「佐藤優」の週間東洋経済の記事、時間を圧縮する

週間東洋経済の佐藤優の記事は毎週読むので、毎週ここにメモを書くことにしよう。
今週の「週刊 東洋経済 2009年 6/6号 」では、読者からの質問が多いという「時間管理」についての話がつづいている。

今回の佐藤優の話は「時間を圧縮する」ということについて。
ロシアでは亡命を防ぐために外国語教育を国内だけでやっていたそうだ、他の国では最初国内で外国語の基本的な教育を受けてあとは海外に留学するというパターンが多いらしい。それでロシアの外国語教育に関わる人に外国語を効率よく身につけさせるノウハウはないかと尋ねると、語学の素質がある人を集めてマンションの一室に閉じ込め、テレビや音楽など生活環境すべてを目的の外国語の環境にして2ヶ月間生活させると大学で語学を専門に勉強して卒業したレベルの語学力が身につくとのこと。これは普通大学卒業程度の時間がかかるものを2ヶ月という期間に「時間を圧縮した」ということ。佐藤優はこれを日本でもやろうとしたが中には頭がおかしくなるような人が出るため上司が人権問題になると言って実行できなかったらしい。

この「時間を圧縮する」ということについて。佐藤優は現在、週一回1時間半、語学学校に通って勉強していて、自分1人で勉強していたら絶対にできない濃密な時間を使えているとのこと。これも時間が圧縮されているからで、佐藤優さんはこのような時間を他の勉強にも使えないかと考えているとのこと。


感想
今週の話は実感として理解できます。自分ひとりでの独学は難しいんですよね。自分の意思の力に頼ろうとすると酷く時間を無駄にすることがある気がします。語学の勉強をするのに家で集中できず語学学校に行って集中できるならそっちの方があきらかに効率がいい。こういう合理的なことは当たり前のようでいて僕自身も実行できていないことがあるので、こうして文字に書くことで少しづつ変えていこう。

「ジャック・ウェルチ わが経営」は案外読みやすい。

「ジャック・ウェルチ わが経営」の単行本がブックオフで100円で叩き売られていたので上下巻とも買って読んでみた。ジャック・ウェルチという人とこの「ジャック・ウェルチ わが経営」という本は前から気になっていたんだけど、バリバリの経営本にはあまり興味がないし、分厚い本なのでずっと手をつけないでいた。

実際に読んでみると、ジャック・ウェルチという人は正直な人のようで本の内容も素直に書いているので面白いです。給料の話やリストラの話などびっくりするくらい合理的に書いているけどそれが下品じゃないんですよね。いくつか面白いエピソードがありますが、もう少しでインターネットに乗り遅れるところだったというエピソードでは、インターネットが登場したころに最初は奥さんがネットにはまっていてそれを横目で見ていたけど最初はタイピングができないからずっと使わないできて、そのうち社員がネット通販を利用している話を耳にするようになり、ジャック・ウェルチ自身がネットを使い始めると、今度は逆にウェルチ自身がネットにはまったと言っていて、自分の失敗談を正直にユーモアを交えて語っているのでさすがだと思いました。もう一つジャック・ウェルチは中国についても語っていて中国のことをポジティブに捉えているのが印象に残った。

ジャック・ウェルチ わが経営(上) (日経ビジネス人文庫)
ジャック・ウェルチ わが経営(上) (日経ビジネス人文庫) ジャック・ウェルチ

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飯野賢治と伊藤穣一のトークとドバイ

http://blog.neoteny.com/eno/
eno blog(飯野賢治のブログ)

上記ブログの右下から飯野賢治と伊藤穣一のトークが聞ける。これ結構面白い。伊藤穣一が引越し先のドバイについて語っています。ドバイの話がこんなに頭に入ってきたのははじめての経験。生の情報を得た人が語っているから話が生き生きとしてる。飯野賢治の話の聞き方も上手。

ドバイって単なる砂上の楼閣というステレオタイプのイメージしか持ってなかったのでハッとさせられた。ただ少し前にNHKでドバイで働く日本人建築家の特集をしていたのを見て当たり前だけどドバイにも多様性があって自分の持っているイメージはただの思い込みじゃんという危険信号は少し感じてた。

伊藤穣一のブログ日本語版はこちら)は時々見るから彼がドバイに引っ越したのは知っていた。伊藤穣一とドバイって意外な組み合わせなのでなんで?と不思議に思ってた。けどこのトークを聞いて納得しました。この人はほんと面白い生き方してる。そのうちアフリカを冒険したいとも言っている、僕もアフリカには興味がある。グローバル化とよく言われるけど、イスラムとアフリカは僕にはちょっと別の世界に見える。正直よくわからない世界。

伊藤穣一を初めて知ったのはたしか村上龍との対談でだと思う。すぐに面白い人だと感じた。坂本龍一とも繋がってた気がする。面白い人は引かれあうジョジョのスタンド使いみたいだ。飯野賢治を知ったのはゲームからで、3DOが登場した頃に興味を引く人がいるなと目に留まったのが飯野賢治だった。3DOは予約して買った。当時高校生の自分には高い買い物だった。ソフトもほとんど発売されずにあっという間に消えてしまった。けどわくわく興奮を感じれて楽しかったのを今でも思い出すことができる。飯野賢治はまたゲーム業界に戻ってきたらしい。ブログ見てると脳や宇宙に興味があるみたい、僕も脳には興味がある。

シャワーで直接に顔を洗うのは肌に良くない

シャワー(特に暖かい温水シャワー)で直接顔を洗うのは肌に良くない。

うすうす気づいていたんですが、最近意識して観察しシャワーを直接顔にあてて顔を洗うのは肌に良くないことに気づきました。特に温度が熱いシャワーだと肌に与える悪影響も大きいようです。シャワーを浴び終わった後に顔を見ると表面が乾燥して肌荒れしているのがわかります。

なぜ肌に良くないかというと(ここからは私の想像)肌を保護するバリアとなる油脂(皮脂?)を取り過ぎるからだと思います。シャワーの水圧は人の意識としては大したことないけど、皮膚の表面が受ける水圧としては相当なものがあるはずです。油は温度が高いほどよく溶けますから、暖かい、もしくは熱いシャワーはさらに破壊力が強くなります。以前肌荒れが酷かったときに行った皮膚科の先生が、ニキビが酷い人は顔を洗いすぎて余計にきびを悪化させることがあると言っていました。温水シャワーで顔を直接洗うのもそれに似てると思うんですよね。顔以外の皮膚は丈夫なのであまり気になりませんが、それでも熱いシャワーを目一杯長時間浴びたときは手足の皮膚の表面も乾燥しているのに気づきます。(顔と体の皮膚の違いについては以前書きました。参照「顔と体の皮膚の違い、なぜ顔の肌より体の皮膚が綺麗なのか?」)

そうはいってもシャワーは便利だから、今は使い方を工夫して利用しています。まず水圧を強くせず水流が弱すぎるんじゃないかというくらいで、温度も熱くなく、少しぬるいくらいで使っています。顔にはちょくせつシャワーを当てないようにし、顔だけは洗面器にぬるま湯を貯めてそれで洗います。そしてだらだらシャーワーを浴びたりせず、シャワーのときは短時間で済ませます。ゆっくり温まりたいときは熱くないぬるま湯のお風呂にゆっくり入るようにしています。

ぬるいお風呂だと、水の温度が低く、シャワーのように高い水圧もかからないので皮脂が取れにくく、肌の表面の汚れだけ優しく取ってくれるので、結局これが一番なんですよね~。

顔と体の皮膚の違い、なぜ顔の肌より体の皮膚が綺麗なのか?

なぜ顔より体の皮膚の方が綺麗なのか?
私は顔の肌は荒れやすいですけど、例えば二の腕やふくらはぎ、首なんかはとても綺麗なんですよね。顔の皮膚も体以外の皮膚と同じような構造になっていればいいのにと思ったことがあります。顔と体の皮膚の違いについて興味を持ったのでちょっと調べて考えてみました。科学者ではないのでどこまで正しいかはわかりません。

まず、顔の皮膚は体の皮膚より薄いそうです、どうして顔の皮膚が体の皮膚より薄いかというと、顔には人間として(動物も同じ)重要なパーツが集まっているからです。例えば口、目、鼻、舌、唇など、そして顔は泣いたり笑ったりして表情を作ったりもします。要するに非常に繊細な働きをするので外の刺激にも敏感でなければならず、そのためには皮膚が薄くないといけないんですね、皮膚が厚いと感覚が鈍くなってしまいます。また皮膚が分厚いと表情を作ることもできません。

しかし皮膚が薄くて敏感ということはそれだけ外からの攻撃に弱いということでもあるから、皮膚を保護するために、油脂などを分泌する皮脂腺が体の他の部位より多くあります。肌が薄く、かつこの油を分泌する腺が多いために顔の肌の環境が悪くなるとニキビができたり、肌荒れしやすくなります。顔以外の皮膚は厚いのでもともと丈夫で皮脂腺も少ないのでトラブルを起こしにくい。

こういう構造を理解すると、顔の肌を綺麗に保つにはどうすればいいかも見えてきます。まず一番大きいのは当たり前ですが健康な生活をすること。次に顔の皮膚は薄くて弱く、その弱さを皮脂腺からの油で保護し補っているから、できるだけ顔の肌はやさしく扱う、顔の油を落としすぎない。これにつきると思います。