中国アマゾンから送られてきた本。z.cnというのは、新しい中国アマゾンの短いドメイン名。これは覚えやすい。
今回、中国のAmazonで買い物したので、せっかくなのでアカウントの登録方法、注文方法、到着までの日数とか通販事情のメモを残しておきます。
追記:中国のアマゾンで売られている中国語のキンドル(kindle)電子書籍を日本から買ってみました。電子辞書だと紙の本より安い上に、送料もいらず、買って数秒で端末に届くので、圧倒的に便利になりました。今は、私も電子辞書籍に移行しました。今まで送料入れて数千円かかったのが、一冊100円以下で手に入ったりするんですから、関連商売をしていた人に取ってはたまらないでしょうね。品揃えについては、人気書籍はだいたい電子版も出ている感じです。
→中国アマゾンのキンドル本を日本で簡単に利用する方法のメモ。
中国のアマゾンについて
■亚马逊amazon.cn(中国アマゾン公式サイト)
中国のアマゾンは、元々中国にあった卓越網という通販サイトをアマゾンが買収してできたサイト。その名残で卓越亚马逊(亚马逊はamazonの音訳)と言われてたけど、2011年10月27日に亚马逊中国へ名前が変わり、完全にアマゾンブランドとなり、z.cnというアドレスも使えるようになってる。
使い方も他の国のアマゾンと同じ。
ただ、送料が奇妙で、遅い配送方法を選んでもかなり高かったり、たくさん頼むと速達の方が安くなったりする。UPS(United Parcel Serviceという米国の運送会社、中国で速達サービスを展開している)が使えるので、早ければ日本へ2~3日で届く。支払いはAmerican Express/Visa/Master/JCBが使える。
買える商品は限られていて、
amazon.cn海外から買い物する場合の注意点
海外客户仅限订购图书、音乐、影视、软件、教育音像、游戏娱乐类商品。
本、音楽、映画、ソフトウェア、娯楽関連用品しか買えない、となっている。
とにかく送料が高いので、中国内の誰かに頼む場合とかは別として、アマゾンで買う前に、楽天内の亜東書店-楽天市場店などの中国からの輸入品を扱っているお店(こちらも結構高いが・・・)や、中国から個人輸入して売っている人がいるYahoo!オークションは一応チェックしておくといいかも。特にヤフオクは比較的安く出品されている場合が多い、ただし偽物に注意が必要。
送料&日数
中国アマゾン内の海外配送の説明
標準の配送方法(DHL)
この方法を選ぶと日本へだと15日かかる。ネットで実際に頼んだ人の感想を見ると実際はもっと早く届くことが多いみたい。
DHLは2キロ以下だと荷物の追跡ができないと書いてある。送料は、本は1冊につき110元、ソフトなどは1個につき35元。一回の注文につきではなく1冊ごとに110元、日本円で1000円以上かかるので送料が馬鹿にならない。といっても日本国内で買うとそれ以上に高い場合が多い・・。
UPSの航空便速達
中国で速達サービスをやっているUPSの航空便速達だと、日本へ2~3日で届く。
送料は、一回の配送につき100元がかかり、それとは別に、本1冊ごとに70元がかかる。中国語の説明がよくわからないんだけど、私が注文した場合は、本を2冊頼んだら、ダンボールではなく、1冊づつ別の袋に入って、2個送られてきたけど、送料はちゃんと100元+70元×2=240元となっていた。注文時に、「まとめて発送」を選択しておけば問題ないみたい。標準の発送方法の送料が高いので、3冊以上頼むなら、逆に航空便速達の方が安くなるという変なことになってる。
*今は中国アマゾンでも、キンドル電子書籍があるので、これを使うと送料の問題がないので、とても安く中国語の本が買えるようになった。
中国で人気の当当网(当当網)の場合
中国ではアマゾンは日本ほど人気ではなく、本を買う場合は、当当网が人気。こちらも日本に発送してくれるけど、UPSが使えず普通の配送方法のみで、4週間~8週間もかかる。送料は海外発送の場合、「商品原价总金额的50%,最低50元」(商品の元の価格の合計の50%か、最低50元)。なので送料だけ考えるなら当当网がいいけど、届くのがあまりに遅すぎる。
中国アマゾンの買い物方法のメモ
今回は、中国アマゾンで本を買って一番早いUPSの航空便の速達を使いました。以下詳細。
まずは、亚马逊amazon.cnのサイトに行く。
アカウントの登録画面(您好. 请登录以获取为您订制的推荐. 新客户? 点这里注册.からも行ける)にて、メールアドレスを入れて、我是一个新客户の方を選択して、登録ボタンを押す。
ここで入力する名前は、発送の時に使われるものとは別で、アマゾンのサイトの表示されるものなので適当でいい。あとはメールアドレスの確認と、パスワードの入力&確認。すべて入力して完成ボタンを押すと以下の画面が出てくる。
この画面は、あなたにオススメの商品を表示するために、好きな分野を選んで教えてくださいという物。無視してOK。
ここまで入力したら、とりあえず登録はOKで、実際に買い物に移り、欲しい商品をカートに入れる。
欲しい商品をカートに入れて、先に進むと、初めて買い物する場合は上の画面が出てくる。海外発送なので、「海外地址」の部分をクリックすると以下の画面に移る。
住所等は、だいたい上の画像の赤字のような感じで入力する。細かい住所の部分は日本人が配達するので、あんまり神経質にならないでいいみたい。
次に配送方法の選択画面。上が標準のサービス。下がUPSの航空便速達。
次に支払い方法の選択。
今は、タオバオで使われてるアリペイ(支付宝)も使えるようになってる。タオバオについては中国巨大ECサイト タオバオの正体 (ワニブックスPLUS新書)がさらっと読めてタオバオがだいたいどんなものか理解できる。
日本からだとほとんど国際クレジットカードを使って支払いすると思うので、上の画像の赤丸で囲んだ部分から登録(もしカードがない場合は、楽天カードあたりが無難で、1枚持っておくと便利、余裕があるなら、銀行系の三井住友VISAクラシックカードが評判がいい)。
クリックすると、クレジットカードの情報を登録する画面が出てくる。登録が終われば、あとは、最後の注文決定をするだけ。最後の注文確定の画像を取り忘れたけど、画面の右端に出てくる黄色いボタンで最終決定でした。これで注文がすべて終わりです。
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もし住所などの登録情報を変更したい場合は、画面の右上に画像のような物があるので、「我的帐户」(私のアカウント)を選択。
上の画面が出てくるので、すでにある情報を削除したり管理したいときは、「管理~」を選択。新しく情報を追加したい場合は、「添加~」をクリックでOK。私は注文が終わった後は、クレジットカード情報は削除しておきました。
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私が実際に中国のアマゾンで注文した時は、本2冊を注文して
商品小计:¥ 37.50
配送费: ¥ 240.00
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小计: ¥ 277.50
本の代金が37.5元
送料が240元
合計277.5元
でした。送料ほんと高いですね・・・。
クレジットカードの決済に使われていた為替レートについては、追記:中国amazonのクレジットカード決済為替レートの明細参照。
注文してからは、届くまでは1週間もかからなかったです。UPSだと細かい輸送状況が見れて、注文した日に北京から発送されて次の日には香港、次の日には日本へと着ていました。
以上、中国のamazonでの注文方法のまとめ。
中国amazon公式サイト