月別アーカイブ: 2009年12月

太田哲也さんの連載が面白い

車が好きで、発売されるクルマ雑誌にはほぼ一通り目を通しています。
つまらない記事がほとんどなので、文章は超拾い読みで、写真とデータだけを見ることがほとんど。

ただ、時々キラリ光る文章というか、自然と目に止まる記事を書く人がいるんですよね。
大田哲也という人の連載がそのひとつ。読んでいて、ニヤニヤしてしまう。

ホリデーオートの「いつもそばにクルマが」
MAGXマガジンX「太田哲也のクルマの神髄」
いつも読ん出るのはこのふたつ、今彼のサイト見たら、他にも連載やってるようだ。今度読んでみよう。

車が売れなくなっているというけれど、車好きな人は昔と変わらず買っていると思うんですよね。不況の影響はあるでしょうけど。ただ、今まで別に欲しくも無かったのに買っていた人が買わなくなった影響が大きいんじゃないかな。だから、これから車が好きな人が欲しくなるような車を作ることが大切になるはず。

車の雑誌にしても、太田哲也さんみたいな、率直に文章を書ける人が大切になってくるんじゃないかなぁ。
これからも、連載が楽しみな方のひとりです。

雑誌ニュートンのカロリーの記事がわかりやすい。

Newton (ニュートン) 2010年 01月号 [雑誌]
Newton (ニュートン) 2010年 01月号

昨日、本屋で科学雑誌のNewton(2010年 01月号)をパラパラ見ていたらカロリーに関する面白い記事があった。
「カロリー」の正しい知識。とりすぎは,なぜ太る?というタイトルの記事。

このニュートンという記事は科学雑誌だけども素人にもわかるように丁寧に解説してあるから、ぱらぱらめくって興味を惹くことろだけつまみ読みすると楽しく読めます。

カロリーという言葉はよく聞くし、興味も持っていたんですが、今まで正確な知識がなかった。この記事は親切丁寧に、必要なことだけ書かれているからとてもためになりました。

以下、簡単なメモ

・カロリーの測り方とは?
容器の中にカロリーを測りたい物を入れ、そこに酸素で充満させる(一気に燃焼させるため)。
その容器を、水に囲まれたところに置き、いっきに燃やす。
周りの水の温度がどれくらい上昇したか調べる。
その水の温度を上昇させたエネルギーが、その物質の持つカロリー。

・3大栄養素のカロリー
3大栄養素とは、タンパク質、脂質、糖質。

それぞれのカロリーは1グラムあたり
タンパク質=4カロリー
脂質=9カロリー
糖質=4カロリー

実際に4キロちょっと、9キロちょっとずつあるらしいが、人間は完全に吸収できるわけじゃないので、上記の用に書かれていることが多いとのこと。
どうして、脂質がタンパク質、糖質にくらべて倍以上カロリーがあるかについても説明があって理解したつもりだけども、自分では説明できない・・。食物を食べてから、エネルギーとして使われるまでのこともわかりやすく解説があった。脂質はエネルギーを効率良く蓄えることができるから、余分なカロリーを取ると脂質に変えて貯蓄するという話はすごく頭にしっくりきた。

こういうカロリーや体の科学的な正しい基礎知識というのは、ダイエットしている人たちにはとても役に立つでしょうね。
この記事を読んでから、食べ物を食べるとき、今までとはちがった感覚が意識に登ってくるのを実感しています。

「余暇の必要性を理解することが重要だ」佐藤優

週刊東洋経済、佐藤優の連載「知の技法 出世の作法」。
今週のタイトルは「余暇の必要性を理解することが重要だ」でした。

以下メモ(自分のメモだから少し内容が異なってるかも)
・読者から、佐藤優さんはいつ休んでいるんですか?と聞かれることが多い。
・上の話から、マルクスの労働と労働力の違い、という話へ。これへん正確には理解出来ていないかも。
・労働は労働力によって生まれる。そして労働力は余暇により作られるから、余暇が大事、という話。
・まず、労働力は、市場でお金により取引される。
・例えば、経営者が月給20万円でコンビニ店員をひとりを雇うとする、この20万円がそのコンビニ店員の労働力の価値。
・経営者は、その労働者が20万円以上の働きをすると期待しているから雇う。
・その労働者が、コンビニで提供するサービスが労働。
・鉛筆~車まで、すべて労働により作られる、その労働は労働力によって作られる。
・それでは労働力は何から作られるか?
・それは、余暇や消費、つまり、人間が休日に休んだり、食事を取ったりビールを飲んだりして消費することにより作られる。
・よって、しっかり余暇を取ることは重要。
・30代のがっついたビジネスパーソンと話してもマルクスなど知らない人がほとんど、でも役に立つこともある。
・語学についても、余暇が大事
・語学については、集中できる時間でその人の語学力のレベルがわかる。
・同じ文章を何度も目が追うようになると集中力が切れている。
・そういう場合は、15分ほどベットの上で休むか、それでもダメならいっそ別の分野の勉強に取り組む方がいい。
・集中力が切れたときは、思い切って気分転換をすることが大事

集中できないときは、さっさとやめたほうが結局効率がよくなる、というのは、頭がいい人はみんな言いますね。
今回面白かったのは、佐藤優さんが余暇の大切さを、労働と労働力の違いから説明しているところ。
まあ、私は正確には理解できてませんが・・・。マルクスとか今だに手がでないんですよね、今度漫画の方でも読んでみようかな。

資本論 (まんがで読破)
資本論 (まんがで読破)

関連商品
続・資本論 (まんがで読破)
君主論 (まんがで読破)
わが闘争 (まんがで読破)
共産党宣言 (まんがで読破)
死に至る病 (まんがで読破)

今は、いろんな本が漫画化されてますね。今日を持ったけど、手が出にくい分野への取っかかりとしては漫画は悪くない方法でしょう。

ゲーテの村上龍の連載

今月号の雑誌ゲーテの村上龍の連載が良かった。
若者は、若くていいねぇと周りにおだてられて、何もしないうちに年をとって老人になってしまう。という身も蓋もない内容。
村上龍さんは、周りの若者に、自分は23才で芥川賞を取った、だから23才は別に若くないというようなことを言っているらしい。

うまく言えないけども、これは「若いから~」で済まされている問題は、本当は「若さ」とは全然関係ないことかもしれない、と疑うことをした方がよいってことだと、僕は思いました。例えば若いから仕事は下積みから始めなさいとか・・・。常識で済まされてること、特に権力を持った側が言う事には注意しておこうっと。

今週の東洋経済メモ

佐藤優さんの連載「知の技法 出世の作法」
今週のタイトルは「寝床は、あいまいな知識を定着させるには最良だ」でした。

以下簡単なメモ、記憶が曖昧&自分の考えも入れてるので雑誌の内容と違う部分もあると思います。
・寝ている間に語学のCDを聞いても身につかない
・ロシア語通訳だった米原万里さんの話。
・佐藤優さんの外務省時代の後輩でロシア語の才能がある人がいた。その人はロシア語の単語を見ると頭にその発音が頭に響いいてくると言っていた。
・外務省にロシア語を教えに着ていた米原万里さんも、その人を見て才能があり、いい耳を持っていると言っていた。良い耳を持っているときれいなロシア語を話せるようになる。
・人間には視覚で記憶する人と聴覚で記憶する人がいて、優秀な言語学者は聴覚で記憶しいい耳を持っている。
・寝床は、あいまいな知識を定着させるには役に立つ
・単語帳などに書いた単語を見て、次に、日本語からロシア語、ロシア語から日本語と頭の中で変換する作業を数回する。
・そして次の日の朝起来た時も、一度その単語に目を通してやると記憶の定着がよくなる。
・ただし、これらは全くの新しい知識に対しては有効ではない。

僕の本音というと、何度も復習するってことは、基本的に面倒くさいからやりたくないんですよ。
でも、語学の場合は特に記憶することが大切だから、人間が心理的にやりたくないこと、をやることがポイントで、他に人との差がつくところなんだと思いました。

「いい耳」を持っているという表現はいいですね。知り合いに物凄い日本語が上手な外国人がいて、そういう語学の才能がある人を表現するのにピッタリ。外国語を話すだけなら誰にでもできると思いますが、時々飛び抜けてうまい人がいるんですよね。こういう才能を持った人というのは、無条件に尊敬してしまいます。