中国のサイトを見ているとよく見かける「淘宝(タオバオ)」という広告。
公式サイトは
http://www.taobao.com/
中国では圧倒的なシェアをもつNO1通販サイト、くらいのことしか知らなかったので、最近出版されたばかりの「中国巨大ECサイト タオバオの正体 (ワニブックスPLUS新書)」という本を読んでみました。
内容は広く浅く紹介してあり、タオバオの仕組みはだいたい把握できました。タオバオを知るには良い本だと思いました。この手の本ってありそうでなかったんですけど、これからどんどん出版されるんでしょうね。
以下メモ。
- タオバオは、あのアリババの創設者が作った通販サイト、オークションだけでなく普通の通販もやってる。
- タオバオのショップには2段階あって、個人が出店できるタイプと、企業が出店するタイプの審査が厳しいもの。
- 支払いは、アリペイという決算システムがあって基本的にこれを利用するらしい。
- アリペイは、一旦料金を第三者のところにおいて、取引が成立してから受け渡しをするもの。日本にも同じようなものが、たしかヤフオクにあった気がするんですが、あまり普及してなかったような・・・。
- ショップとのやりとりは、阿里旺旺(アリ・ワンワン)というチャットシステムを利用するのが一般的。
- 配送システムは、思ったより発達しているようで、今では通販を利用するのは普通っぽい。
ワンワンというチャットシステムは何かのダジャレに聞こえてしまうんですけど、中国とか、台湾ではチャットを仕事でも使う人が多いんですよね。普通に仕事中に遊びに使っている人も多そうですけど・・・。ちなみに、このワンワンというのは犬の鳴き声を表す「汪汪」とは字が違うので、「勢いがある~」とか「どんどん~」とかそういう意味だと思います(自信は全く無し)。
あと、楽天とかアマゾンみたいに、商品を買った人が感想を書くシステムがあって、
例えば、タオバオのユニクロのサイトを見ると感想の数がすごく多いんですよね。
http://uniqlo.mall.taobao.com/
このページの下部をみると商品の横に感想の数が書いてあるのが見れますが、千件超えてるなんてのも結構あります。中国のアマゾンも感想の件数が多いんですよね。単に人口が多いからなのか、国民性みたいなものかわかりませんが、面白いなぁと思います。
以上、「中国巨大ECサイト タオバオの正体 」を読んでのメモ。