豚インフルエンザとは何か?調べてみた

豚インフルエンザが何なのか正直わからないので豚インフルエンザの基礎知識を自分で少し調べてみた。「厚生労働省」のサイトに豚インフルエンザ関連の情報が載っていたので読んでみると、まさしく探していた「1からわかる~」に近い情報があり少しは豚インフルエンザのことが理解できました。
厚生労働省【メキシコ及び米国におけるインフルエンザ様疾患の発生状況について】

以下間違いがあるかもしれませんが、自分で大雑把に整理してまとめてみました。
(正確な情報は原文等を見てください)

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豚インフルエンザって何?
豚インフルエンザウイルス(A型インフルエンザという型らしい、他にB型、C型がある)によって起きる豚のインフルエンザ。豚の間では世界的に広まっているが、豚が死ぬ確率は少ない。普通は人に感染しないが、散発的に感染例が見られる(豚に直接触った場合等)。人から人への感染例はあるが大きな集団感染はなかった。

豚は、豚インフルエンザだけでなく鳥インフルエンザにもヒトインフルエンザにも感染する。別の動物種のインフルエンザウイルスが豚に感染するとウイルスの再集合(遺伝子交雑、要は雑種みたいなものが生まれる?)が起き、その結果新型インフルエンザの発生にも関連すると考えられている。

豚肉は、適切に調理されたものなら安全。中心温度71度での調理で、豚インフルエンザウイルスは死滅するとのこと。

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新型インフルエンザって何?
厚生労働省 新型インフルエンザ対策関連情報
ここのQ&Aを参考にしました。

新型インフルエンザウイルスは、動物のインフルエンザウイルスが人に感染し、人の体内で増えることができるようになり、人から人へ効率よく感染できるようになった物で、これによって起きるインフルエンザが新型インフルエンザ。英語だと「新型インフルエンザ」は「Pandemic Influenza」と書いてあるようで(間違ってる?)、「Pandemic」は英語の辞書を見ると「世界的に流行の~」、「世界的流行病」などと書いてあり、こっちの方が直感的に意味がわかりやすい。どうして日本語では「新型インフルエンザ」と呼ぶんだろう。

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鳥インフルエンザって何?
鳥は様々なウイルスを持っている。通常インフルエンザウイルスに感染している多くの鳥には症状がでないが、ウイルスは常に変異をしているため、鳥にインフルエンザの症状が出る場合がある。それを鳥インフルエンザと呼ぶ。特に鳥を死亡させてしまうようなものを高病原性鳥インフルエンザと呼ぶらしい。

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なぜ近年、新型インフルエンザ(パンデミック)の可能性が指摘されているか?
新型インフルエンザは10~40年周期で起きているが、ここ数十年は発生していない。世界的に発生している高病原性鳥インフルエンザのウイルスが、新型インフルエンザウイルスに変異することが心配されている。新型インフルエンザウイルスには基本的にすべての人が免疫をもたないから、早く広く感染する可能性があるらしい。

そもそもインフルエンザって何?
インフルエンザウイルスによって起こる、高温の発熱、頭痛、関節痛などの全身症状が現れる流行性感冒、略して「流感」。「感冒」とは呼吸器系の炎症性疾患の総称。

メキシコの豚インフルエンザって何で問題になっているの?
厚生労働省【メキシコ及び米国におけるインフルエンザ様疾患の発生状況について】
またこれを参考にしました。

メキシコとアメリカで「豚インフルエンザ」に感染した人が見つかった。メキシコとアメリカの「豚インフルエンザウイルス」は似ていた。感染したのは若くて健康な人たちが多かった。(通常のインフルエンザは幼児や年寄りの感染が多い)

  1. 動物(豚)のインフルエンザに人が感染した
  2. 地理的に離れた場所で流行が広がった(メキシコとアメリカ)
  3. 通常のインフルエンザとは異なる年齢層が感染している

これらの理由から今回の豚インフルエンザについて新型インフルエンザと関連し事態が危惧されているようです。
以上資料とか少し読んで自分用のメモにまとめましたが、まだ正確には理解できていない気がしています。インフルエンザの情報に関しては「厚生労働省の感染症情報」が役に立ちました。

新型インフルエンザ対策
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Dagon Design Sitemap Generatorを入れてみた

Dagon Design Sitemap Generatorは人用のサイトマップを作成してくれるwordpressのプラグインです。とよく紹介されています。要は本で言えば目次みたいな物を自動で作成してくれるをwordpressのプラグインです。これを使うとブログを訪れた人が直感でブログの内容を一覧できるようになります。サイト構造を綺麗に表示してくれるのでSEO的にも役に立ちそうです。作成されるサイトマップは例えば、このブログだとこんな感じ
Dagon Design Sitemap Generatorを直訳すると、Dagonは「ダゴン(半人半漁の神)?」 Designは「設計」 Sitemapは「場所の地図」 Generatorは「生み出すもの」。意味はサイトマップを設計し作成してくれるものって感じでしょうか。最初は「Dagon 」じゃなくて「doragon(ドラゴン)」だと思い込んでました・・。

Dagon Design Sitemap Generatorのインストール方法

Dagon Design Sitemap Generator(ダゴンサイトマップジェネレーター)
上記サイトより「Download」のところにある「Latest Release」をクリックしてダウンロード。インストール方法は他のWORDPRESSのプラグインと同様で、ダウンロードしたファイルをワードプレスのプラグインフォルダにアップロード、wordpressのダッシュボードのプラグインのところにDagon Design Sitemap Generatorが表示されるので選択し「使用する」をクリック。これでDagon Design Sitemap Generatorが使用可能になります。wordpressの設定のところに「DDSitemapGen」という項目ができ詳細を設定できます。

まず言語で「japanese」を選択しupdateして日本語化します(なぜか2回updateボタンを押さないと日本語化されなかった)。設定は変更しなくてもそのまま使えます。私の場合は少し変更してみました。できるだけ全部のページが検索エンジンに拾われるように「ページ番号の表示方法」のところを「ページ123456・・・」のように全ページを表示するようにしました。

あとは「その他」のところで「XML Sitemapのファイルパス」に、既に作成していた検索エンジン用サイトマップのアドレスを入れました。「XML Sitemapの表示位置」も少しでも検索エンジンに拾われやすいように「全てのページの一番下」を選択しました。

あとは、このDagon Design Sitemap Generatorで作ったサイトマップをブログ内で表示したいところに
<!– ddsitemapgen –>
という物をそのまま入れてあげると完成です、簡単なので5分もあればできます。表示するところはwordpressのダッシュボードの「ページ」のところ(自己紹介とかをのせる時に使うところ)が簡単で使いやすいと思います。

会社は2年で辞めていい(山崎元)を読み返した

会社は2年で辞めていい(山崎元) 
 

「会社は2年で辞めていい」山崎元
 

山崎元さんの「会社は2年で辞めていい」は、だいぶん前に読んだ本です。最近、ふと思い出して読み返してみました。メモ代わりに感想を書いておきます。自分の考えや頭にある情報を文章に書き、アウトプットし、自分自身に役立てる訓練にしたい。
 

そもそも最初に山崎元さんの「会社は2年で辞めていい」を読もうと思った理由は2つある。
 
1つは社会、会社、仕事、そして人の関わりや、その関わりの仕組みについて知りたいという欲求があったこと。
 
もう一つは、山崎元さんの投資関連の本やコラムを読んで、この人の情報には価値があると判断していたこと。
 
その山崎元さんが転職関係の本を出したというのを知って、すぐに買って読んだ。最初に読んだときは、転職に関係する物事の仕組みを正確に丁寧に説明してあり、読み物としても面白く、いっきに読んだのを覚えている。
 
ただ、面白かったので読んだ後すっきりしてしまい、そのまま脳ミソの中の情報を放置していた。
 

「会社は2年で辞めていい」を再度読み返して最初に頭に浮かんだ物を言葉で表現すると、「限られた時間(生物の寿命)を有効に使うために現実を正確に理解し、その中で自分が有利に生きるための方法を考え、そして実行してみる」という物。
 
山崎さんが最初の方で「時は金なり」という格言を出されている。時間は有限というのは誰にとっても絶対だ。こういう確かな情報を一つ一つ直視し正確に理解していくと、自然とその事実を受け入れることができるようになる。そうすることにより物事の仕組みがわかりやすくなり、自分の目の前にある選択肢も明確になる。そんなことを考えた。自分自身の実体験からもそんな気がしている。
 

山崎元さんの「会社は2年で辞めていい」の中で僕にとって特に価値があったのは、稼ぎの仕組みを4つの階級、「エクイティー(株式)階級」、「ボーナス階級」、「給料階級」そして「フリーター階級」にわけて説明してある箇所。
 
僕なりに大雑把にまとめると、
 

エクイティー階級は株式という利益を先取りできるものを持てるから稼ぎが桁違いになる。また会社という物は人を使うための仕組みであり、例えば、100人雇っている会社があり、1人が1年間に100会社に利益を与えるとする、そのうち半分を社員に分配したとして、社員の収入は年間50だが、会社のオーナーだと50*100=5000、年間5000の収入があり社員の100倍になる。この二つの仕組みによりレバレッジがかかって高収入になる。
 
ボーナス階級は証券会社のトレーダーや弁護士、医師などで、競争はあるが代替が難しい仕事をし、かつリスクを取っているから給料階級より高収入。
 
給料階級は安定の変わりに利益を大きく取られ、またボーナス階級より代替可能な労働力であるから収入が1段低くなる、
 
フリーター階級は給料階級よりもさらに容易に代替可能である労働力だから収入が低い。
 
給料階級やフリーター階級が人と同じ努力をしても報われないのは当然で、他人との差が無いと経済的には不利になる。
 
「本書の中では、「同じ」で「取替え可能」で「供給が多い」と値段は安くなるし、売れ残る場合もある。と説明してある。
 
こういう世の中のルールを知るとそのルールの中でどういう生き方をしていくのか戦略を考えやすくなる、できるなら本など読まないで自分で考えて見つけることができればいいのだけども、自分より能力がある人の力は素直に借りようと最近は思うようになった。 
 

上の話を書いていて思い出したことがある。この前、日本語が堪能で日本に詳しい台湾人と話していたときに、日本に行くとあっちでもこっちでも限定販売の商品を売っているから、ついついたくさん買い物してしまう、ということを聞いた。台湾だったら売れるものは売れるだけ作りますから、日本人はほんとに商売上手ですね、と言っていた。たぶん限定販売で儲けるにはある種のブランド力が必要で、それが台湾と日本では違いがあるんだろう。このあたりには人材価値にもつながるものがありそうだ。
 

本の話に戻ると、山崎さんが以前から話されている考え方で、自分を自分ひとりだけ雇っている会社、と考えようという物があり、本書でも説明されている。
 

この会社は、自分の生み出す労働という商品、サービスを売る。よって自分の時間、お金をどこに投資するか、また投資するには調査が必要で、効果的に売るために営業も必要。こういう風に考えると客観的になれるから感情に邪魔されずに冷静な判断をしやすくなるというもの。 
 
これに似たようなことは自分でも実戦している。こういう考え方(自分と対象との関係を客観的に見る)はある物事に対して経験値というか数をこなすと頭のなかに自然発生的に生まれてくるものだという気がしている、自分の経験から言って。山崎さんも転職を繰り返すことによってこういう考え方を身につけたんじゃないだろうか。 
 
ただ多くの人はそれほど転職の数をこなせるわけじゃないから、自分を会社として見る、というところまで行けないんじゃないかな。だからこそ、こういう本には価値があり、想像力を働かせ自分に当てはめてみる、すると有利に生きるために役立つ可能性があると思う。 
 

会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書)
会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書) 山崎 元

おすすめ平均
starsそりゃ、あんたは
stars会社を辞められる人生設計
stars毒でもあり、薬でもある
starsこの本を読んで、今後の仕事プランを立ててみてはいかがでしょうか。
stars著者は口だけ笑っている人みたいな気がする

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アマゾンの評価もいいですね、「そりゃ、あんたは」って感想を書きたくなる気持ちはわかるけど、それだと時間を浪費してしまう。人間の寿命は案外短い。

脳の働きを知り、学習に役立ててみる

脳に関する本を2冊読んだので感想を書いておこう。
記録力を強くする
憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 池谷 裕二
これは本屋でブルーバックスのコーナーを見ていたらとても評判がいいらしい、と紹介されていたので買ってみた

前頭葉は脳の社長さん?
前頭葉は脳の社長さん? 坂井 克之

最近集中力がなくもう少しなんとか学習効率をあげることができないかと考えて脳関連の本を2冊試しに読んでみた。

前頭葉は脳の社長さん? 坂井 克之
結論からいうと、いくつか新しい発見と再確認、応用可能な方法がわかりました。すぐに役立てたいなら「憶力を強くする」、具体的に応用は難しいけども脳について詳しく解説してあり興味が沸くのは「前頭葉は脳の社長さん?」(これいい本なのにタイトルで損してる!)の方。「前頭葉は脳の社長さん?」は山崎元さんが「山崎元 ホンネの投資教室 第六十三回 投資に役立つ?」で投資家の判断に関係すると思われる「アイオワ・ギャンブリング課題」の参考本として紹介されていたので興味が沸いて読んでみました。

このアイオワ・ギャンブリングの実験を簡単に説明してみる。A,B,C,D4種類のカードの山があって、そこからカードを1枚ずつ引く。A,Bを引くと1万円、B,Cを引くと5千円がもらえる。ただし、A,Bには1/10で-12.5万円のマイナスになるカード、C,Dには1/10で-2.5万円になるカードが入っている。よってA,Bの方が一見お得に見えるが結果的にはC,Dの方が得になる。実験を受ける人にはこのことを教えずにカードを1枚ずつ自由に引いてもらうと、最初はA,Bの方がお得に感じてA,Bのカードの山からカードを引くようになるが、しばらくするとC,Dの方がお得だと気づいてC,Dの山からカードを引くようになる。この実験のときに実験を受ける人の体に発汗(自律神経の働きからくる)を調べることができる装置をつけておく。カードを引く人はだいたい50枚目くらいでA,Bの山はなんか危ないと気づくそうですが、すでに20枚目くらいでA,Bを選ぶときに発汗量に増加がみられる。よって頭で意識する前に体で何か反応している。無意識に報酬を感知しているというもの。まぁこの実験自体を何かに応用するのは難しいですけどとても興味深い。

もうひとつ本書で紹介されている実験で面白いものがあって「行動が先か、意志が後」の例としてあげてある。
その実験は人の前に2枚の写真を左右に並べて好みの方を選ばせると、最初は両方を見くらべるが、次第に片方を見る確立が高くなり、よく見たほうを好みだと選択する。次に2枚を左右交互に画面上に写し、一方をより長く見せるとそっちの方を好きになる傾向がある。よってより多く目を向けたほうに魅力を感じやすい。これは行動→意思。しかし2枚の写真を真ん中で交互に見せても長く見せた方を好きになる傾向は見られない。つまり長く見ることではなくて、目を写真の方に向けて動かすことが好みに影響を与える。この実験から行動から意思が生まれる場合もあるらしいと紹介されている。

この実験と上のアイオワ・ギャンブリングの話でなんとなく思ったのは、何かやろうと考えていることがあり、やる気が出てから行動しようとしてもやる気はなかなか出てこない場合、やる気がなくても少し行動して目標のために体を動かせば(文字通り物理的に体を動かして行動する)やる気も出てきて、好循環になっていく、こういう経験が僕の実感としてあるので、上で紹介した実験となにか関係あるような気がした。あと、自分で行動して生の情報に触れたり、紙に文字で書いて考えをまとめたり、人と話したりしたほうが自分の頭の中だけで考えているより物事が上手く行くことが多い気がするのも何か関係がありそうだなと思った。

憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 池谷 裕二
こっちの本は断然読みやすかった。
「前頭葉は脳の社長さん?」もだけど、実験を通してある概念を解説してくれると非常にわかりやすい、ということにこの2冊を読んで気づきました。脳というまだよくわかっていない分野だけに余計説明も難しいから実験を通しての説明が頭に入りやすいんだろうか。

記憶の3か条として紹介してあるのは
・何度も失敗して繰り返して覚える
・きちんと手順を踏んで覚える
・まずは大きく捉える

これをネズミの実験を通して紹介してありなるほどなぁと思えた。
脳の記憶が曖昧で間違いやすかったりするのは脳の弱点でもありが、そこが強みでもあるという。脳の記憶に曖昧なところがあるから環境の変化に柔軟に対応できるらしい。自分の実験に使われるネズミに置き換えて客観的に考えると何かを学習するとき、例えば語学とか、に十分応用可能なことなので少し勇気が出てくる1冊でした。

前頭葉は脳の社長さん? (ブルーバックス)
前頭葉は脳の社長さん? (ブルーバックス) 坂井 克之

おすすめ平均
starsその時脳では何が起きているのか
stars考えるな、感じるんだ!
stars比喩はイマイチだが、内容は優れもの
stars面白いトピックスもあるが解剖的記述に辟易するかも
stars良書だと思います

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記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス)
記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス) 池谷 裕二

おすすめ平均
starsちょっと古い本だがおもしろかった
stars忘れやすいと思っている人も、どうぞ!
starsむずかしくない!
starsおすすめの一冊
stars読んで損はしない

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アメリカの穀物輸出と穀物メジャーの発展(茅野 信行)

アメリカの穀物輸出と穀物メジャーの発展(茅野 信行 )
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世界の穀物市場がどうなっているのか興味が沸いていたのでアマゾンで調べてからジュンク堂にも行って物色してきた。買ったのはこの本だけ。あまり穀物関連の本は見つからないんですよね。もともと穀物関連の本が少ないのか、ただ僕が見つけられなかっただけなのかどっちだろう。他に今まで読んだ穀物関連の本は、“トウモロコシ”から読む世界経済 (光文社新書)“トウモロコシ”から読む世界経済 (光文社新書)食糧争奪―日本の食が世界から取り残される日があります。あ、大投資家ジム・ロジャーズが語る商品の時代も読みました。トウモロコシから読む世界経済の方はコンパクトにまとまっていて読みやすく最初の一冊に読むならこれがお勧めです。食料争奪の方はたしか資源価格が高騰していたときに発売された本で、著者の柴田明夫さん(たしか元丸紅の人)はよくテレビや雑誌でコメントされているのをみかけます。内容は大まかな穀物市場、食料関連資源の市場の動きをまとめたものでした。ジムロジャーズの本は商品相場と中国に重点を置いて書いてあります。この3冊を読んでもっと詳しい本が読みたくて買ったのがこの本「アメリカの穀物輸出と穀物メジャーの発展(茅野 信行)」 です。この本は穀物市場に深くかかわってきた穀物メジャー(カーギル社、コンチネンタル・グレイン社(著者はここで働いていたらしい)、)などとの関わりから穀物市場の様子を書いているので、実際にどんなことが穀物市場で起こってきたのかを現場の視点から感じ取れて読み物としても面白いです。前の3冊より断然面白い!。種子会社のモンサント社とデュポン社なども登場しています。穀物メジャーもですがこのモンサントやデュポンなども日本では(世界でも?)普通の人はあまり知らないですよねぇ、業種が業種なので知名度は低いんでしょうか、でも仕事としては面白そうです。この本は2006年に改訂版が出ていますがそれでも古いので、もっと最近の中国の事情とかも詳しく解説した本が出るといいなぁと期待しています。本の中でおすすめの参考文献を何冊か紹介されていますが絶版になっているものが多いですね。

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