。上の写真はヘビの飼い方の本、他に日本の爬虫類と両性類についてまとめた良くできた図鑑があったんだけどアマゾンで検索しても見つからなかった。ヘビの超基本的な知識の説明から読んだので、ずーと疑問に思ってたことがいくつか解決して有意義な時間の過ごし方だった。ヤマガカシ、アオダイショウ、シマヘビ、マムシ、ハブ。これらの見分け方や、生態についてざっと頭に入った。マムシとかハブってよく名前は聞くけど実際に生活の場の中では見たことないから何気に気になってた。簡単にいうと、マムシは体が図太い、性格は大人しい。ハブは細くて長い、性格は凶暴。写真を見るとマムシとハブは全然違うことが良くわかった。

マムシやハブには「ピッド」という赤外線を感知する器官がある。こういうのは説明を読んでいるだけでわくわくします。ピッドはヘビの目と鼻の間くらいに位置していて、赤外線を感知する能力がある。赤外線は、波長が可視光線より長くて、生き物などすべてのものから出ているので、真っ暗闇でもこれで獲物を見つけることができる。人間は赤外線暗視スコープを開発して軍隊とかで使っているけど、これを自然界では普通に使っているのが凄い。

キューバにいる幻の古代魚マンファリ

偶然見た生き物系のドキュメント番組。
キューバに生息する幻の古代魚マンファリという魚の特集でした。マンファリはガーの仲間だそうです。とても魅力的な姿をした魚です。この魅力というのは、昔のゼロ戦をみるとかっこいいと感じるのと同じ魅力です。マンファリという魚は見た目は強そうに見えますが他の魚に比べて進化していないから、運動性能は悪い。人間が作った飛行機とか車も同じですが、新しいものほど洗練されていて性能が良くぱっと見て新しいものと古いものの区別がつく。生物も進化して性能が向上したものと、進化せず外の世界から守られて生き延びた種とは、ぱっと見ただけで区別がつく。この辺は面白いなぁと思う。

マンファリのドキュメント番組は面白くて最後まで見たんですが、生き物のドキュメンタリー番組で無理やり物語が語られるとうんざりします。
ただリアルな映像と本当にわかっているその生物の生態だけを説明して欲しい。映像を無理やり切り貼りしてとってつけたようなコメントをあるとがっかりする。特に勝手にセリフをしゃべらせるようなのは最低。

ねむりを生活に役立てる

http://www.1101.com/suimin/ikegaya/index.html
ねむりと記憶 池谷祐二+糸井重里

眠りについての面白い記事があったので自分のためにポイントと考えたことをメモ

眠りは充電ではなくもっと重要なもの
眠っている時は瞬間瞬間で合計30%づつ神経細胞が使われているが、深い眠りのノンレム睡眠の時は100%使っている
ある実験では難しい問題を見せてすぐ眠ったほうが長時間考え続けるより、正解率が高い
眠りの時に様々な組み合わせを高速回転させている
様々な組み合わせを作ることにより生活のなかで一見関係ないようなことの因果関係を見つけているのではないか?

寝なくても同じような効果が出る方法→周囲を暗くしてじっとしている
おそらく必要なのは睡眠そのものではなく、情報をシャットアウトすること
脳は情報を集め保管するという機能があり、それぞれ同時にはできない。
起きてる間に情報を集め、寝ている間に保管している?
寝ているときに脳は重要な働きをしているから朝は自然に起きるのがよい
脳波を取る機能がある目覚まし時計が一番よい

人と人の間でやっているようなことを神経細胞同士もやっている。
A→B→C→Dという物にA→B→F→Dという、いきなり異質なFが入ってくる。
寝ている間にFという物を入れた組み合わせを作っている、しかしFという物は情報として外から取り込まないと駄目

脳の機能は「予測」に収束される
予測が外れたときに脳が動いて修正する
人と話すときも予想外の話の流れになると違和感を感じる
逆に考えると、相手が予想していることを予想して話すと、会話がスムーズに行きやすい

サルは物事を判断するのが非常に早い
人間はとてもかなわないくらいの違いがある
しかしサルの判断の速さは予期しないことが起きたときに命取りになる(融通が利かないから)

生きていくのに必要な機能は脳幹にある
人間は脳幹の外側にある大脳皮質が非常に発達しているので、時として脳幹の機能を抑えてしまう
大脳皮質は論理、効率などで考えようとする
脳幹の方は直感やセンス
よって脳幹の方が勝ったときに大脳皮質で説明できない
また大脳皮質が強すぎるために直感やセンスを駄目にし、「国のために死ぬ」なんてことも起きる
脳幹の機能も大切なので身体性も大切にしないといけない

この大脳皮質と脳幹の関係で、自分が生きていく過程において知りたいのは
何かを判断するときに、論理的に考えて出した結論と
よくわからないけど直感やセンスと感じるもので出した結論とどちらが正しいのか?ということで
この直感やセンスという物は元のなる経験をつんでおくというのは勿論だけど
もう一つは直感やセンスというものに敏感になっておくってことなんだろうなーと思った。

針治療の効果の科学的メカニズム

針治療(鍼治療)って昔から興味があったんですが、正直胡散臭いとも感じていて今まで実際にやったことはありません。
しかし、最近針治療が何故効くのか?ほんとに効果があるのか?という針の効果のメカニズムについて科学的にわかってきたことがあるらしいです。

ほぼ日刊イトイ新聞 – 脳の暗黒大陸。
上記サイトは脳についての話がメインで脱線して鍼治療の効果について語っています。

それによると、針治療のメカニズムは

  1. 針を刺すのはただ細胞を壊しているだけ
  2. 細胞が壊れるということは生命にとって危ないことなので危険信号が出る
  3. その危険信号が神経を伝わって他の部位にも伝わる。
  4. 危険信号を受け取ると、修復しようとして治療が行われる。
  5. よって神経線維が集中しているところの細胞を壊すと、全然関係ないようなところが治療されてしまう。
  6. この神経線維が集中しているところがいわゆる「つぼ」

どこまで完全にわかっているのかわかりませんがこの説明はなるほどと思わされますね。
今度試しに一度針治療を受けてこようと思います。

「のうだま―やる気の秘密」を読んで考えたこと

「のうだま―やる気の秘密」を読んだので感想を書いておく。
「ほぼ日刊イトイ新聞 – 脳の暗黒大陸」こちらにこの本についての上大岡トメさん×池谷裕二×糸井重里の対談があります。

結論から書くと、「のうだま―やる気の秘密」は案外良い本なので3日坊主に悩んでいる人にはおすすめ。ぶっちゃけ最初と最後だけ読めば5分で内容は頭に入ります。けど上大岡トメさんの絵と文章も読んだほうが頭に入りやすいです。
僕はこの本の存在自体知らなくて、池谷裕二 単純な脳、複雑な「私」を買いに行ったら横に並べてあったので読んでみました。もっと売れていい本だと思うけど「のうだま―やる気の秘密」というタイトルが良くないんだろうか。

以下、「のうだま―やる気の秘密」の読書メモ

三日坊主はあたりまえ。当たり前だと認めたうえで戦略を練る。
例えば新しい電気製品を買って便利だと感動する。でもいつまでも感動していたら生活環境すべての物に感動しつづけることになる。
だから慣れることは生きていくための当然の機能。

脳は頭蓋骨の中の暗闇に閉じ込められている。外から刺激を与えないとやる気は出てこない。

やる気を出すためには以下の4つが効く

  • 行動:まずは体を動かす。勉強ならとりあえず机に座るとか。
  • 刺激:毎回同じことをしていたら飽きやすい。ちょっとした刺激を定期的に与える。
  • 報酬:上手く行ったときに報酬を与える。
  • 成り切り:設定している目標に到達したときの自分に成りきる。

これだけなんですが、こうやって書くとわかりにくい。実際に「のうだま―やる気の秘密」を読むとよくわかるんですが。自分の経験と照らし合わせても当たっていると思います。

この4つを見ると学校がよくできたシステムだとわかります。
行動:学校に通学する。教室で机に座って勉強する。
刺激:同級生がいる。授業があって毎回進展がある。
報酬:学校が規則があるので終わると開放され気持ちよく感じる、授業の後の休み時間も。学校に行くと将来楽だという雰囲気がある。
成り切り:卒業したら自由に楽になれる、例えば高校なら大学生を見て。というわかりやすいお手本があるから想像しやすい。

他に例えば語学を勉強するとして独学より語学学校に行ったほうが続きやすいのは
行動:学校に通う
刺激:同級生がいる。授業が強制的に進む。
報酬:お金を払うから学校に行くことで無駄にしなかったという報酬がある。
成り切り:ネイティブの人と接するのでネイティブに成り切りやすい

今、私が独学でやっている中国語の勉強が続いているのをあてはめると
行動:勉強机を用意して環境を整えているから机に座って勉強するという行動に移りやすくしている。やる気が無くても取りあえずノートに文字を書くようにしている。夜寝るとき本を読む習慣があるので本の種類を中国語に変えることで応用。
刺激:中国人と直接話す機会がある。知らない分野をどんどん勉強している。基礎を1から完璧に100%やろうとしてないからどんどん刺激を受ける。100%やろうとしたら飽きて続きにくい。
報酬:中国人と話すたびに前より話せるようになってることが実感できる。参考書の学習が着実に進んでいるのを見てどのくらい身についたか確認できる。
成り切り:中国人と話す機会があるので中国人になった気になりやすい。

具体例を考えてから再度4つのことを自分なりにまとめると
行動:勉強なら机に座る、ノートに書く。
刺激:同じことを繰り返しやり過ぎない。新しい分野に行く。新しい参考書、情報、に触れる。
報酬:小さいステップで目標を定めて、クリアしたものを確認しやすくすると達成感が得られる。先行投資することで損せずに済むという報酬が得られる。
成り切り:具体的な目標を定める。語学なら現地に旅行で行くとか。実際に生の情報に触れるとなり切りやすい。

よく考えると「のうだま―やる気の秘密」に書いてあることは試行錯誤している人たちが自然にやっていることです。でもこの本みたいに科学の分野の話として書かれているともっと意識して応用できると思います。4つの中で僕が一番重要だと思うのは、報酬を与えることです。それもできるだけ具体的な小さなステップに分けて、それを達成することで達成感という報酬をえることです。この具体的なことをやった、という気持ちよさの威力は相当なものです。それと、私の場合、一つ得していると思うのは、昔から寝る前にベッドで本を読むという習慣があったので、何か勉強したいときはその本を読むことが習慣化しやすいことです。本を読む習慣があるからあとは、どんな本を読むか?が問題で、最初はサルにもわかる式の本を数冊読み全体像把握、詳しい本を買って一分野ずつ大まかに理解していく、上級者向けの本を見て自分の理解力とのギャップを確認する。これは今まで試行錯誤してたどり着いた自分なりの方法です。問題は本だけじゃ学べないことがあるからで、その辺がこれからの課題です。

のうだま―やる気の秘密
のうだま―やる気の秘密 上大岡 トメ

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stars読むべきかどうか迷うなら、読め!
stars三日坊主が解消できそう
starsやってみる(行動力)の意味を知る点でグッド
stars脳はあきっぽくできていて三日坊主は当然である・・・。
stars脳を味方につけるのだ。

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