岩瀬大輔さんの動画を見た

日経ビジネスアソシエ プロフェッショナル解体新書 ネットライフ企画の岩瀬大輔

岩瀬大輔さんの連載は雑誌やネットで見かけたら読むようにしている。
動画で見るのは始めて。面白かったので岩瀬大輔さんの発言の中で気になったことをメモ。

  • 自分の強みは、自己認識というか一歩引いてわかること
  • ブログで面白いと言ってもらえる記事は、みんなわかってたけどモヤモヤしていた物をはっきり言葉にしたもの。
  • 仕事が速い人、上手な人を見ていると、何が自分の仕事の障害になっているか?どうすれば上手く行くか?が見えていてそれを意識して仕事している。そういうことが昔から得意だった。

このインタビュー見てすぐに茂木さんが話していたミラーニューロンのことを思い出した(参照記事)。
以前からうすうす感じていたんだけど、自分を1人の他人のように外からの視点を持ち観察できる人というのは、自分だけじゃなく他人を観察することも上手。順番としては、まず他人を観察する力がついて、それによって自分自身を観察する力も伸びる、もしくは両方がフィードバックしながらほぼ同時に伸びていくのかもしれない。という気がしている。これにはミラーニューロンが関係してるんじゃないだろうか。

ミラーニューロンは抽象的なものではなく、具体的な行動によって機能し、また対称との距離も関係しているらしい。
「つまり生身の人間を前にしないと人間は本気になれない」ってやつ、たぶん

http://diamond.jp/series/takagi/10013/
http://diamond.jp/series/takagi/10014/
ライフネット生命保険株式会社
岩瀬大輔代表取締役副社長 に聞く
「“相手の視点”に、成功のヒントがある」

このインタビューに載っていた以下

岩瀬 プレゼンにかぎらず、僕が好きな仕事スタイルは“クイック&ダーティ”です。完璧なものを2週間かけてつくるより、短期間でつくったり壊したりを繰り返したほうがいい。

 だからBCGにいたときも、「こんなにちょこちょこ上司のところに来るヤツは初めてだ」とよく言われました。とりあえずワッとつくれるだけつくって、すぐに上司のところに持っていく。そして「ここで悩んでいるんですけど」と相談を持ちかけて、その場で赤ペンを入れてもらう。そうすると、すぐ次に進めますね。この回転の速さが重要だと思います。

この辺読んでいかにもミラーニューロンが活発に働きそうなことしてるなぁと感じた。実際にはミラーニューロンのことはまだわかってないことが多いらしいけども、こういう実際に行動し、数をこなすと自分の能力が上がるスピードが速いというのは実感として凄くある。

茂木健一郎の講演の音声ファイルを聴いてみた

http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20090606
梅田望夫

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2008/10/post-01d8.html
茂木健一郎

梅田望夫さんが紹介されていたので、茂木健一郎さんの講演のMP3を始めて聞いてみた。
結論からいうと、茂木健一郎さんが何に興味があるのか少しだけわかった。
講演の最後の方で「今は学問が細分化しすぎて、人生とは関係がなくなっている、究極的にはいかに生きるのかを教えてくれるのが学問」というようなことを言っていて、ああだから何をやっているのかわかりにくいのか、ということがわかった。
今までテレビで見たり、勉強法の本を読んだことはあるけど、正直何に興味がある人なのか全然わかっていなかった。広く浅く適当にやってるようなイメージを持ってたのでこれを聞いてよかったです。

以下いくつか気になったところをメモしておきます。

  • 人間は目を見るとドーパミンが出る。目を見ることは大切。
  • ミラーニューロン。鏡に映したように、自分と他人を比べることができる。
  • ミラーニューロンが働くには抽象的でなく、具体的に体を動かすことが必要。
  • ミラーテスト。鏡の中の自分を自分だと認識できるか。額にシールを貼り、鏡を見て自分の額のシールに気づくかどうか調べる。
  • ミラーテストを通過できるのは人間、チンパンジーなど極限られて動物だけ。ミラーニューロンのおかげで共感できる。
  • ミラーテストを通過できる他の動物と人間の違いは、相手の心を読めるかどうか。人間は相手がポーカーフェイスでも心の中を読める。
  • しかし相手の心を完璧には読めないから、相手を思いやって発言する。これが人間の尊厳。
  • 心にあるものをすべて発言してしまうのは、無意識の垂れ流し。
  • 相手の心がわかるためには教養が必要。勉強ができるのに他人の心がわからない人は本当の意味では勉強ができていない。
  • ケンブリッジ時代の恩師の発言。「書けよ。そうすればわかるから」←なかなか文章が書けない人への発言。
  • 生の人間を前にしないと、人間は本気になれない。
  • いかに生きるかを教えてくれるのが学問

文章が書けない時に、とにかく書き始めると書けてしまう。というのはよくわかる。自分の経験でいうと、少し前から、考えていることや思いついたことなどをメモ帳に書くようになってあきらかに前より頭の中が整理されるスピードが速くなった。書くことでどんどん考えが前に進んで、手が勝手に考えてくれるイメージ。本田宗一郎が手で考えるということを言ったり、村上龍が頭じゃなくて、パソコンの画面を見ながら、キーボードを打つ手が対話しながら小説を書いているというようなことを言っていたが、それも似たようなことなんだろうか。脳科学がもっと進んで科学的にはっきりわかると面白そうです。

Officeをインストールせずに、オフィスのファイルを見る方法

マイクロソフトofficeをインストールせずに、オフィス(word,excel)形式のファイルを見る方法

私はマイクロソフトオフィス(Microsoft office)のソフトは使っていません。
昔はMSオフィスを使っていましたが、今はグーグルドキュメント(google docs)で同じような機能が無料で使えるからです。
なのでパソコンにマイクロソフトのオフィス製品はインストールしていません。

しかし、ネットをしているときにwordやexcelなどms office形式のファイルで公開されている情報を見かけます。
これらワードやエクセル形式のファイルは、マイクロソフトオフィスをインストールしていないとそのままでは見ることができません。

そこで調べてみたら、Microsoft officeをインストールしていなくてもoffice形式のファイルを見ることができる方法がありました。
マイクロソフトのサイトで無料で公開されている、オフィスビューワー(office viewer)というソフトをインストールするとワード(word)やエクセル(excel)、パワーポイント(powerpoint)のファイルが見ることができるようになります。ただし見るだけで編集はできません。

各種のviewerは以h下よりダウンロードできます。

word,excel,powerpointのファイルを見るためにはそれぞれ別のビューワをインストールする必要があります。

「関係の空気」 「場の空気」 冷泉 彰彦、の感想

JMMの寄稿者、冷泉彰彦さんの著書「関係の空気」 「場の空気」を読みました。

日本の社会に存在する、人間関係の間の「空気」。
冷泉彰彦さんは前半でこれを分析し、後半ではより良い社会にするための具体的提案がしてあります。

一番良かったのは、冷泉彰彦さんの「です、ます」調を使って会話をしよう。という提案。
具体的で、シンプル、かつ誰にでも今すぐ始めることができる方法です。

学校での生徒と先生の会話。
会社での部下と上司の会話。
これらの立場の違う人同士の会話では気をつけないと、対等な会話ができずに閉鎖的な停滞した空気を作り出してしまう。

冷泉彰彦さんが書かれているように「です」「ます」調で会話をすると、お互いに相手を尊重しあった関係性の中で会話をできるから、前向きで生産性のある風通しのよい会話がしやすい。いろんな場面を思い浮かべてみると確かに「です」「ます」を使うことのメリットがたくさんあるのに気づく。

ときどき日本語を勉強している外国人と話していると、ちょっとした言葉の使い方にドキっとすることがある。「アニメ」を見て日本語を覚えた人が、いきなり「お前」と呼びかけてきたり。アニメの中では現実世界の「お前」と微妙に違う使われ方をしているから、相手は悪気無く使っているんだけど、自分自身が言葉使いに敏感に反応することに驚きます。

日本で生活していると、意識しないで日本語を使っているから言葉のことをあまり考えない。けど言葉という物は生活の中で結構大きな影響を与えているような気がしてきている。冷泉 彰彦さんの本「関係の空気」 「場の空気」を読んでそんなことを考えた。

from 911/USAレポート / 冷泉 彰彦
冷泉 彰彦さんのメールは上記サイトで読めます。彼のメールはとても長いのになぜか一気に読んでしまう。

NHKのクールジャパンのという番組にも時々出演して鋭い分析を話されています。

newsweekのプリンストン発 新潮流アメリカ
ニューズウィークにも連載があります。

「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書)
「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書) 冷泉 彰彦

おすすめ平均
stars日本語を切り口にした鋭いビジネス論
stars山本七平先生が泣くのではないか
stars現代日本におけるコミュニケーションのあり方に納得
stars軽い読み物としては面白いが。
starsその場の雰囲気、「空気」に頼らない。

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滝田明日香さんのマサイマラ・レポートが楽しみ

村上龍のJMMを創刊以来購読しています。
その中で何気に楽しみにしているのが「マサイマラ・レポート」。
書いているのはケニア在住の家畜獣医の滝田明日香さん。
自然とか動物とかアフリカに興味があるから読み始めたんですが、旅行で行ったりしたひとと違い、アフリカに住んで仕事をしている人なので現実を見ていて、それでいて動物が好きなのが伝わってくるので好感を持たずにはいられません。一回のメールの分量が少ないので気軽に全部読めるのもいいです。JMMのメインである月曜版は分量が多すぎるから興味があるところだけつまみ読みしています。

JMMで滝田明日香さんが撮影した写真が紹介されていたので見てみたらとても綺麗な写真だったので、パソコンで使っているグーグルサイドバーに「googleデスクトップ写真ガジェット」を入れて、サイトのアドレスを登録し写真がスライドショー形式で表示されるように設定しています。もう何ヶ月もずっと使っています。新しい写真がUpされたら自動で見れるし結構お気に入りの使い方です。新しい写真もコツコツ追加されています。

滝田明日香のサイト「獣の女医 in アフリカ
写真が見れるサイト「dr.asuka’s photostream

本を3冊出版されているようです。彼女の生い立ちにも興味が湧いたので本も読んでみるつもり。アマゾンの感想をみたら、「彼女は日本語教育を小学生くらいまでしか受けてないはずなのに本を書くのが上手い」みたいなことが書いてあった。プロフィールみたら確かにそうみたい。でも、だからこそシンプルで正確な表現をしようと意識し、結果としてわかりやすい文章になっているのかもしれない。JMMのメルマガも凄く読みやすいんですよね。

獣の女医―サバンナを行く
獣の女医―サバンナを行く 滝田 明日香

おすすめ平均
starsサバンナを翔ける情熱がよく伝わってきます。
stars本当の「自然を大切にする」ということは

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晴れ、ときどきサバンナ―私のアフリカ一人歩き (幻冬舎文庫)
晴れ、ときどきサバンナ―私のアフリカ一人歩き (幻冬舎文庫) 滝田 明日香

おすすめ平均
stars行動力がすごい!
starsアフリカにはまる
stars夢を追い求める若者のすがすがしさ
starsアフリカの「匂い」を感じる本

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サバンナの宝箱―獣の女医のどたばたアフリカン・ライフ!
サバンナの宝箱―獣の女医のどたばたアフリカン・ライフ! 滝田 明日香

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stars単なるペット日記じゃん!?
starsとっても素敵な宝箱です

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