佐藤優「音楽やラジオを流したままの読書は絶対にしない」

今週号はタイトルを見て期待していたけども、それほどでもなかったかも~。ただいくつか収穫があった。
以下メモ

・今仕事で使っている分野の本は読まない
・これから先、仕事で使いそうな分野の本を読書の時間を使い読んでいる
・本を読んで知識の定着には3ヶ月ほどかかるから
・音楽やラジオを流したままの読書は絶対にしない
・集中して3時間ほどの読書をすれば、耳学問で得る1週間分の知識を得ることができる。

知識の定着まで時間がかかることは案外軽視してるからなるほどなぁと思った。知識の定着って要するにその分野のことに慣れるってことだと思う。こういうことを意識して実行するとだいぶん変わってくるはず。

もう一つ、集中して読書すれば、耳学問で得る知識よりたくさんのことを得ることができること。読書ってときどき軽視されるけども、要は使い方次第なんだろう。実体験でしか得られないものもあるけども、適当な知識をテレビや、人づてに得るよりかは、内容が充実した本を読んだほうが効率よく知識を得ることができる。

「知的思考力の本質」鈴木 光司 (著)竹内 薫 (著) を読んでみた。

たまたまブックオフで見かけて興味を惹かれたので読みました。拾い読みですけど。
鈴木光司さんは、リングとか螺旋で知ってる。竹内 薫 さんは科学系の本の翻訳をしているのをたまに見かけるから名前は知ってる。

頭に残ったのは
・頭が良い人はフィードバックをちゃんとやってる。駄目な人はやりっぱなし。
・例えば学生を見ていると、頭が良い人は、問題集で間違えたところを必ずやり直しできるまでやる。
・失敗経験が必要
・実体験が大切(体で感じるもの)
・自分の常識が通じない体験をするとためになる(海外で暮らすとか)

体で体験することが重要だというのは最近よく感じていたから共感した。
この本の中で一番印象に残ったのはフィードバックのことだった。フィードバック(間違えたらその原因を探り、同じ間違いをしないようにすること)は当たり前のことだけども、普段忘れがちなうえに、習慣として身につけていないと、気が付いたらまったくフィードバックしてないということがある。私もフィードバックできずに同じ間違いを繰り返していることがある。、それに改めて気づかせてくれたのでこの「知的思考力の本質」を読んで良かった。

→ 知的思考力の本質 (ソフトバンク新書)

「UPRO」という会社が競馬で3年間で160億円の利益を出したことについて

週末家に帰る途中で買った週刊 ダイヤモンド 2009年 10/31号に面白い記事が載っていた。面白かった記事は山崎元さんの連載で、タイトルにある競馬で160億円の利益を出した会社のことについて書かれていた。

この会社の名前は「UPRO」ユープロで、競馬のデータ分析をして、馬券を買い3年間で160億円の利益を出していたらしいです。

このニュースは少し前に耳にしてたけど、ちゃんと見ていなかったから、どうせ、インチキ情報でお客を騙して稼いでたんだろう、くらいにしか思ってなかったんですよねぇ(自分の頭の堅さに反省・・・)。しかし、この週間ダイヤモンドに山崎元さんの記事を見たら、この会社は外部に公開された競馬に関する詳細なデータを解析して、儲けてたということがわかりました。ちなみにこの件が表に出たのは競馬で稼いだお金の脱税の方の問題。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20091009AT3K0900C09102009.html
競馬巨額配当を所得隠し データ会社が「160億円」、国税指摘
日経の記事はこれですね

山崎さんによると、正直、競馬でこうやって稼ぐのは難しいと思っていたので(大きな控除率があるのにそれを越えて稼いだ)、はっとさせられる思いだったようなことが書かれていた。情報が公開されていて、規模が大きく透明性のある市場でこれほど稼いだ方法には興味があるとのことでした。この件は社長のイギリス人が海外逃亡しているらしく、そちらも事件としては面白いらしい。

どうやって稼いだのかは正確にはわかっていないようですが、山崎さんが馬券の仕組みとか3連単についてとか解説されていたので興味がある人は、立ち読みでもしてみたらいいかもしれません(その競馬の記事はちょっとしかないので)。私は競馬をしないので完全には理解できませんでした。

→ 週刊 ダイヤモンド 2009年 10/31号を詳しく見る
→ 週刊 ダイヤモンド 2009年 10/31号のクチコミを見る

最後に山崎さんも書かれていましたが、この競馬で大金を稼いだ会社が存在したということを利用して、必勝法を売る商売などが出回ることが考えられるから、注意したほうがいいようですよとのこと。稼げる方法があれば外部に漏らさず自分たちで儲けるんだから(今回160億円稼いだ会社も同じ)、わざわざ他人に売ろうするのは・・・以下略だそうです。

今回の件は、世の中には常識を真に受けず行動している人たちがいるってことで、脱税の方は悪いですけども、競馬の方では、外部に公開されたデータを分析して規模の大きな透明性のある市場で稼いだのだからその点には興味を惹かれますねぇ。

新型アクセラのABSを体験する

昨日、新型アクセラのABSを初体験しました。
山道に遊びに行ったらちょうど、地面が砂の広い空き地がありまして、滑らせたりして遊んできました。
で、ABSですが、さらさらした砂の上だと時速20キロぐらいでも急ブレーキを踏むと余裕でABSが作動します。感触としては、ガッガッガッガッという感じの音がして、人間には不可能な間隔でブレーキの作動とリリースを繰り返してくれます。ちゃんとタイヤが小刻みにロックとグリップの回復を繰り返しているのがわかりました。ABS自体の性能は、今まで、数台のABSしか体験したことがないからわかりません。他車と比べて極端に違うということはなかったです。

横滑り防止装置は低速だからかわかりませんが、作動しませんでした。最初は滑ったときに作動しているのかと思ってのですが、横滑り防止装置(DSC)が作動しているときはDSCのランプが点灯するようなので、作動はしていないんだと思います。

リンパマッサージを始めてみる。

最近、以前から気になっていたリンパマッサージを始めました。
きっかけは本屋で見かけた本にリンパの基礎知識と、リンパマッサージの方法のわかりやすい解説が載っていて、おっ、これならできるなと思ったからです。

リンパというのは、血液中から細胞の隙間に染み出た組織液が由来となっていて、この組織液がリンパ管に入ったものをリンパと呼ぶらしい(私の曖昧な知識なので間違いはあるかも)。このリンパはホルモンを運ぶ働きをしたり、リンパ球(生態防御に関係)を運んだりという働きがあるそうです。

で、このリンパは血液と違って閉じられた管の中を心臓というポンプによって強制的に循環させるようなシステムにはなっていないんですね。開放系というらしく、基本的には、体を動かしたときの筋肉の動きによってゆっくりと体を循環するらしいのです。ですから、血液は、体を動かさないでじーとしていても心臓が頑張って強制的に循環させてくれるからいいけども、リンパは体を動かさないと流れが悪くなるんですよね。(この辺の理屈は私にも理解できた、と思う。)

リンパマッサージって言葉はよく聞きますけども、こういう理由から、マッサージが効果的だから世の中に広く知られているのかなと今回自分で調べてはじめて納得できた気がします。