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「筆者の深夜の読書法と、読んでいる本とは(佐藤優)」を読んで

今週の週間東洋経済の佐藤優氏の連載「知の技法 出世の作法」は「筆者の深夜の読書法と、読んでいる本とは」でした。

最近はずっと外国語学習と読書についてがメイン。私が興味ある分野なので毎回楽しく読んでいます。

以下メモ

・電子辞書はカシオのエクスワードを使っているとのこと。ブリタニカ百科事典が入っているから、単語の訳だけでなく、言葉の意味も調べることができる。
・外国の小説は基本的に邦訳を読むようにしている。外国語で小説を読むのは難易度が高く、微妙なニュアンスを理解できない場合があるから。
・外国語の本は、法律書→経済書→・・・小説の順で難しくなる。
・日本の小説の外国語訳のものを勉強のために読むようにしている。
・毎日、外国語の本を数十ページは読む、外国語は1ヶ月放置していると急激に語学力が衰えるから、力を維持するため。
・同じ行に何度も目が行くようになると、ベットで15分ほど休憩するようにしている、するとまた集中力が回復する。

電子辞書について、私もブリタニカ百科事典入りの電子辞書を使っており、便利だと感じていたから佐藤優さんと同意見でした。カシオのサイトを見るとロシア語モデルで最新のものは、「XD-SF7700」ですね。私は今、英語専用モデルと中国語専用モデルの電子辞書を使っていますが、唯一の不満は、2台持たないといけないことですね。電子辞書って中身はデジタル情報なんだから、全部まとめて1台に集約されていたら少し高くてもそれを買うのにと、以前から思っています。

経済の本より、小説の方が難しいというのも納得。経済ニュースの英語サイトはほぼ毎日見ています。使われる単語は決まっているし、文法もシンプルなものが使われるから、毎日見ていればだいたいわかるようになるし、わからななくても辞書で意味を調べれば済む。けど小説になると、辞書でいくら意味を調べても微妙なニュアンスがわからなくて、1行を理解するのに異様に時間がかかったりする。そしてその1行が重要なポイントだったりもする。佐藤優さんは詞が一番難しいと書かれていた。これもピンときた。最近中国語の勉強をしていて、ある中国語の歌の歌詞を訳していたけど、どうしてもわからないところがあってそこに何時間も時間を費やしてしまった。小説よりも詞は圧倒的に短いから、推測するための情報も少なく、その言語が使われている文化的なものとかも知っていないと正確に理解するのは難しいと思う。その歌詞については、直接中国人に聞いても、正確な意味を説明するのは難しいと言っていた。

日本の小説の外国語訳を読むというのは、今までやったことがないから、今度試してみる。せっかく外国語を勉強するんだから、つい現地で書かれたものを読みたくなるんですよね。

同じ行に何度も目が行くようになる。これはよくあるんですが、最近やっとこれが集中力が切れているサインだと自覚できるようになりました。無理しても時間の無駄だから、自分の体と心の状態を正確に把握して、管理してやることも長期で物事を達成するためには必要だとわかってきました。

来週のテーマは「寝床の中で行う効果的な外国語学習法とは」
これもそそるタイトルですね~

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佐藤優の勉強法の連載

今週の東洋経済には佐藤優さんの記事が二つがありました。
一つは今週の特集である、「仕事術、勉強法」に関するもの。
もう一つは、連載中の「知の技法 出世の作法」の記事。

「仕事術・勉強法」は「中・高の学力を回復せよ」という内容。

以下、メモと自分の考えをまとめたもの。
高学歴の人の中にはプライドが高くて、基本的なことがわかっていないのに、それを補おうとしない人がいる。「がっついたビジネスパーソン」は高校の教科書を勉強すると基礎力がつく。基礎力さえつけば、あとはグングン伸びていく。私は、以前、佐藤さんがどこかで、高校の教科書を勉強しなおすとよい、と書かれているのを見て、どうして?と思ってました。そのときは高校の教科書なんて古臭くて役に立たないと思ってたから・・。でも、最近になって、佐藤さんが伝えたいことが少しわかってきた。普段見ているニュースにしても、それをきちんと理解するのは基本的なことをわかっていないと駄目。基礎がわかっていないと、曖昧なままずーと頭のなかにあって、自分で能動的に理解しようとしないとしないとそのまま。能動的に理解しようとすると、結局は高校レベルの教科書に戻ることになる。今は親切な基本書みたいなものが増えてきているから、別に高校の教科書でなくともよいと思うんですが、高校の教科書が無難な気はします。

「がっついた~」についてこんな風なことも書いてありました。

がっついた→出世したい
がっついていない→競争が怖い
がっついたの反対→ひねくれた

少しニヤッとしてしまった。

「知の技法 出世の作法」は「外国語の覚え方、勉強の仕方とは」という内容

以下メモ

佐藤優さんがぼくらの頭脳の鍛え方 (文春新書)の中で外国語の勉強法に役立つ本として紹介されていた外国語上達法 (千野栄一)の内容とだいたい同じでした。

語学の習得に必要なのは語彙と文法の二つ。ただし、言語の種類によっては、日本語での辞書などすらないものがあるので、その場合は英語など他の言語を間に挟んで勉強することになる。外国語は中途半端に勉強しても無駄になるだけ、やるなら仕事できちんと使えるレベルまで勉強する。大切なのは動機、外国の綺麗なお姉さんと仲良くなりたいから~という目標ではそれが達成された後、力が伸びない。語学は目的ではなく、手段なので、必要でなければ覚えなくていい。どうしても必要だ!という強い動機がないと大人になってから新しい言語を高いレベルで身につけるのは難しい。佐藤優さんは、拘置所にいたとき使っていたノートを語学(琉球語とチェコ語を勉強)の勉強に使っているとのこと。語学の勉強は精神的にたいへんなものなので、拘置所にいたときに比べればたいしたことない、と思うことで勉強へのモチベーションにしているらしい。このように語学の習得は大変なので、ある程度のレベルを身につければそれは大きな武器になる。

私も、今、中国語の勉強をしているから、今回、佐藤優さんが書かれていた内容にはいくつか共感できることや、役に立つことがありました。動機というのは、かなり重要で、これがないと3日坊主で終わる場合がほとんどでしょう(私自身も何度も苦い経験が・・以下略)。中国語の勉強は続いているけども、それ以外のもので途中で諦めたものとの違いは、この動機なんですよね。特に語学は、成果がでるまでに時間がかかるから、この動機の影響が多きい。語学を手段と割り切って接するのも大切で、この記事を読んで改めて再確認した。中途半端にやるなら時間の無駄だから勉強しないほうがいい、というのは少し突き放した言い方に見えるけども、中途半端にやるくらいなら手を出さないほうがいいというのは当たってると私も思います。なんとなく初めても何も身につかないで時間の浪費なんですよね、語学を本当に身につけたいと思ったときは、自分から能動的に動いて勉強するから、脳に記憶も定着しやすい。だから、どうしても語学を身につけたい!という衝動が湧いたときは、その状態を大切にしたいなと思います。

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「気分転換にリラックスする時間は重要である」佐藤優

今週の週間東洋経済、佐藤優「知の技法 出世の作法」のメモ

今回はほとんど食事についてでした。また記憶が曖昧だ。
・佐藤優さんは食事の時間を大切にしていて、かなりの時間をとっている。
・がっついたビジネスパーソンはパソコンの前でコンビニで買ってきたサンドイッチを片手に食べるような人が多いかもしれないが、オススメしない。
・なぜなら、時間は伸縮するものだから。食事はしっかりとって気分転換する方が効率があがる。
・佐藤優さんはお酒が強いが、家では飲まないようにしている。家だと量を飲みすぎるから。
・お酒を飲むとそのときのことを忘れやすくなるから、簡単なメモで思い出せるようにする癖がついた。

一番印象に残ったのは、今回のテーマと直接は関係ないけど家ではお酒を飲みすぎるから、最初から飲まないことにしていること。
意思の力で体をコントロールしようとしないで、最初から、そういう状態にならないようにすること。

体の欲求は我慢するのは難しいから、
例えば、ダイエット中でも、目の前に美味しい料理が並んでいると、食べるのを我慢するのは人間には難しい
こういうときは、目の前に美味しい料理が並んでいるような状態にしないこと、そういうお店には行かないとか
この部分は意思の力で決めることが比較的容易。
これは基本的なことだけども、気づくのには時間がかかることだと思う。

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ぼくらの頭脳の鍛え方 (立花 隆・佐藤 優)を読んだ

「ぼくらの頭脳の鍛え方」という、立花 隆と佐藤 優の対談?を収めた本を読んでみた。
二人のオススメの本と、雑談を収めた本という感じ。

理系の方の本はある程度理解できたけども、特に佐藤優さんがよく紹介するような、哲学?に関する本はほとんどわからなかった。例えば立花隆さんが紹介していた、分子生物学の本などは、役に立つのは理解できる、それと同じように、哲学方面の本を役に立つんだろうかと想像はするけど、実際に手に取るまでにはいかない、今のところは。

で、いくつか頭に残った紹介されている本は、、、
佐藤優さんが紹介されていた、勝間和代「断る力」、立花隆さんは俗物すぎてついていけないと言っていたけども、佐藤さんいわく、一見市場万能主義者のように思われているけど、実は違うとのこと、ホリエモンのことも同じように言ってた。
→ 断る力を詳しく見る

立花隆さんは、宮崎駿の「風の谷のナウシカ」を紹介されていた、これはマンガ版の方で、私も昔読んである種の衝撃を受けたのを覚えています。アニメ版とはかなり違ってアニメ版より数百倍面白いんですよね、宮崎駿さんにはぜひこれをアニメ化して欲しい!と思っているんですが、立花隆さんも同じことを思ったらしく、宮崎さんに頼んだら無理と言われたそうです。また、立花さんはネットのことについても触れられていましたが、案外ネットに否定的ではなく柔らか頭だなぁという印象を持ちました。

ワイド版 風の谷のナウシカ7巻セット「トルメキア戦役バージョン」
ワイド版 風の谷のナウシカ7巻セット「トルメキア戦役バージョン」

→ 風の谷のナウシカを詳しく見る

佐藤さんの話で面白かったのは、イスラエルの話。イスラエルにも不登校になったりして引きこもりの人たちがいるらしく、そういう人たちを軍の施設にあるめて、無人の軍用機を操縦させて、敵の建物の破壊などをさせているとのこと。ほんとか?と思ったけどもイスラエルだといかにもそういうことをやってそうだなぁというイメージがあるから妙に納得してしまった。

→ ぼくらの頭脳の鍛え方を詳しく見る

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佐藤優「音楽やラジオを流したままの読書は絶対にしない」

今週号はタイトルを見て期待していたけども、それほどでもなかったかも~。ただいくつか収穫があった。
以下メモ

・今仕事で使っている分野の本は読まない
・これから先、仕事で使いそうな分野の本を読書の時間を使い読んでいる
・本を読んで知識の定着には3ヶ月ほどかかるから
・音楽やラジオを流したままの読書は絶対にしない
・集中して3時間ほどの読書をすれば、耳学問で得る1週間分の知識を得ることができる。

知識の定着まで時間がかかることは案外軽視してるからなるほどなぁと思った。知識の定着って要するにその分野のことに慣れるってことだと思う。こういうことを意識して実行するとだいぶん変わってくるはず。

もう一つ、集中して読書すれば、耳学問で得る知識よりたくさんのことを得ることができること。読書ってときどき軽視されるけども、要は使い方次第なんだろう。実体験でしか得られないものもあるけども、適当な知識をテレビや、人づてに得るよりかは、内容が充実した本を読んだほうが効率よく知識を得ることができる。

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