東洋経済、先週号の「知の技法 出世の作法」のタイトルは「外国語は実践できなければ意味がない」。
以下自分用メモ
- 年明けと新年度は語学の勉強を始める人が増えるが多くの人は身につかない。
- 著者も大学時代、英語、ドイツ語、ロシア語、チェコ語などに多くの時間を費やしたが身につかなかった。
- 理由は、文法の骨子だけ覚えて、単語などは辞書で調べればよいと考えていたから。しかし、自動車免許と同じで、実際に自分で使えないと意味がない。
- 英語の勉強方法を尋ねてくる人にテストすると、英→日の訳はある程度できるが、日→英の訳はまともな文章になっていない人が多い。
- 英作文をすることで、受動的でなく、能動的に外国語が使えるようになり、反射的に単語、文法が出てくるようになる。
- 昔の本だが、「和文英訳の修業」という本をすすめている。例文500を暗唱すれば英作文の力がつく。
- この本は、生きた例題を集めてあり、その1文だけを見て、どんな状況で使われているかわかるようなものばかり。
「和文英訳の修業」という本は、本屋で探したら、大学受験の参考書コーナーにありました。1981年出版の本(裏を見ると第88刷)なので、見た目はいかにも古くて、堅苦しそうな本です。しかし中の例文は、説明通り、よく使いそうな生き生きとした表現が多かったです。といっても30年前の本ですが。
次回のタイトルは「学習レベル向上には古い参考書が役に立つ」
和文英訳の修業 4訂新版 (単行本)
佐々木 高政 (著) 文建書房 (1981/01) |