積みすぎた箱舟

積みすぎた箱舟 (福音館文庫)
積みすぎた箱舟 (福音館文庫)

生き物系で久しぶりに面白い本に出会った(星5個)。
この本自体は去年買ってたんだけど、積ん読して放置してた。もったいない。

著者は1920年代にインドで生まれた英国人、ジェラルド・ダレル。
この若者が22歳の時に、半年間、カメルーンに野生動物の採取に行った時の話。

最初の数ページを読むと、もうこの本は当たりだとわかる。(表紙が古臭く見えるので、損している気がする。この表紙は原書の挿絵から取ったそうだけど、本人が書いたものなんだろうか。)

アフリカとか、自然とか、動物とか、原住民とかに対する、ありがちな偏見がなく、現実を冷静に観察している姿勢には好感を持たずにはいられない。しかも明るくて前向きでユーモアがある。アフリカの人間社会ではなくて、自然の方を書いてあるのもいい。

他にも著書がたくさんあるらしいので、一つ楽しみが増えました。

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