Business Media 誠 山崎元の時事日想 「愛読書は? と聞かれ、この3冊を挙げた理由」にて山崎元さんが文章の書き方の参考書として”日本語の作文技術(本田勝一)”を紹介されていた。山崎元さんのブログ「王様の耳はロバの耳!」や著書を読んでこの人には信用できると思っているので素直にお勧めの本を買って読んでみた。
本田勝一 日本語の作文技術
結論からいうとこの本田勝一さんの日本語の作文技術は読む価値のある本だった。山崎元さんが記事で書いておられるように実用的な本なので、これから文章を書くときにすぐに役に立てることができそうです。今書いているこの文章にはおかしいところがたくさんあるんだろうけども、少しずつこの本で読んだ内容を使いこなしていきたい。特にすぐに役に立ちそうなのは修飾語についての技術で、節を先にして句を後にするというもの、修飾語は長いものから並べるというものの二つ。
この本を読んでいて村上龍さんのことを思い出した。以前のエッセーか何かで、文章は相手に情報が伝わるかどうかがすべてで、そのためには正確で簡素な文章を書くように常に試行錯誤しなければならない、みたいなことを書いていた。何が言いたいのかわかりやすい文章を書いている人は正確に簡素に書こうと常に意識して訓練を重ねている人なんだろうな。
日本語の作文技術 (朝日文庫) | |
本多 勝一
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