ルワンダ中央銀行総裁日記

最近経済の仕組みに興味があり読んでみた。
ずっと理系で経済をまともに勉強したことがなく、ニュースで貿易収支や為替、財政収支の話を聞いても実感としてはわからない。ルワンダのような小さな国(当時1960年代は人口300万人、アフリカの中でも最も貧困の国の一つ)のことを知ればもっと肌感覚で理解できるかもと思い手に取る。

ルワンダ中央銀行総裁日記といっても、ルワンダ人が書いた本ではなく、当時、中央銀行の総裁として派遣された日本人が書いたものだから、客観的な視点から書かれていて、その点が面白い。今の日本のことも同じように外からの視点でみれば違った発想ができるんだろうなぁと思った。貿易収支とか外貨準備のことは少し理解できた。この国でその後、例の悲惨な事件がおこるわけだけど、本を読んだ後だと想像しにくくなる。

ルワンダ中央銀行総裁日記 (中公新書)

関連商品
キリマンジャロの雪が消えていく―アフリカ環境報告 (岩波新書)
鳩山由紀夫の政治を科学する (帰ってきたバカヤロー経済学)
民主主義が一度もなかった国・日本 (幻冬舎新書)
生命保険のカラクリ (文春新書)
日本銀行は信用できるか (講談社現代新書)

コメントを残す