疲れてくると、息がしにくくなるんだけど、この時の体を観察していると、苦しいから息を吸おうと顎があがり、顎が上がるとその分腰が下がり、腰が下がると体が沈む、沈んだ体を手で水を下に抑えることによって浮かぼうとして、手をおもいっきり水中に伸ばして水を抑えて体を上にあげようとする。前に進む力が生まれないから、スピードが落ちて余計沈みやすくなって、というマイナス方向の循環に入り泳げなくみたい、だと気づいた。
この仕組みを頭に入れていると、普段泳ぐときもどうやったら無駄な力を入れないで泳ぐことができるか?に役立てることができそう。まず息を吸おうとして、頭をあげると駄目で、頭をあげるために手で水を下に押さえつけるのも駄目。意識していないとつい顎が上がってしまい、顎が
上がると、体がくの字に腰が下がった格好になりやすくなる。
目線については、最初は真下を見るのがいいと思っていたけど、顔は下にむけて、ちょっと上目遣いで、水に入れた指先が見えるくらいが自分にはあっているみたい。この位置だと、手を水中に入れて手を伸ばした時に、肩がぐっと入って体がスムーズに伸びやすい。別に目線は真下でも、同じことが出来そうだけど、目線は前の方が圧倒的に手が伸びて水に乗れる感覚がある。そして、伸ばす手と反対側の手は、今までは、あまり最後まで強くは掻いていなかったけど、力は入れなくていいので、最後まで軽く伸ばして、両方の手が正反対で一直線上になるようにしたほうが、体が安定して進むし、息継ぎもし易い。体の安定については、不安定になるのを怖がって、体を硬くすると余計不安定になるような気がした。思い切って力を抜いて肩を入れて手を伸ばして、体全体を伸ばすほうが安定するように感じた。