韓国の女子プロゴルファー申智愛(シンジエ、신지애)。彼女をはじめて見たのは全英女子オープンで優勝したときだった。ぶっちゃけゴルフには興味がないけど友達が凄い人がいるからと進めるので試しに見たら、申智愛は素人が見てもなんか安定感があって強いとわかるプレーをしていて魅力を感じた。
そしてこの前たまたま雑誌を見たら、申智愛(シンジエ)が載っていて、プロフィールを見るとすごい人生を歩んできてるんだなとわかった。
ハングリー精神の真髄――申智愛
I’m hungry. I want to eat something.(お腹が空いた。何か食べたい)
(申智愛、全英女子オープン優勝を支えたモノこっちにも少し関連記事があります)
読んだのは上の方の記事。いやー、これ立ち読みしたんですが、読みながら泣きそうになりました。正直最初テレビで見たときは、申智愛(シンジエ)の外見から少し小馬鹿にした感情が湧いたんですが、ゴルフの腕前と、プロフィール見るとそんな気持ちは完全に消えました。そもそも見かけだけで人のことが判断できるわけがないですもんね、反省。
その記事を読んだときのメモを書いておきます。記憶が確かではないので間違いもあるかも。
- ゴルフの練習に送ってもらった帰り、申智愛の母親が運転する、弟、妹が乗った車が交通事故を起こす。母親が無くなり、弟、妹も大怪我を負う。
- 看病をするためしばらく病院で暮らした。
- 申智愛の家庭はもともと貧しく、事故の後、父親は仕事を止め、治療代などお金が必要だった。ゴルフで稼ぐしかなった
- 小さい頃は人見知りが激しかった、ゴルフのお陰で、ゴルフを通して人と繋がることを学んだ。
- 小さい頃から人生すべてがゴルフだったがゴルフが嫌だと思ったことは一度もない。
- もうお金は十分。(賞金の10%を韓国に寄付している)
- ツアーは1人で回っている。
- 人は1日45分しか集中できない(テレビで見たらしい)からプレー以外のときは、いつも笑顔でいる。
- メモはほとんどとらない。必要なことは全部頭に入ってるから。
- 英語はだいぶ上手になったけど、わからない言葉は電子辞書を使ってそのつど勉強している。
- あと10年はプレーしたい。恋人はいる、私をハッピーにしてくれる人。
- ほとんどの人がプレッシャーを受けると視野が狭くなる。でも申智愛は常に広い視野を持てる稀有な存在、だとキャディーが言ってた。
スポーツのプレーをその人の生い立ちと繋げるのはあまり好きではないけど、申智愛のあの安定したプレーと生い立ちを知ってしまうと何か感じずには入られないです。そんなことは関係なしに、申智愛は実力だけで十分凄いんですが。こういうクラスの人が1人でツアーを回っているというのも意外でした。今はどうか知りませんが、20歳前後で海外に1人で渡ってプレーするって相当精神力がないと、まともにプレーできないんじゃないでしょうか。それと、韓国人のゴルフプレーヤーに強い人が増えてきている理由ですが、奇跡の韓国ゴルフ界 「朴セリ誕生物語」くらいしか、参考になるような物がなくて、あまり本とか出てないのが不思議でした。
これからも申智愛(シンジエ)さんのことは応援していきたいです。