「ジャック・ウェルチ わが経営」は案外読みやすい。

「ジャック・ウェルチ わが経営」の単行本がブックオフで100円で叩き売られていたので上下巻とも買って読んでみた。ジャック・ウェルチという人とこの「ジャック・ウェルチ わが経営」という本は前から気になっていたんだけど、バリバリの経営本にはあまり興味がないし、分厚い本なのでずっと手をつけないでいた。

実際に読んでみると、ジャック・ウェルチという人は正直な人のようで本の内容も素直に書いているので面白いです。給料の話やリストラの話などびっくりするくらい合理的に書いているけどそれが下品じゃないんですよね。いくつか面白いエピソードがありますが、もう少しでインターネットに乗り遅れるところだったというエピソードでは、インターネットが登場したころに最初は奥さんがネットにはまっていてそれを横目で見ていたけど最初はタイピングができないからずっと使わないできて、そのうち社員がネット通販を利用している話を耳にするようになり、ジャック・ウェルチ自身がネットを使い始めると、今度は逆にウェルチ自身がネットにはまったと言っていて、自分の失敗談を正直にユーモアを交えて語っているのでさすがだと思いました。もう一つジャック・ウェルチは中国についても語っていて中国のことをポジティブに捉えているのが印象に残った。

ジャック・ウェルチ わが経営(上) (日経ビジネス人文庫)
ジャック・ウェルチ わが経営(上) (日経ビジネス人文庫) ジャック・ウェルチ

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