外国語上達法(千野 栄一)を読んだ。

外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)
外国語上達法 (千野 栄一)

ぼくらの頭脳の鍛え方 (文春新書)にて、佐藤優さんが外国語勉強についてのオススメ本として紹介していたのが頭に残っていた。ちょうどブックオフに行ったとき見かけたので購入。

外国語勉強のための勉強本としては、これ一冊あれば十分という内容でした。
上手く表現できませんが、書いてある言葉に重みがあります。その理由は、自らの体験と、その体験を絶対視せずに客観的に見ている面もあるからでしょうか。ところところ出てくる、たとえ話も上手くてグイグイ引き込まれて読んでしまいました。内容は濃いので全部重要ポイントという感じです。

以下メモ

・同じ総勉強時間なら、1日に長時間の勉強を短時間するより、短時間の勉強を長時間やるほうがいい。短期間で覚えたものは短期間で忘れる。
・どのレベルを目指すか目標を決める。目標が見えないと、ゴールがないマラソンを走っているようなものでしんどくなる。
・最初に勉強したいという衝動が出たときに集中してやる。一回目にやらないと2回目にやるのは相当精神的な難易度が上がる。
・知らない単語に出くわしたとき。その単語はどの程度の使用頻度の単語かなど、頭のなかで、ポジショニングして、きちんと覚える必要があるか対応を決める。

書いてあること全部が絶対正しいとかいうわけではなく、また当時はなかったであろう電子辞書やmp3プレーヤーなど道具の進歩もあり、そのまま真似すればいいとは思いません。ただし、勉強する際の考え方は今も変わっておらず、非常に役に立つと思いました。

一番ピンときたのは、どのレベルを目指すか目標を決めて勉強するという点ですね。外国語を勉強していると明確なゴールが見えにくいから、モチベーションがだんだん落ちてきて、途中で挫折するのがよくあるパターン。でも、最初にどのレベルを目指すのか(ネットでニュースが読めればいいのか、旅行で使えればいいのか、その国に友達を作り交友するのか、仕事で使うのか、などなど)決めておけば、新しい単語に出会ったとき、これは必要なのか、必要ないのかを分ける明確な基準ができるから、勉強がやりやすくなる。

外国語を勉強する際の心構えとしてのベースがしっかり身につく本ですから、読んで損しない本でした。ずっと私の本棚に置いておくことでしょう。


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